映画「鴨川ホルモー」を手掛けた脚本家は、歴史時代小説界における期待の新人!?経塚丸雄の新作『維新の羆撃ち』が発売!本作で描きたかったもの、第6回歴史時代作家クラブ賞新人賞受賞時の心境などを語る
[17/08/24]
提供元:PRTIMES
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旬な作家の意外な素顔が・・・?旭屋書店「本TUBE」ピックアップ本、著者出演インタビュー企画!【旭屋書店主催イベント:著者出演インタビュー】
旭屋書店では、9月24日から各店舗で“脚本家出身の小説家が書いた注目の一冊"にて、作家・経塚丸雄の新刊『維新の羆撃ち』をご紹介&本書をフィーチャーした『本TUBEニュース』コーナーを設置!連動して、1億人の本と本屋の動画投稿サイト「本TUBE」のスペシャル企画、ピックアップ本の著者への直接インタビューも開催!今回は、『維新の羆撃ち』発売を記念し、経塚さん自身に、作品についてじっくりと語っていただきました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/13301/38/resize/d13301-38-357051-1.jpg ]
◆本編再生はコチラ!
http://www.hon-tube.com/pc/movie.php?movieid=2056
旭屋書店では、経塚丸雄さんの新刊『維新の羆撃ち』をピックアップし、著者インタビューを実施した。経塚さんは脚本家として、「鴨川ホルモー」や第25回城戸賞入選の「連弾」などの映画作品を担当。2016年に刊行された、初の時代小説『旗本金融道 銭が情けの新次郎』が第6回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞し、人気シリーズ化されたことでも話題になっている。新刊『維新の羆撃ち』は江戸末期の戊辰戦争・箱館戦争を背景に、全てを失い“羆撃ち”となった男が、人として再生していく本格時代小説。歴史、ハンティング、クマと、要素が盛り沢山の本作について話を伺ってみた。
「リサーチのために、本をいっぱい読みましたね。一番後ろのページに、参考文献が載っています。ハンティングの場面展開も、本で読んで繋ぎ合わせました。それにしても、クマは賢いですね。羆撃ちに使える犬は20頭に1頭くらいで、非常にずる賢いんですが、それをクマが出し抜く。犬のエリートよりも、クマのほうが賢いんです。賢い動物は怨念も持つから、執念深く来ます。ハンターが打ち損じて逆襲された時、クマはハンターの顔を潰すんですよ。」
主人公も誰もがつい応援したくなるような魅力的なキャラクターだが、どのように生まれたのだろうか?
「元々シナリオライターの出身なので、漫画もそうかもしれないけどキャラを立てないと企画書が通らないんですよ。キャラが立つようにと最初から考えていた設定はありましたが、書き進めていくうちに修正した要素もけっこうありました。」
キャラ設定へのこだわりからも分かるように、歴史物というよりは、一人の男が再生していく話を書きたかったという経塚さんは、本書を“魂の救済の書”と表現している。とはいえ、堅苦しいトーンではなく、アクションシーンや女性との関わりも描いたエンターテインメント性あふれる一冊として仕上がっている。
[画像2: https://prtimes.jp/i/13301/38/resize/d13301-38-984536-0.jpg ]
ちなみに、1巻が第6回歴史時代作家クラブ新人賞を受賞した『旗本金融道』についても語っていただいた。
「シルバーの時代小説ファンのお父さんたちという、小さなところを訴求対象にした作品だったので、そんなに評価されるとは思ってなかったです。ただし、他の賞よりも嬉しかったのは、同業者の方に褒められたということ。同業者ってある意味ライバルじゃないですか。その人たちが、『こいつの本だったらいいんじゃない』って言ってくれたのが、後から考えると嬉しかったですね。」
『旗本金融道』はタイトルから想起するような金融の話というよりは、どちらかというと人情を描いた作品であったが、その辺りはどう意識されたのだろうか?
