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フリースケール、2mm×2mm 超小型パッケージに 先進的な性能を詰め込んだ新しいXtrinsic加速度センサを発表

フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区下目黒1-8-1、代表取締役社長:ディビッド M. ユーゼ、以下 フリースケール)は、2mm×2mm超小型パッケージの新しい高性能・低消費電力3軸加速度センサを発表しました。ピン互換性を備えたXtrinsic(エクストリンシック)「MMA8652FC」12ビット加速度センサと、「MMA8653FC」10ビット加速度センサは、低ノイズ性能と先進的な高精度モーション検知を実現し、スマートフォンやタブレット、デジタル・カメラ、ポータブル・ナビゲーション・システム、ヘルスケア機器など、消費電力やスペースに制約のあるモバイル・デバイスに対応します。

フリースケールの3軸加速度センサ・ファミリを拡張する最新デバイスは、従来世代に比べてサイズが56%削減されており、小型化と低消費電力性能を必要とするアプリケーションに理想的です。

市場調査会社IHSによると、スマートフォンやタブレットに利用されるモーション・センサ技術の世界的な市場規模は、今後5年の間に倍化し、2011年の11億ドル(USD)から2015年までに19億ドルに拡大すると見込まれています。小型・薄型のモバイル・ガジェットを求める市場ニーズが拡大を続ける中、先進的な組込み機能を備えた小型加速度センサは、次世代機器の高性能アプリケーションを実現する上で必須の要素です。

市場調査会社IHSのMEMS/センサ担当ディレクター兼上級主席アナリストJeremie Bouchaud氏は、次のように述べています。「モバイル・デバイス分野は、MEMS(Micro-ElectroMechanical System)市場の大きな原動力となっています。この分野の着実な成長と、ネットワーク対応機器にMEMSベースの機能を求める一般ユーザのニーズ拡大に伴い、加速度センサをはじめとするMEMSセンサは、2016年にはスマートフォン/タブレットのほぼ100%に採用されるものと予測されます。」

フリースケールのXtrinsic MMA8652FC/MMA8653FC MEMSベース加速度センサは、広範な用途に対応し、ジェスチャ検知、手ぶれ補正、タップ制御、盗難防止、転倒検知/自由落下検知など、さまざまな機能をサポートします。MMA865xFC加速度センサは、フリースケールのSensor Toolbox開発ツールと組み合わせることで、シンプルかつ効率的な設計サイクルが実現し、開発時間とコストを削減することができます。MMA865xFCファミリを活用したシステム設計により、方向検知などの標準的な機能はもちろん、電子コンパスや位置情報サービスといった先進的なアプリケーションも容易に統合することができます。

フリースケールの副社長兼センサ・アンド・アクチュエータ・ソリューション・ディビジョン担当ジェネラル・マネージャであるセイド・パランスンは、次のように述べています。「フリースケールの広範なセンサ・ソリューション・ポートフォリオを拡充するXtrinsic MMA865xFC加速度センサ・ファミリは、2mm×2mmパッケージとしては現在の市場で最高の性能を達成します。この先進的な最新加速度センサを活用することで、組込みアルゴリズムとセンサ内の演算処理を通じて、感度や性能を犠牲にすることなく、新次元のセンサ・インテリジェンスを実現することができます。」

フリースケールのMMA865xFC組込み加速度センサは、ホスト・プロセッサとの組み合わせにより、環境のコンテキストに応じたセンサ判断処理の決定を行い、スマートフォンからリモート制御、健康/行動モニタリング装置に至るまで、さまざまな機器において高精度な動作記録を可能にします。

MMA865xFC加速度センサは、1mg/LSBの先進的な感度を実現し、1.5〜800サンプル/秒という幅広い範囲でユーザ設定が可能な6つのサンプル・レートを備えています。フリースケールのMEMSトランスデューサを統合しているため、スペース効率が改善されており、オンチップFIFO(First-In/First-Out)メモリ・バッファにより、スマートなシステム電力管理が実現します。また、ホスト・プロセッサとFIFOを組み合わせると、マイクロコントローラや出力データ・レートの選択に応じて、消費電流を96%以上削減することができます。

MMA865xFC 3軸加速度センサは、包括的な電力/性能オプションを揃えたフリースケールのXtrinsic電子コンパス補正ソフトウェアと互換性を備えており、浮動小数点/整数コードを通じて、Android(R)やWindows 8をはじめとするさまざまなOSをサポートします。また、フリースケールのポータブル機器向けXtrinsic 12軸センサ・フュージョン・プラットフォームとも互換性があります。

