デジタル化に成功したマンガ業界。マンガアプリ利用が2年で約1.5倍!専用端末を必要とせず気軽に楽しめる漫画アプリが成功のカギか。かつての「集める」から「消費へ」。ニーズの変化にも対応。
[17/04/27]
提供元:PRTIMES
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フラー株式会社では、スマートフォンで使用されているアプリの実際の起動回数・時間を調査・分析するサービス「App Ape(アップエイプ)」を提供しています。
近年低迷する印刷業界にもれずコミック誌も印刷部数を落としていますが、マンガジャンルではアプリが2014年からの2年間で1.5倍になっていることがわかりました。他の出版物と異なり専用端末を必要としないスマートフォンアプリという形式が、紙からデジタル化へのカギではないかと考えられます。
【コミック誌の印刷部数の低迷とスマホ漫画アプリの起動率上昇】
一般社団法人 日本雑誌協会 によると、コミック誌1号あたりの印刷部数は2013年からの3年間で約25%も減少し、発行しているコミック誌自体の休刊、廃刊も相次いでいます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/5362/54/resize/d5362-54-806078-0.jpg ]
※一般社団法人 日本雑誌協会 印刷部数公表データより、少年向けコミック誌、男性向けコミック誌、少女向けコミック誌、女性向けコミック誌の数値を合計。
フラー株式会社が提供する「App Ape」にて、マンガアプリがスマートフォンで起動されている起動率(調査対象ユーザーにおけるマンガアプリ起動ユーザーの割合)を調べたところ、2013年11月から2016年末にかけて、約1.5倍に増加していることがわかりました。波はあるものの起動率の極端な減少が見られず総じて右肩上がりのグラフになっていることから、マンガジャンルのアプリ自体が受け入れられていると考えられます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/5362/54/resize/d5362-54-874276-1.jpg ]
※ 月間起動回数3万回以上のアプリのうち、コミックカテゴリ内のマンガジャンルと特定できるものを集計
※ マンガアプリの起動率 App Ape調べ
【考察:コスト軽減を狙う出版社のデジタル化推進と、ユーザー側の手軽さがマッチしたか】
印刷業界全般で出版部数の低迷してもデジタル化が進んでいるとは言い難い状況にある中で、マンガジャンルは順当にスマホアプリの利用者数を増やしており、App Apeで調査可能な実際の利用状況でも増加を確認できます。
スマホアプリの場合、他出版物にありがちな専用端末を用意する必要もないためコストがかからないだけでなく、「雑誌のように他の人から何を見ているか一目瞭然にならない」「読んだ後の処分に困らない」「満員電車などでも少ないスペースで読むことが出来る」など、ユーザーにも多くのメリットがあります。また近年の傾向として、音楽業界にもみられるように、物品としてコレクションする「所持」からその価値だけを享受する「消費」へと、消費者のニーズが変化していることも要因として考えられます。
【100,000 人のスマートフォン利用状況がわかるApp Apeとは?】
スマホアプリビジネスをサポートするアプリ分析プラットフォーム。アプリマーケットのマクロな市場データや、国内において最大規模のサンプル母数をほこる100,000 人のスマートフォン利用状況を基にしたユーザーの利用データを提供。ユーザーの性別、年齢、時間帯別の利用データなど、細かいミクロの市場データ分析も可能。これまで2,000社以上の企業様にご利用いただいております。
[画像3: https://prtimes.jp/i/5362/54/resize/d5362-54-275515-2.jpg ]
ここでしか見れない、アプリ市場の調査結果をお届け。http://lab.appa.pe/
100,000 人のスマートフォン利用状況がわかる。 https://appa.pe/index.html
【提供元:フラー株式会社】 http://fuller-inc.com
本社 〒277-0871 千葉県柏市若柴178番地4 柏の葉キャンパス148街区2 KOIL
設立日 2011年11月15日
代表取締役 COO 櫻井 裕基
事業内容 「スマートフォンアプリ分析支援事業」と「スマートフォンアプリ開発支援事業」