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新規事業カーブアウトの推進へ。ドリームインキュベータ、アスタミューゼと連携。

東大IPC、カーブアウトベンチャー創出育成支援で株式会社ドリームインキュベータとアスタミューゼ株式会社と連携

東大IPCは、株式会社ドリームインキュベータとアスタミューゼ株式会社のコンサルティング活動と、東京大学周辺でのオープンイノベーション活動の推進を目的とするAOI1号ファンドによる投資活動を連携させることで、カーブアウトベンチャー創出育成支援を促進させます。




[画像: https://prtimes.jp/i/25017/39/resize/d25017-39-951640-0.png ]


東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(本社:東京都文京区本郷、代表取締役社長大泉克彦、以下「東大IPC」)、ビジネスプロデュースおよびファイナンス・プロデュースに取り組む株式会社ドリームインキュベータ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長山川隆義、以下「DI」)、世界80ヵ国の新技術や新製品、投資情報などのイノベーションキャピタルデータベースを持つアスタミューゼ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長永井歩)は、この度カーブアウトベンチャー創出育成支援に関して協業することで合意しました。


近年注目される「カーブアウト」

従来カーブアウトは、不採算事業の切り出しなどで利用されていましたが、ここ数年、様々な企業での新規事業への取り組みが加速し、オープンイノベーションに対する関心も高まる中、新規事業の成長プロセスの手段として、MBOやカーブアウトの検討が増加しています。直近では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で多くの産業が影響を受ける中、近年活発化してきた新規事業への投資が止まり、有望事業であっても切り出しにより社外での成長を図る、通常の事業整理とは意味合いの異なるカーブアウトの活用が増えていくことが予想されます。

これらの社会変化に対し、東大IPCは、2020年1月にAOI1号ファンドを設立し、投資を開始。AOI1号ファンドは、東京大学周辺でのオープンイノベーション活動の推進を目的とするもので、各業界のリーディングカンパニーと連携した新会社設立やカーブアウトベンチャー、および彼らのアセットを有効活用するベンチャーへの投資を通じ、新たな分野におけるオープンイノベーションの成功事例創出を目指します。今回の協業は両社のコンサルティング活動とAOI1号ファンドによる投資活動を連携させることで、各々単独では困難なカーブアウトベンチャー創出育成支援を実現します。


カーブアウト事業の発掘から成長支援まで

ベンチャーの資金調達・M&A及び新規事業等のカーブアウト実行支援等に長けたDIおよびデータ解析力・ノウハウを活用して企業が持つ技術の棚卸や整理することに長けたアスタミューゼと連携し、東大IPCは外部の経営資源活用が有効なカーブアウト対象事業の発掘、検討を行います。また東大との共同研究など産学連携活動の枠組みと本ファンドによる投資により成功確度を高められる事業へ、積極的に支援と投資検討を行います。


東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)について

東大IPCは、東京大学周辺のイノベーション・エコシステム拡大を担うべく、国立大学法人東京大学の100%出資で設立された投資事業会社です。文部科学省の官民イノベーションプログラム(国立大学に対する出資事業)からスタートした本事業は、ファンドオブファンズやVCとの協調直接投資、さらには、ジョイントベンチャー、カーブアウトなどに前衛的に取り組むことで、民間のベンチャー投資の活性化を目指しています。さらに、独創的な研究開発に挑戦し、産業創出を目指す企業を増やしていくために、オープンイノベーション活動を推進。プレシードを支援する1stRoundでは、大手パートナー企業と連携したインキュベーションプログラムを実施するなど、プレシードからミドルレイヤーまでそれぞれの成長段階フェーズにおいての支援体制を構築しています。


株式会社ドリームインキュベータ(DI)について

ドリームインキュベータ(DI)は、戦略コンサルティングスキルという、ビジネスにおける最も普遍的で有益な根源的スキルと、インキュベーションで培われる”リアル”かつ”当事者”的な経営力を融合することにより、そのスキルを顧客企業へのサービス展開だけでなく、社会のあり方を変え、日本経済を元気にする“ビジネスプロデュース”に取り組んでいます。
2019年4月より新たにプライベート・キャピタルグループを発足、同年12月には1千億円超の事業創造を目指す起業家のファイナンス戦略をプロデュースする「ファイナンス・プロデュース」事業を始動しました。


アスタミューゼ株式会社について

世界80か国以上の新事業、新製品/サービス、新技術/研究、特許情報などを、独自に定義した136の”成長領域”とSDGsに対応した人類が解決すべき105の“社会課題”に分類・分析。約2億件の世界最大級のイノベーションキャピタルデータベースを構築、活用し、未来創造、社会課題解決のための新規事業提案やM&Aのコンサルティング、事業化支援、投資情報の提供、先端技術、専門人材のマッチングを行います。また、新規事業創出支援、ビジネス意思決定支援「ICP(InnovationCapital Pathfinder)」、人材マッチングサービス「SCOPE」などのSaaSモデルとしても提供し、より多くのイノベーション創出を目指しています。


【株式会社ドリームインキュベータエグゼクティブディレクター松井克成氏のコメント】

「日本の大企業等のように管理体制の完成度が高ければ高いほど、傑出した新規事業の種と人材にとって制約が多くなる傾向があるため、自社だけでなく外部の経営資源の活用が突破口になるケースがあります。カーブアウトはいくつかある手法の中でも利害関係者全員の覚悟が問われる手法です。『挑戦者が一番会いたい人になる』ことをミッションに掲げるDIとして、同志である東大IPC・アスタミューゼとともに覚悟ある挑戦者を支援します。」


【アスタミューゼ株式会社代表取締役社長永井歩氏のコメント】

「ベンチャー投資だけでなく東大と各業界リーディングカンパニーのオープンイノベーションの活性化も目的としたファンドを立ち上げられた東大IPC、新規ビジネスとファイナンスの両方の視点をもったDI、という魅力的な両社とご一緒できることを大変嬉しく思います。三社の連携で短期的な事業投資減少の影響を受け、埋もれてしまうかもしれない有望な事業を1つでも多く発掘、支援し、社会課題を解決しうる大きなビジネスに育てていければと考えています。」


【東京大学協創プラットフォーム開発株式会社担当パートナー水本尚宏のコメント】

「AOI1号ファンド設立に併せて、カーブアウト支援実績の豊富なDIさん、東大関連ベンチャーでもあるアスタミューゼさんと連携を発表できたことは、私たちにとって光栄であり非常に嬉しく感じています。DIおよびアスタミューゼの皆様と連携して、切り出された企業内の新規事業の種に対し、アカデミアを含めた外部のリソース提供や支援を行い、ベンチャーとして成功するお手伝いができることを楽しみにしています。東京大学の投資事業会社として、皆様と協力して日本のオープンイノベーションの発展の一翼を担っていきます。」


東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(東大IPC)について

概要  東京大学周辺のイノベーション・エコシステムの発展を目指す投資事業会社
設立  2016年1月
株主  国立大学法人東京大学(100%)
所在地 東京都文京区本郷7-3-1 東京大学南研究棟アントレプレナーラボ261
代表者 代表取締役社長 大泉克彦
URL  https://www.utokyo-ipc.co.jp
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