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【映画館でオペラを】6/2(金)公開 ロイヤル・オペラ「トゥーランドット」韓流ドラマさながらの実話から生まれた!?イタリアを揺るがした、プッチーニに起きた一大スキャンダルの悲しい結末。

人生を満たす、情熱のオペラ、魅惑のバレエ。世界最高クラスのバレエとオペラを大スクリーンで。

世界最高の名門歌劇場「英国ロイヤル・オペラ・ハウス」で上演されたバレエとオペラの舞台を、特別映像を交えてスクリーンで体験できる人気シリーズ「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2022/23」より、プッチーニ最後のオペラ『トゥーランドット』が、6月2日(金)より1週間限定にて全国公開。






[画像1: https://prtimes.jp/i/16700/57/resize/d16700-57-d4748bfcdc61ba8dfcfd-2.jpg ]

この度、石川了氏(ジャーナリスト)の解説とともに、
「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2022/23」の9 作目、
ロイヤル・オペラ『トゥーランドット』の見どころをご紹介!

舞台は古代の中国。絶世の美女であり冷徹なトゥーランドット姫と結婚するために謎解きに挑むカラフ王子の物語。プッチーニが亡くなる直前まで手掛けた『トゥーランドット』は、1984年の初演からアンドレイ・セルバンの演出で、英国ロイヤル・オペラでも長く愛されてきた名舞台。壮大で豪華絢爛、ジャンルを超えてカバーされる世界的名曲「誰も寝てはならぬ」と共に、名匠パッパーノの指揮で蘇る傑作プロダクションである。

実は物語誕生の裏に、ジャコモ・プッチーニの身に実際に起きたある事件が大きく関係しているのではないかと石川氏が解説。それが、“ドーリア・マンフレーディ事件”である。
 
1903年2月、プッチーニが自動車事故を起こしたあと、メイドとして16歳のドーリア・マンフレーディが雇われた。従順な彼女はプッチーニ夫妻に可愛がられるが、プッチーニが社交好きで女好きでもあり、嫉妬深い妻エルヴィーラは夫とメイドの関係を疑い、日に日にドーリアを誹謗中傷。妻からの執拗ないじめに耐えられなくなったドーリアは、1909年1月に自ら命を絶った。検視の結果、ドーリアが処女であることが判明し、マンフレーディ家は妻を告訴。プッチーニは多額の示談金と引き換えに和解し、ようやく事件は解決する。

 この事件について、石川氏は、「まるで韓流ドラマのようなスキャンダルは、当時のイタリアのメディアを連日賑わせ、その後のプッチーニ作品にも大きな影響を及ぼした。」とコメントし、さらに、『トゥーランドット』では、エルヴィーラ(妻)とドーリア(メイド)のキャラクターが、それぞれ氷の姫君トゥーランドットと女奴隷リューに反映されているとも言われる。」と語る。ちなみにプッチーニ自身はドーリアとの関係をきっぱりと否定。プッチーニは「リューの死」を書き上げて、1924年11月29日に死去。未完となった『トゥーランドット』は、その後、弟子の作曲家フランコ・アルファーノが補筆して完成する。

さらに、石川氏はアリア「誰も寝てはならぬ」の魅力や国際色豊かな歌手についても言及し、最後に「ドーリア・マンフレーディ事件と『トゥーランドット』。プッチーニとエルヴィーラ、そしてドーリアの、ある意味、現代にも起こり得る人間ドラマに想いを馳せながら、大迫力のスクリーンと臨場感あふれる音響空間で鑑賞する『トゥーランドット』体験。ROH音楽監督アントニオ・パッパーノが導く圧巻の音楽絵巻を堪能したい。」と締め括った。

石川了氏(ジャーナリスト)『トゥーランドット』解説全文はコチラ
http://tohotowa.co.jp/roh/news/2023/05/30/kaisetsu_turandot2022/

[画像2: https://prtimes.jp/i/16700/57/resize/d16700-57-81438c96ddf951a1cd8c-0.jpg ]

<ロイヤル・オペラ『トゥーランドット』作品情報>

【STORY】

おとぎ話の時代の中国、北京。皇帝の娘トゥーランドットは絶世の美女だが、求婚する者に三つの謎を出題し、答えられなければ首をはねるという布令を出していた。だが諸国からの挑戦者は後をたたず、彼らは一人残らず処刑されていた。そこに祖国を敵に追われ流浪しているタタールの王子カラフがやってくる。生き別れになっていた父王ティムールと再会し喜ぶカラフ。年老いたティムールを支えてきた女奴隷リューは、カラフがかつて王宮で彼女に微笑んだことから彼を一途に思っていた。トゥーランドット姫の残酷な布令を知り初めは反発を覚えたカラフだが、姫を一目見た瞬間にその魅力に取り憑かれ、挑戦を決めてしまう。

[画像3: https://prtimes.jp/i/16700/57/resize/d16700-57-4ba417c285c564d89748-2.jpg ]


《トゥーランドット》全3幕
【音楽】ジャコモ・プッチーニ(フランコ・アルファーノ補筆版)
【台本】ジュゼッペ・アダーミ、レナート・シモーニ(原作:カルロ・ゴッツィによる寓話劇「トゥーランドット」)

【指揮】アントニオ・パッパーノ
【演出】アンドレイ・セルバン
【再演演出】ジャック・ファーネス
【美術・衣裳】サリー・ジェイコブス
【照明】F・ミッチェル・ダナ
【振付】ケイト・フラット
【振付記譜】タチアナ・ノヴァエス・コエーリョ
ロイヤル・オペラ合唱団(合唱指揮:ウィリアム・スポールディング)
ロイヤル・オペラハウス管弦楽団(首席客演コンサートマスター:ヴァスコ・ヴァッシレフ)

【キャスト】
トゥーランドット姫:アンナ・ピロッツィ
カラフ:ヨンフン・リー
リュー:マサバネ・セシリア・ラングワナシャ
ティムール:ヴィタリー・コワリョフ
ピン:ハンソン・ユ
パン:アレッド・ホール
ポン:マイケル・ギブソン
アルトゥム皇帝:アレクサンダー・クラベッツ
官吏:ブレイズ・マラバ
児童合唱:ユース・オペラ・カンパニー

[画像4: https://prtimes.jp/i/16700/57/resize/d16700-57-907e0e7ee477842d83fb-2.jpg ]


6月2日(金)よりTOHOシネマズ 日本橋 ほか全国公開

■公式サイト:http://tohotowa.co.jp/roh/   
■配給:東宝東和

[画像5: https://prtimes.jp/i/16700/57/resize/d16700-57-6540a34364375a248aaf-2.jpg ]
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