ダブレット・ラボが水彩スケッチツール「w-lette」の製造にプロトラブズの射出成形サービスを採用
[17/02/28]
提供元:PRTIMES
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―個人によるアイデアの商品化を後押しするプロトラブズのオンデマンド受託製造サービス―
プロトラブズ合同会社 (本社:神奈川県座間市、社長 トーマス・パン、以下プロトラブズ)、は本日、株式会社 ダブレット・ラボ(本社:神奈川県秦野市、代表取締役 門脇信夫、以下ダブレット・ラボ)が開発した水彩スケッチツール「w-lette」の製造において、プロトラブズの射出成形サービスを採用したことを発表しました。
w-letteは、従来スケッチをする際に画板とパレットを両手で同時に持つことの負担を解消する携帯用のスケッチツールで、透視パネル、水彩パレット、絵具、筆記用具向けのホルダーを一体化しています。付属の透視パネルは画家のヴァン・ゴッホも初期に取り入れていたピクチャープレーンとして機能します。風景を透かして直接パネルに描くことで、スケッチで一番難しいとされている「構図」と「透視図法」を初心者でも簡単にとることができます。
w-letteは、ダブレット・ラボの代表を務める門脇信夫氏がほぼ一人で開発を担いました。門脇氏は長年建築設計の完成予想図の作成を手がけてきましたが、本格的なものづくりに携わった経験はありませんでした。門脇氏は
市販のソフトウェアやインターネットサービスを独学で駆使し、着想から5年の歳月をかけてアイデアの商品化を実現。株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営するクラウドファンディングサービス
「Makuake」を通じてw-letteへの資金調達にも成功し、w-letteの水彩パレット2,000個の製造において
プロトラブズの射出成形サービスを採用しました。
w-letteの開発過程
ダブレット・ラボの門脇氏は建築デザインに携わる一方で、趣味として風景画を楽しみ、神奈川県秦野市では
スケッチ教室も運営してきました。その指導のなかで、野外で使用するスケッチ用具の改善を思い立ち、
2011年にw-letteの原点となる製品のラフスケッチを書き上げ、試作品の開発に着手しました。
初期の試作品は粘土、発砲スチロールやプラパネルを切り貼りした立体模型がベースとなりました。実際に
スケッチ教室の塾生に使用してもらいながら感想を集め、その後は10種類にもおよぶ試作品を木と粘土で手作り
した木型を使って製作するなど、試行錯誤を重ねました。デザインの改良により、絵具を入れた際のパレットの
安定性、利き手が左右どちらでも使える利便性といった点を改善し、2016年に最終製品を意識したモデルが完成します。
新商品のプロモーションを兼ね、量産に向けた資金をクラウドファンディングサービス「Makuake」で募集したところ、当初目標としていた50万円を上回る74万円を計120人から集うことに成功しました。試作品の最終
モデルには3Dプリント出力サービスを利用しましたが、実際の商品2,000個の量産には3Dプリントでは当然
コストが見合わず、複数の射出成形サービスを検討した結果、プロトラブズのサービスを採用することを決断しました。
プロトラブズを選択した理由
製品の量産にあたり、プロトラブズの射出成形サービスを採用した決め手として、門脇氏はICTを駆使した同社
独自のWeb見積りシステムを高く評価し、次のように述べています。「プロトラブズのWeb見積りシステムは、設計データをアップロードするだけで明瞭な製造コストをすばやく確認できるため、個人でも気軽に利用でき
非常に便利です。」また、金型を用いる射出成形では、ヒケやソリを考慮するなど、設計において3Dプリント
出力にはなかった独特の難しさが発生します。この課題に直面した際も、プロトラブズのWeb見積りと併せて提供される無料の製造性解析が有効活用されました。
門脇氏は二つ目の採用理由としてプロトラブズの人的サポートを挙げています。CADソフトをはじめ、数々の
ツールを習得してきた門脇氏ですが、最終製品を射出成形で製造するにあたり、まず設計データを特定のファイル形式に変換する必要がありました。この課題に対してはプロトラブズから国内の「設計支援パートナー」を紹介され、量産に向けた迅速なデータ変換が実現しています。さらに、最後の改良ポイントとして、プラスチックの肉抜きによりパレットの軽量化を図った際にも、設計に関する的確なアドバイスをプロトラブズから受けました。