主な特長:
2mm×2mm×1mm DFNパッケージ
12/10ビット・デジタル出力
高感度:1mg/LSB
低ノイズ:156?g/rtHz(分解能に依存せず)
割込み/IICインタフェース供給電圧:1.62V〜3.6V
供給電圧:1.95V〜3.6V
出力データ・レート:1.5MHz〜800Hz
低消費電力モード:6?A
プログラマブルな2本の割込みピンによる7種類の割込み設定
ヒステリシス付き方向検知(垂直/水平)
MMA8652FC組込みモーション検知機能:
自由落下検知またはモーション検知
パルス検知
振動検知
出力データ・レートの自動変更可能な自動ウェイク/スリープ
セルフテスト機能
MMA8652FC組込み32サンプルFIFOバッファ
FIFOを通じてサンプルごとに利用可能なハイパス・フィルタ・データ

開発サポート、価格と供給
Xtrinsic MMA8652FC 12ビット加速度センサ、およびMMA8653FC 10ビット加速度センサは、現在サンプル出荷中です。量産開始は2012年第4四半期を予定しています。1万個購入時の1個あたりの参考価格は、MMA8652FC加速度センサが0.77ドル(USD)、MMA8653FC加速度センサが0.66ドルです。

フリースケールのSensor Toolboxは、加速度センサ、磁気センサ、圧力センサ、タッチ・センサ向けに共通プラットフォームのハードウェア/ソフトウェア/アクセサリを提供します。LFSTBEB865x開発ボードは2012年第4四半期に出荷を開始する予定で、参考価格は75ドル(USD)です。また、加速度センサ開発ボードにUSBボードを同梱したバンドル・バージョンのRDMMA865xも利用可能で、参考価格は99ドルです。電子コンパス補正アルゴリズムは、MMA8652FC/MMA8653FC加速度センサと互換性があり、評価用にダウンロードすることができます。詳細については、www.freescale.com/SensorToolboxのWebサイトをご覧ください。

フリースケールのMMA865xFC加速度センサは、Qualcomm製品向けの包括的なリファレンス・デザインに対応しています。詳細については、http://qrd.qualcomm.comのWebサイトをご覧ください。

フリースケールのセンサ・ソリューションについて
フリースケールのXtrinsicセンサ・ソリューションは、30年以上に及ぶセンサ製品の技術革新を基盤としており、優れたセンサ性能、処理能力、ならびにカスタマイズ可能なソフトウェアの最適な組み合わせにより、スマートで個性的なセンサ・アプリケーションを可能にします。Xtrinsicセンサ・ソリューションの目的は、車載、民生および産業分野で増大するニーズに応えて、差別化を図る多様な製品ポートフォリオを提供することです。Xtrinsicソリューションは、競争の厳しい市場において製品の差別化を通じて成功する上で必要な機能性とインテリジェンスが比類のないバランスで統合されています。

フリースケール・テクノロジ・フォーラムについて
イノベーションとコラボレーションの活性化を目的に設立されたフリースケール・テクノロジ・フォーラム(FTF:Freescale Technology Forum)は、組込みシステム業界の毎年恒例の開発者イベントです。2005年に開催を開始して以来、世界中のFTFイベントへの参加者は4万8000人を超えています。日本では、FTF Japanを東京にて2012年10月22日・23日に開催する予定です。詳細は、http://www.freescale.co.jp/event/ftfj/2012/index.php?r=2PRNADDをご覧ください。

フリースケール・セミコンダクタについて
フリースケール・セミコンダクタ(NYSE:FSL)は、先進の自動車、民生、産業、およびネットワーク市場において、業界を牽引する製品を提供する組込みプロセッシング・ソリューションの世界的リーダーです。マイクロプロセッサ、およびマイクロコントローラ、センサ、アナログ製品やコネクティビティといった私たちの技術は、世界中の環境、安全、健康を向上させ、そしてそれらをよりつなげるイノベーションの基盤となります。また、オートモーティブ・セーフティ、ハイブリッドや電気自動車、次世代のワイヤレス・インフラストラクチャ、スマートエナジー、ポータブル医療機器、家電やスマート・モバイル製品といったアプリケーション向けの製品を提供しています。フリースケールは、テキサス州オースチンを本拠地に、世界各国で半導体のデザイン、研究開発、製造ならびに営業活動を行っています。詳細は、http://www.freescale.co.jp/をご覧ください。


FreescaleならびにFreescaleのロゴマークは、米国、またはその他の国におけるフリースケール社の商標、または登録商標です。文中に記載されている他社の製品名、サービス名等はそれぞれ各社の商標です。
(C)2012フリースケール・セミコンダクタ・インク
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