「人情、剣劇、笑いがある作品に仕上がっています。金融の仕組みを書くのは難しいし、読んでいる人が『うるさいな』と感じるかなと思いました。でも同時に、お金の持っている汚さとか、銭ゲバの人、あるいは守銭奴の人の滑稽さは十全に入れている。そういう意味での金融道として読んでいただければ、タイトルとの齟齬はないのかなと思います。」
江戸の侍といえば高い地位にもかかわらず、260年間金銭的に豊かになることはなく、物価だけが上がっていくため辛かったという。そういったリアルな時代背景も楽しめる作品となっている。入り組んだ幕末を、様々な人物の立場や行動を描くことによって時代物としての幅を広げ、更には秀逸な人間描写が非常に魅力的な経塚作品。作家としては“新人”ということになるが、全くそうは思わせない見事な表現力は、群雄が割拠する時代小説界の新たなエースといっても過言ではない。
[画像3: https://prtimes.jp/i/13301/38/resize/d13301-38-919132-3.jpg ]
単行本: 253ページ
出版社: 河出書房新社
※店舗によりコーナー名表記・開催日程が異なる可能性がございます。予めご了承下さい。
[画像4: https://prtimes.jp/i/13301/38/resize/d13301-38-335590-2.jpg ]
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旭屋書店では、経塚丸雄さんの新刊『維新の羆撃ち』をピックアップし、著者インタビューを実施した。経塚さんは脚本家として、「鴨川ホルモー」や第25回城戸賞入選の「連弾」などの映画作品を担当。2016年に刊行された、初の時代小説『旗本金融道 銭が情けの新次郎』が第6回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞し、人気シリーズ化されたことでも話題になっている。新刊『維新の羆撃ち』は江戸末期の戊辰戦争・箱館戦争を背景に、全てを失い“羆撃ち”となった男が、人として再生していく本格時代小説。歴史、ハンティング、クマと、要素が盛り沢山の本作について話を伺ってみた。
「リサーチのために、本をいっぱい読みましたね。一番後ろのページに、参考文献が載っています。ハンティングの場面展開も、本で読んで繋ぎ合わせました。それにしても、クマは賢いですね。羆撃ちに使える犬は20頭に1頭くらいで、非常にずる賢いんですが、それをクマが出し抜く。犬のエリートよりも、クマのほうが賢いんです。賢い動物は怨念も持つから、執念深く来ます。ハンターが打ち損じて逆襲された時、クマはハンターの顔を潰すんですよ。」
主人公も誰もがつい応援したくなるような魅力的なキャラクターだが、どのように生まれたのだろうか?
「元々シナリオライターの出身なので、漫画もそうかもしれないけどキャラを立てないと企画書が通らないんですよ。キャラが立つようにと最初から考えていた設定はありましたが、書き進めていくうちに修正した要素もけっこうありました。」
キャラ設定へのこだわりからも分かるように、歴史物というよりは、一人の男が再生していく話を書きたかったという経塚さんは、本書を“魂の救済の書”と表現している。とはいえ、堅苦しいトーンではなく、アクションシーンや女性との関わりも描いたエンターテインメント性あふれる一冊として仕上がっている。
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ちなみに、1巻が第6回歴史時代作家クラブ新人賞を受賞した『旗本金融道』についても語っていただいた。
「シルバーの時代小説ファンのお父さんたちという、小さなところを訴求対象にした作品だったので、そんなに評価されるとは思ってなかったです。ただし、他の賞よりも嬉しかったのは、同業者の方に褒められたということ。同業者ってある意味ライバルじゃないですか。その人たちが、『こいつの本だったらいいんじゃない』って言ってくれたのが、後から考えると嬉しかったですね。」
『旗本金融道』はタイトルから想起するような金融の話というよりは、どちらかというと人情を描いた作品であったが、その辺りはどう意識されたのだろうか?
「人情、剣劇、笑いがある作品に仕上がっています。金融の仕組みを書くのは難しいし、読んでいる人が『うるさいな』と感じるかなと思いました。でも同時に、お金の持っている汚さとか、銭ゲバの人、あるいは守銭奴の人の滑稽さは十全に入れている。そういう意味での金融道として読んでいただければ、タイトルとの齟齬はないのかなと思います。」
江戸の侍といえば高い地位にもかかわらず、260年間金銭的に豊かになることはなく、物価だけが上がっていくため辛かったという。そういったリアルな時代背景も楽しめる作品となっている。入り組んだ幕末を、様々な人物の立場や行動を描くことによって時代物としての幅を広げ、更には秀逸な人間描写が非常に魅力的な経塚作品。作家としては“新人”ということになるが、全くそうは思わせない見事な表現力は、群雄が割拠する時代小説界の新たなエースといっても過言ではない。
[画像3: https://prtimes.jp/i/13301/38/resize/d13301-38-919132-3.jpg ]
単行本: 253ページ
出版社: 河出書房新社
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