門脇氏は次のように述べています。「個人からすれば金型や射出成形の費用は決して小さくありません。しかし、製造のアドバイスや設計の修正サポート、アフターケアなどをトータルに考えた場合、プロトラブズのサービスは大変リーズナブルだと思います」
今後の製品開発について
ダブレット・ラボでは、今後w-lette向けのオプションパーツや後継機の開発を検討しています。また、今回
培ったものづくりのノウハウを活用し、新たな画材の企画も絵画教室の参加者と共同で進める予定です。
プロトラブズに対しては、開発から量産までワンストップのサービスを希望しており、国内における3Dプリント出力サービス提供開始に期待を寄せています。
ご賛同文
今回の発表に伴い、株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング、取締役の木内 文昭様より
ご賛同文を頂戴しています。
「ダブレット・ラボ様が開発したw-letteはこれまでありそうでなかった商品で、100人を超える方々からの支援が集まり、見事目標金額を大きく超える金額を集められました。弊社ではMakuakeを通じて個人や企業の
アイデアを世に問い、集まったユーザーと共創しながらよりよい商品を作っていくという新しいものづくりの形を増やしていきたいと思っています。」
以上
プロトラブズについて
プロトラブズはICTを駆使した独自のデジタル マニュファクチャリング システムにより、カスタムパーツの試作から小ロット生産をオンデマンドかつ画期的な速さで受託製造する会社です。最先端のICTテクノロジーを最大限に駆使することにより、CNC切削加工、射出成形パーツを数日で製作します。国内では2,300社様以上が利用しており、日本全国の製品開発者に、他に類を見ない早さでパーツを入手できるという価値をお届けしています。
プロトラブズに関する詳細は、http://www.protolabs.co.jp をご参照下さい。プロトラブズの会社概要は、
http://www.protolabs.co.jp/about で確認いただけます。
報道関係者お問合せ先
[表: https://prtimes.jp/data/corp/2818/table/45_1.jpg ]
プロトラブズ合同会社 (本社:神奈川県座間市、社長 トーマス・パン、以下プロトラブズ)、は本日、株式会社 ダブレット・ラボ(本社:神奈川県秦野市、代表取締役 門脇信夫、以下ダブレット・ラボ)が開発した水彩スケッチツール「w-lette」の製造において、プロトラブズの射出成形サービスを採用したことを発表しました。
w-letteは、従来スケッチをする際に画板とパレットを両手で同時に持つことの負担を解消する携帯用のスケッチツールで、透視パネル、水彩パレット、絵具、筆記用具向けのホルダーを一体化しています。付属の透視パネルは画家のヴァン・ゴッホも初期に取り入れていたピクチャープレーンとして機能します。風景を透かして直接パネルに描くことで、スケッチで一番難しいとされている「構図」と「透視図法」を初心者でも簡単にとることができます。
w-letteは、ダブレット・ラボの代表を務める門脇信夫氏がほぼ一人で開発を担いました。門脇氏は長年建築設計の完成予想図の作成を手がけてきましたが、本格的なものづくりに携わった経験はありませんでした。門脇氏は
市販のソフトウェアやインターネットサービスを独学で駆使し、着想から5年の歳月をかけてアイデアの商品化を実現。株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営するクラウドファンディングサービス
「Makuake」を通じてw-letteへの資金調達にも成功し、w-letteの水彩パレット2,000個の製造において
プロトラブズの射出成形サービスを採用しました。
w-letteの開発過程
ダブレット・ラボの門脇氏は建築デザインに携わる一方で、趣味として風景画を楽しみ、神奈川県秦野市では
スケッチ教室も運営してきました。その指導のなかで、野外で使用するスケッチ用具の改善を思い立ち、
2011年にw-letteの原点となる製品のラフスケッチを書き上げ、試作品の開発に着手しました。
初期の試作品は粘土、発砲スチロールやプラパネルを切り貼りした立体模型がベースとなりました。実際に
