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トーネットの曲木技術を受け継ぐ日本の専門工房と北欧デザインの融合 「Suppose Chair(サポースチェア)」 「2015年度 グッドデザイン賞」を受賞

 1910年創業の曲木家具製造の秋田木工株式会社(本社:秋田県湯沢市、代表:瀬戸 伸正)が手掛ける「サポースチェア」が2015年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました。




「Suppose Chair サポースチェア」は、元々デンマークの木製家具職人(SE)に向けてデザインされ、デンマークの工房で1999年から2007年まで製造。機械化が難しいために生産が打ち切られていましたが、ヨーロッパでも少なくなったトーネットの曲木技術を受け継いでいる秋田木工でリ・デザインされ、2015年7月よりIDC大塚家具の店舗にて販売を開始しています。今回の受賞では、「国を超えたものづくりのストーリーと精神の繋がりにも大いに賛同し、好感を持った製品」と評価されました。これを契機に、今後も長く愛される家具の提供を続けてま
いります。

● グッドデザイン賞ウェブサイトでの紹介ページ
https://www.g-mark.org/award/describe/42454

グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで55年以上にわたり、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は40,000件以上にのぼります。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞となっています。グッドデザイン賞受賞のシンボルである「Gマーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています[画像1: http://prtimes.jp/i/9231/40/resize/d9231-40-886858-0.jpg ]

[画像2: http://prtimes.jp/i/9231/40/resize/d9231-40-531093-1.jpg ]

                「Suppose Chair」86,400円 (税込) 

秋田木工株式会社とは
1910年創業。100 年以上の歴史を持ち、曲木家具をつくり続ける日本唯一の専門工房「秋田木工」。 熟練した職人達の手によって生み出された曲木家具は、生活に密着した機能性や実用性、そしてその美しさで、不朽のスタイルとしてその存在感を示し続けています。株式会社大塚家具が2006年に子会社化、製品はIDC大塚家具で販売。

グッドデザイン賞受賞展「グッドデザインエキシビション2015(G展)」に出展
10月30日(金)から東京ミッドタウンで開催される「グッドデザインエキシビション2015(G展)」会場で、「サポースチェア」が本年度受賞デザインとして出展されます。

[画像3: http://prtimes.jp/i/9231/40/resize/d9231-40-677935-2.jpg ]
グッドデザインエキシビション2015(G展)
会期:10月30日(金)〜11月4日(水)
会場:東京ミッドタウン(東京都港区六本木) http://www.g-mark.org/meeting             


■商品概要  
                                                 [画像4: http://prtimes.jp/i/9231/40/resize/d9231-40-113735-4.jpg ]

[画像5: http://prtimes.jp/i/9231/40/resize/d9231-40-984155-3.jpg ]




受賞対象名:椅子 [Suppose]
事業名:秋田木工株式会社
分類:生活家具/家庭用照明器具
受賞企業:秋田木工株式会社(秋田県)
受賞番号:15G050454

プロデューサー: 秋田木工株式会社 代表取締役 瀬戸 伸正
ディレクター: 岡崎 基晴
デザイナー: Soren Ulrik Petersen
詳細情報: http://www.akitamokko.jp
発売: 2015年7月 価格: 80,000円 (税別)
販売地域: 国内・海外共通仕様
仕様: ブナ材 W560mm D518mm H760mm SH436.5mm

「suppose Chair」は木材の手曲げ技術によって生み出された、優しく人の体を支える機能と立体的な曲線美を持つ椅子です。工場の効率化や機械化によって一度は生産中止となりましたが、日本の工場に残されていた技術によって再び蘇りました。椅子の本来あるべき機能”優しく快適に人体をサポ-トする機能”という原点に立ち戻り、生産の都合での妥協を排し、三次元に曲げられた部材と、様々な角度で交わる部材同士を接ぐ継手で形づくられています。

■デザインコンセプト
“座ってください”と言っているように人の体を招き入れ優しく受け止める椅子

■意義
近年の椅子のデザインは、生産性を優先した形や構造が追求され“人体を優しく受け止める”という本来の機能がおざなりになっています。その潮流は、伝統的なモノづくりの技術を失ってしまいかねません。supposeはデンマ-クからの実習生と日本の職人が協力して、デンマークの工房で2007年まで製造されていたモデルをリ・デザインした椅子です。ヨ-ロッパでも少なくなりつつある曲木技術の火をたやさないこと。国を超えた技術継承と職人の誇りがこの椅子にいきています。

■創意工夫
「モノ思う姿勢」の時に、後脚・笠木*・背板・座面のバランスが背と腰をサポ-トし、左右の肘脚が手と脚をしっかり受け止めてくれます。 又、手曲げでしか出来ない、前脚から肘掛けにかけての三次元の曲げが不規則な角度で交わる部材同士を接ぐ継ぎ手を作り 、座面はリネンのウェ-ビングテ-プを張ることで軽くすると同時にしっかりした座り心地にしています。
*笠木:椅子の背もたれで一番上部に横渡しされている部分

■デザイナーの想い
効率を優先するがために本来必要な機能が犠牲になるべきではない。経済の発展と共に失われつつある非効率的かつ伝統的な技法によってのみ実現できるものがあります。人の手によって曲げられ削られた木材は量産品にはない暖かさを生み出します。現在は主流ではない手曲げによる椅子づくりの伝統を、本来あるべき椅子の姿をつくり出す一つの方法として見直して欲しいと思います。
Designer Profile : Soren Ulrik Petersen ソーレン・ウルリック・ピーターセン
木工職人として修行を積んだ後、デザインスクールで家具デザインを学び、1991 年に「SUP Design」を設立。デザイナーとしての経歴で多くの賞を受賞。デンマークデザインミュージアムには現役デザイナーでは珍しく作品が常設展示されています。自身が職人でもある事から構造や製造を深く理解し、職人を尊重して共に作品を仕上げていくスタイルで、製造現場からも尊敬されています。2012 年に新宿で開催されたフィン・ユール展の会場デザインも同氏が担当しています。
[画像6: http://prtimes.jp/i/9231/40/resize/d9231-40-683759-5.jpg ]
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