保育の仕事は好き!給料アップで保育士は増える?現場の声からわかる改善点
[16/03/30]
提供元:PRTIMES
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保育士の給料引き上げにより、保育士不足は解消されるのでしょうか?ほいくみーでは、保育士を続ける・復職するためにはどのような改善が必要か、保育士を中心とした117名の皆さまにアンケートを行いました。
<明日の保育がもっと楽しくなるサイト>をコンセプトにする保育者向けのポータルサイト「ほいくみー」(https://hoiku-me.com)を運営する、株式会社ウェルクス(本社:東京都墨田区両国)は、保育士不足に関する独自アンケートを実施いたしました。
保育士を中心とした117名の回答が集まりました。保育士不足や給料問題に対する保育士のリアルな声がうかがえる内容になっています。
■調査の概要(一部)
安倍晋三首相は保育士の待遇改善の具体策を今春に示す方針を明らかにし、民主・共産・維新・生活・社民の5野党は、月5万円引き上げる法案を衆議院に提出しました。
国は、給料以外にも保育士不足解消のために対策をいくつか行っていますが、現場の想いとかけ離れた対策もあると感じます。
――――――――――
◆保育不足解消には処遇改善が大切
まず、国が行っている保育士不足解消の対策の中で、どの対策が有効だと感じているのか選択形式で回答いただきました。「処遇改善(97%)」と多数を占めるのに対し、「幼稚園教諭や小学校教諭の代替保育(8%)」や「朝夕の無資格者の配置(7%)」は極めて少ない結果となり、無資格者などによる保育参加の対策は懸念されている方が多くいることがわかります。
[画像1: http://prtimes.jp/i/13773/55/resize/d13773-55-860557-3.jpg ]
◆給与の希望増加額は約7万円!
有効だと感じる対策で最も多かった「処遇改善」。いくら給与が上がれば保育士を続けられるか選択形式で回答いただきました。最も多かった回答は、「4〜5万円」(38%)」でした。次いで「6〜10万円」(31%)」。希望する増加額の平均は、¥68,632(回答からのおおまかな平均額)と、国が当初提示した額の1万円とは約¥59,000の差があることがわかりました。
[画像2: http://prtimes.jp/i/13773/55/resize/d13773-55-747129-1.jpg ]
◆給料が上がるだけで保育士不足は解消されるのか
国は、保育士を集めやすくするための取り組みとして待遇の改善に踏み出しましたが、ただいきなり増加させるだけでは、効果が得られないだろうと懸念する意見もあります。
保育士を続ける、復職するために何が必要だと考えるか選択形式で回答いただきました。「給料アップ(94%)」が一番多い結果となりましたが、給料以外にも「休日・有給取得の増加(58%)」や「持ち帰り業務ゼロ(51%)」と、休日や業務量に関する項目も半数を上回っており、保育士の業務量が多いことがうかがえます。
[画像3: http://prtimes.jp/i/13773/55/resize/d13773-55-292576-2.jpg ]
「その他」の回答の一部をご紹介します。
「園長や主任などの管理職を世襲や就業年数ではなく、公平な人事評価によって決める(適した人材を管理職に)」
「保育士配置基準の見直し(子どもに対する保育士の数を増やしてほしい)」
「園長、経営者の考え方を変える。いくら、国で何かを決定しても直接決定し実行する園長、経営者が変わらなければ何の意味もない」
◆公務員との給料の差の改善が必要!
保育士不足を解消するためにはどのような対策が必要か自由回答でお聞きしました。内容の一部をご紹介します。
「残業手当を全てつける。もしくは、残業ゼロを園長主任が指導する」
「公立保育園の保育士は公務員のため安定した給料だけど、株式会社は会社の一存などで給料が決まるため低い水準が多い。公務員の給料を減らしてでもまずは一般企業の保育士に給料を回すべき」
「女性のみの職場は特に人間関係が難しそうなので、男性保育士を混ぜて少しでも働きやすくなるよう環境を整えることも大切」
給料改善以外にも、助成金を園側が使用し、改善されても自分たちの元には回ってこないという心配もありました。また、保育士全員が一律の給料でないことにも注目すべきでしょう。公立で働く公務員の方は比較的多くもらっているため、処遇改善のための資金をどのように抽出するかも課題になってくるという意見もありました。
◆それでもやっぱり保育の仕事が好き!