スケッチ教室の塾生に使用してもらいながら感想を集め、その後は10種類にもおよぶ試作品を木と粘土で手作り
した木型を使って製作するなど、試行錯誤を重ねました。デザインの改良により、絵具を入れた際のパレットの
安定性、利き手が左右どちらでも使える利便性といった点を改善し、2016年に最終製品を意識したモデルが完成します。
新商品のプロモーションを兼ね、量産に向けた資金をクラウドファンディングサービス「Makuake」で募集したところ、当初目標としていた50万円を上回る74万円を計120人から集うことに成功しました。試作品の最終
モデルには3Dプリント出力サービスを利用しましたが、実際の商品2,000個の量産には3Dプリントでは当然
コストが見合わず、複数の射出成形サービスを検討した結果、プロトラブズのサービスを採用することを決断しました。
プロトラブズを選択した理由
製品の量産にあたり、プロトラブズの射出成形サービスを採用した決め手として、門脇氏はICTを駆使した同社
独自のWeb見積りシステムを高く評価し、次のように述べています。「プロトラブズのWeb見積りシステムは、設計データをアップロードするだけで明瞭な製造コストをすばやく確認できるため、個人でも気軽に利用でき
非常に便利です。」また、金型を用いる射出成形では、ヒケやソリを考慮するなど、設計において3Dプリント
出力にはなかった独特の難しさが発生します。この課題に直面した際も、プロトラブズのWeb見積りと併せて提供される無料の製造性解析が有効活用されました。
門脇氏は二つ目の採用理由としてプロトラブズの人的サポートを挙げています。CADソフトをはじめ、数々の
ツールを習得してきた門脇氏ですが、最終製品を射出成形で製造するにあたり、まず設計データを特定のファイル形式に変換する必要がありました。この課題に対してはプロトラブズから国内の「設計支援パートナー」を紹介され、量産に向けた迅速なデータ変換が実現しています。さらに、最後の改良ポイントとして、プラスチックの肉抜きによりパレットの軽量化を図った際にも、設計に関する的確なアドバイスをプロトラブズから受けました。
門脇氏は次のように述べています。「個人からすれば金型や射出成形の費用は決して小さくありません。しかし、製造のアドバイスや設計の修正サポート、アフターケアなどをトータルに考えた場合、プロトラブズのサービスは大変リーズナブルだと思います」
今後の製品開発について
ダブレット・ラボでは、今後w-lette向けのオプションパーツや後継機の開発を検討しています。また、今回
培ったものづくりのノウハウを活用し、新たな画材の企画も絵画教室の参加者と共同で進める予定です。
プロトラブズに対しては、開発から量産までワンストップのサービスを希望しており、国内における3Dプリント出力サービス提供開始に期待を寄せています。
ご賛同文
今回の発表に伴い、株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング、取締役の木内 文昭様より
ご賛同文を頂戴しています。
「ダブレット・ラボ様が開発したw-letteはこれまでありそうでなかった商品で、100人を超える方々からの支援が集まり、見事目標金額を大きく超える金額を集められました。弊社ではMakuakeを通じて個人や企業の
アイデアを世に問い、集まったユーザーと共創しながらよりよい商品を作っていくという新しいものづくりの形を増やしていきたいと思っています。」
以上
プロトラブズについて
プロトラブズはICTを駆使した独自のデジタル マニュファクチャリング システムにより、カスタムパーツの試作から小ロット生産をオンデマンドかつ画期的な速さで受託製造する会社です。最先端のICTテクノロジーを最大限に駆使することにより、CNC切削加工、射出成形パーツを数日で製作します。国内では2,300社様以上が利用しており、日本全国の製品開発者に、他に類を見ない早さでパーツを入手できるという価値をお届けしています。
プロトラブズに関する詳細は、http://www.protolabs.co.jp をご参照下さい。プロトラブズの会社概要は、
http://www.protolabs.co.jp/about で確認いただけます。
報道関係者お問合せ先
[表: https://prtimes.jp/data/corp/2818/table/45_1.jpg ]