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アルテラ、28nm「Arria V FPGA」の出荷開始 〜多様な要件に対応する28nm製品ポートフォリオを予定通りに出荷〜




・10.3125Gbpsトランシーバを、最も低い消費電力で実現するミッドレンジFPGA。
 ワイヤレス機器、放送機器、防衛機器アプリケーションに最適化

アルテラ・コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO兼会長:ジョン・デイナ、日本法人:東京都新宿区西新宿、代表取締役社長:日隈 寛和、NASDAQ:ALTR、以下、アルテラ)は、米国時間11月29日(日本時間11月30日)、28nm「Arria(R) V FPGA」の出荷開始を発表しました。

Arria V デバイスは、10.3125Gbpsトランシーバ技術を活用しており、現在市場で提供されているFPGAの中で、最も消費電力が低いミッドレンジFPGAです。Arria V ファミリの革新的な機能により、ワイヤレス機器、放送機器、防衛機器市場の次世代システムにおける、低消費電力、高いバンド幅、低コストといった多様な要件に対応することが可能となります。Arria V デバイスは、2011年の年初に出荷開始されたStratix(R) V ファミリに続く、アルテラの28nm製品ポートフォリオとして2番目の製品ファミリであり、「顧客の多様なデザイン・ニーズに応える最適化したデバイスを提供する」というアルテラの姿勢を示すものです。

Arria V ファミリは、TSMC社の28nm Low-Power(LP)プロセス技術を使用して開発されており、ミッドレンジFPGAファミリの中で最も低いトータル消費電力、スタティック消費電力、およびトランシーバ消費電力を提供します。消費電力は前世代に比べて、最大40%低く抑えています。また、同ファミリは、同等クラスのFPGAと比較して、スタティックおよびトランシーバ消費電力を半分にまで低減させています。同ファミリは、アルテラのトランシーバ技術における実証済みのリーダーシップと、同社の第6世代トランシーバIPを活用することで、100mWの消費電力で10.3125Gbpsのデータ・レートを実現するよう最適化されています。Arria V FPGAの内蔵トランシーバ技術を紹介するビデオ「Arria V FPGAの6.325および10.3125Gbpsトランシーバ」は、アルテラのWebサイト( www.altera.co.jp/b/arria-v-fpga.html )にてご覧いただけます。

通信ネットワーク向けインフラストラクチャ・ソリューションの世界的リーダー企業であるCommScope社などの企業は、次世代4Gワイヤレス・ネットワークで求められる高性能と低消費電力における最適なバランスを得るために、アルテラのデバイスを活用しています。

CommScope社のエンジニアリング・フェローのカーマイン・パガーノ(Carmine Pagano)氏は、「当社が次に開発するリモート無線ヘッドとアクティブ・アンテナ・システムに最適なソリューションとして複数のデバイスを検証した結果、アルテラのArria V FPGAが、当社の必要とする高性能と低消費電力を兼ね備えながら、価格に厳しい市場において最大の価値をもたらすことから、同デバイスの採用を決めました。アルテラから入荷完了したArria V デバイスにより、高いバンド幅、優れた消費電力効率、高い費用対効果を兼ね備えた4Gワイヤレス・インフラストラクチャ製品を開発することができ、当社のお客様は全体の投資および運用経費を削減しながら、最良のワイヤレス受信可能エリアとサービス品質を提供できるようになりました」と述べています。

アルテラ のプロダクト・マーケティング担当シニア・ディレクタのパトリック・ドーシー(Patrick Dorsey)は、「当社のArria V アーキテクチャ、IP、および開発ツールと、TSMC社の28LPプロセス技術が組み合わせられることで、当社の顧客はコスト、消費電力、性能の最適なバランスを実現できます。Arria V ファミリはワイヤレス機器、放送機器、防衛機器アプリケーションにおける特徴的なニーズを満たすべく設計されているため、顧客自身のアプリケーションにおいて、最も高いワット当り性能を達成できます」と述べています。

【Arria V FPGAについて】
Arria V ファミリは、リモート無線ユニット、映像スタジオ・ミキサ、10G/40Gラインカードなどのアプリケーションに最適化されています。Arria V ファミリは、GX、GT、SX、STの4種類のバージョンで構成され、最大50万3,000ロジック・エレメント(LE)相当のロジック容量と最大10.3125Gbpsで動作するトランシーバを内蔵し、オプションでエンベデッド・デュアルコアARM(R) Cortex(TM)-A9 MPCore(TM)プロセッサを搭載できることから、開発者のニーズに合った最適なデバイスを選択することができます。

【特有のデザイン・ニーズに応えるアルテラの28nm製品ポートフォリオ】
アルテラの28nm製品ポートフォリオは、顧客の多様なデザイン・ニーズに応える、業界で最も包括的なデバイス・オプションを提供します。同ポートフォリオは、Arria V、Cyclone(R) V、Stratix V FPGAファミリ、およびHardCopy(R) V ASICファミリで構成され、明確に差別化されたソリューションを提供します。プロセス技術、アーキテクチャ、トランシーバ技術、ハードIPブロックへの継続的な投資により実現した同ポートフォリオにより、コスト、性能、低消費電力における特定のニーズを満たした製品を、少ない時間と労力で開発することができます。アルテラの28nm製品ポートフォリオの詳細情報は、アルテラのWebサイト( www.altera.co.jp/28nmportfolio )をご覧ください。

【出荷時期】
Arria V FPGAは、現在ソフトウェア上で開発することができます。エンジニアリング・サンプル(ES)は本日より出荷開始されています。Arria V FPGAの詳細情報は、アルテラの販売代理店にお問い合わせいただくか、アルテラのWebサイト( www.altera.co.jp/arriav )をご覧ください。

【アルテラ・コーポレーションについて】
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988年に NASDAQ に上場しました。FPGA / CPLD、ASICなど、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジー・リーダーとして高成長を続け、顧客企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は1990年に設立されました。顧客志向のソリューションが高く評価され、日本における PLD 市場でトップシェアを維持しています。
アルテラに関する詳細情報は、同社Webサイト( www.altera.co.jp )をご覧ください。Facebook、RSS、Twitterでも情報提供を行っています。

・ALTERA, ARRIA, CYCLONE, HARDCOPY, MAX, MEGACORE, NIOS, QUARTUS, STRATIXの製品名ならびにロゴは、アルテラ・コーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。商標またはサービス・マークとして記載されている製品名ならびにロゴはすべて、http://www.altera.com/legal に記載されているとおり、各所有企業に帰属します。  
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