保育士を続けられる理由を回答いただきました。一部をご紹介します。
「大変なこともありますが、楽しいことの方が大きい。子どもたちの思わぬ行動、素直な言動に笑わせられながら毎日を過ごしている」
「もちろん嫌なことや今日は「うまくいかなかったなー」という反省もあるが、自分の存在を認めてくれる上司や、多少の愚痴を聞いてくれる親がいたこと。そして、何よりもクラスの可愛い子どもたちの存在のおかげで続けられていると思う!」
現場の声には、給料アップや人間関係の改善を求める声が多くありましたが、そのような中でも保育士や幼稚園教諭は、子どもたちの存在や保育の仕事にやりがいを感じながら仕事をされていることがわかります。
■記事に関する詳細
【表題】保育の仕事は好き!給料アップで保育士は増える?現場の声からわかる改善点
【URL】https://hoiku-me.com/other/nurture-news/27375/
【アンケート調査概要】
・実施期間2016年3月17日〜3月24日
・実施対象:保育士(73.5%)・幼稚園教諭(12.0%)・保護者(2.6%)・その他(12.0%)
・回答者数:117人
・経験年数:1年未満(13.7%)・2〜3年(15.4%)・4〜5年(12.8%)・6〜10年(26.5%)・10年以上(31.6%)
■ほいくみーとは
「明日の保育がもっと楽しくなるサイト」をコンセプトに、保育士、幼稚園教諭、保育関係者、潜在保育士、保育学生、子育て世代向けに、日々の保育や子育てに役立つ情報を提供しております。内容は制作・壁面のアイデアの公開、職場での人間関係、保育ニュース、また保育に関わる方の寄稿コラム、取材内容などのコンテンツをご提供しております。
【URL】https://hoiku-me.com
【本リリースに関するお問い合せ】
株式会社ウェルクス
担当:酒井
TEL:03-5638-7413 FAX:03-5638-6192
MAIL:rena-sakai@welks.co.jp
<明日の保育がもっと楽しくなるサイト>をコンセプトにする保育者向けのポータルサイト「ほいくみー」(https://hoiku-me.com)を運営する、株式会社ウェルクス(本社:東京都墨田区両国)は、保育士不足に関する独自アンケートを実施いたしました。
保育士を中心とした117名の回答が集まりました。保育士不足や給料問題に対する保育士のリアルな声がうかがえる内容になっています。
■調査の概要(一部)
安倍晋三首相は保育士の待遇改善の具体策を今春に示す方針を明らかにし、民主・共産・維新・生活・社民の5野党は、月5万円引き上げる法案を衆議院に提出しました。
国は、給料以外にも保育士不足解消のために対策をいくつか行っていますが、現場の想いとかけ離れた対策もあると感じます。
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◆保育不足解消には処遇改善が大切
まず、国が行っている保育士不足解消の対策の中で、どの対策が有効だと感じているのか選択形式で回答いただきました。「処遇改善(97%)」と多数を占めるのに対し、「幼稚園教諭や小学校教諭の代替保育(8%)」や「朝夕の無資格者の配置(7%)」は極めて少ない結果となり、無資格者などによる保育参加の対策は懸念されている方が多くいることがわかります。
[画像1: http://prtimes.jp/i/13773/55/resize/d13773-55-860557-3.jpg ]
◆給与の希望増加額は約7万円!
有効だと感じる対策で最も多かった「処遇改善」。いくら給与が上がれば保育士を続けられるか選択形式で回答いただきました。最も多かった回答は、「4〜5万円」(38%)」でした。次いで「6〜10万円」(31%)」。希望する増加額の平均は、¥68,632(回答からのおおまかな平均額)と、国が当初提示した額の1万円とは約¥59,000の差があることがわかりました。
[画像2: http://prtimes.jp/i/13773/55/resize/d13773-55-747129-1.jpg ]
◆給料が上がるだけで保育士不足は解消されるのか
国は、保育士を集めやすくするための取り組みとして待遇の改善に踏み出しましたが、ただいきなり増加させるだけでは、効果が得られないだろうと懸念する意見もあります。
保育士を続ける、復職するために何が必要だと考えるか選択形式で回答いただきました。「給料アップ(94%)」が一番多い結果となりましたが、給料以外にも「休日・有給取得の増加(58%)」や「持ち帰り業務ゼロ(51%)」と、休日や業務量に関する項目も半数を上回っており、保育士の業務量が多いことがうかがえます。
[画像3: http://prtimes.jp/i/13773/55/resize/d13773-55-292576-2.jpg ]
「その他」の回答の一部をご紹介します。
「園長や主任などの管理職を世襲や就業年数ではなく、公平な人事評価によって決める(適した人材を管理職に)」
「保育士配置基準の見直し(子どもに対する保育士の数を増やしてほしい)」
「園長、経営者の考え方を変える。いくら、国で何かを決定しても直接決定し実行する園長、経営者が変わらなければ何の意味もない」
◆公務員との給料の差の改善が必要!
保育士不足を解消するためにはどのような対策が必要か自由回答でお聞きしました。内容の一部をご紹介します。
「残業手当を全てつける。もしくは、残業ゼロを園長主任が指導する」
「公立保育園の保育士は公務員のため安定した給料だけど、株式会社は会社の一存などで給料が決まるため低い水準が多い。公務員の給料を減らしてでもまずは一般企業の保育士に給料を回すべき」
「女性のみの職場は特に人間関係が難しそうなので、男性保育士を混ぜて少しでも働きやすくなるよう環境を整えることも大切」
給料改善以外にも、助成金を園側が使用し、改善されても自分たちの元には回ってこないという心配もありました。また、保育士全員が一律の給料でないことにも注目すべきでしょう。公立で働く公務員の方は比較的多くもらっているため、処遇改善のための資金をどのように抽出するかも課題になってくるという意見もありました。
◆それでもやっぱり保育の仕事が好き!
保育士を続けられる理由を回答いただきました。一部をご紹介します。
「大変なこともありますが、楽しいことの方が大きい。子どもたちの思わぬ行動、素直な言動に笑わせられながら毎日を過ごしている」
「もちろん嫌なことや今日は「うまくいかなかったなー」という反省もあるが、自分の存在を認めてくれる上司や、多少の愚痴を聞いてくれる親がいたこと。そして、何よりもクラスの可愛い子どもたちの存在のおかげで続けられていると思う!」
現場の声には、給料アップや人間関係の改善を求める声が多くありましたが、そのような中でも保育士や幼稚園教諭は、子どもたちの存在や保育の仕事にやりがいを感じながら仕事をされていることがわかります。
■記事に関する詳細
【表題】保育の仕事は好き!給料アップで保育士は増える?現場の声からわかる改善点
【URL】https://hoiku-me.com/other/nurture-news/27375/
【アンケート調査概要】
・実施期間2016年3月17日〜3月24日
・実施対象:保育士(73.5%)・幼稚園教諭(12.0%)・保護者(2.6%)・その他(12.0%)
・回答者数:117人
・経験年数:1年未満(13.7%)・2〜3年(15.4%)・4〜5年(12.8%)・6〜10年(26.5%)・10年以上(31.6%)
■ほいくみーとは
「明日の保育がもっと楽しくなるサイト」をコンセプトに、保育士、幼稚園教諭、保育関係者、潜在保育士、保育学生、子育て世代向けに、日々の保育や子育てに役立つ情報を提供しております。内容は制作・壁面のアイデアの公開、職場での人間関係、保育ニュース、また保育に関わる方の寄稿コラム、取材内容などのコンテンツをご提供しております。
【URL】https://hoiku-me.com
【本リリースに関するお問い合せ】
株式会社ウェルクス
担当:酒井
TEL:03-5638-7413 FAX:03-5638-6192
MAIL:rena-sakai@welks.co.jp