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2月16日〜2月27日の間で東京、愛知、沖縄の拠点でメタバース/Blenderといった技術を用いた「メタバーストライ」を実施しました。

株式会社リコー（社長執行役員：大山 晃）、リコージャパン株式会社（社長執行役員：笠井 徹）、認定NPO法人育て上げネット（理事長：工藤 啓、以下 育て上げネット）は協働で、急速なデジタル社会の進展のなかで、情報格差により就労に困難を抱える若者たちの支援を行う「若者向けデジタル支援プログラム」を昨年10月に引き続き第二期を実施しました。




本プログラムでは、NPO法人育て上げネットが募集した若者に対して、リコーグループ社員がデジタルイノベーションで変化するワークプレイスを紹介するほか、オンラインでデジタル技術を活用したスキルトレーニングを提供するなど、働くことへの参画を後押ししました。

昨年10月のプログラムには東京、愛知、大阪の若者18名が参加し、参加者の9割以上がプログラムに参加することで「就労に向けて一歩踏み出す勇気が出た」と回答し、7割が「新しいことにチャレンジできそうだ」と回答しました。
第二期となる今回は、地域への展開を強化し、地域の支援機関（東京、愛知、沖縄）と連携し、メタバースを題材にデジタル技術を活用した支援を行いました。
実施内容は以下になります。

■開催時期
・1回目：2023年10月19日(木)〜10月27日(金)
・2回目：2024年2月16日(金)〜2月27日(火)

■参加拠点
・あだち若者サポートステーション
・NPO法人ICDS
・NPO法人沖縄青少年自立援助センターちゅらゆい

■プログラム内容
・リコーの技術者からメタバースに関する講義
・メタバース空間用の3Dオブジェクト作成（カメラをモチーフ）
・メタバース空間でのコミュニケーション体験
・メタバース空間でリコーグループ社員による職業人講話
・リコージャパンのLiveOffice「ViCreA（ヴィクレア）」*への職場訪問
* ViCreAはValue innovation Creative Areaの略。リコージャパンのワークスタイル変革へのチャレンジ（社内実践事例）をお客様にご紹介しています。

■背景
デジタル社会の進展の一方で、若者世代でもデジタル・ディバイド（情報格差）が起きています。経済的に厳しい家庭ほどパソコンを使用する機会が少なくなり、就労へのハードルを上げる要因になっています。
また、本プログラムでは、若者にメタバース空間と3Dモデリングという新しい技術に触れていただくことで、新しい働き方や職業への理解を深め、デジタルを使った働き方に対するイメージの醸成や自信の向上を目指しました。

■参加者の感想
・Blender*の基本操作や、メタバースの体験が出来てよかったのはもちろんのこと、今回のプログラムを通して、大勢の前で質問や発表をする経験を積めたのはとても身になりました。
・パワーポイントでも発表しましたが、DOOR*でのコミュニケーションで苦手意識を持たずに話すことができたので、全てのコミュニケーションが苦手というわけではないと分かったことが、今回参加して一番良かったことでした。
・職業人講話では、新しい職場に行った時に自分が努力する姿を見せると自然と周りから声をかけてもらえるというお話があり、コミュニケーションが苦手な自分でもこれなら真似ができそうだなと思い、勉強になりました。
・成果発表では、分かれて作業をすることが多かった沖縄と名古屋の参加者の方の発表を聞くことができたため、他の拠点ではどのような雰囲気でどんな作品を作っていたのかを知ることができて良かったです。
・働く喜びをということもあり、働く環境や慣れたらスムーズに効率化された業務システムがあり、働き方について勉強になった。生産効率を重視し、複合機がメインでもペーパーレス化するチャレンジングな精神は見習うべきところで保守的な自分が改善するところに感じた。
・blenderでカメラを作ったりメタバース体験したりなど、参加しなければ多分経験してなかっただろうなと思ったし仮にあっても知識がなかったのでよく分からないまま終わったと思うのでこの知らない世界を体験するのはものすごくいいなと思いました。
*Blender（ブレンダー）：3Dコンピュータグラフィックスの制作やアニメーションに特化したオープンソースの3DCGソフトです。
*DOOR：NTTが提供するVR空間プラットフォームです。

■アンケート結果
[画像1: https://prtimes.jp/i/71883/57/resize/d71883-57-9e19b5fc163262442425-7.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/71883/57/resize/d71883-57-149e38cc0c6e12f1cb2d-7.png ]

プログラム受講前後で行ったアンケートでは、「就労に向けて一歩踏み出す勇気が出た」「新しい技術に興味が持った」のいずれの項目で受講前よりもポジティブな結果につながりました。第一期に続き、メタバースや3Dモデリングといった新しい物事に挑戦する機会になり、「まずはやってみる」ことの重要性を実感していました。
また、株式会社リコーの社員講話や企業訪問・見学を通して、実際の就労に近い現場の雰囲気を感じていただいた。就労について体感してもらうことで職業観の向上に繋がっていました。

■プログラムの様子


[画像3: https://prtimes.jp/i/71883/57/resize/d71883-57-1aa1f96c0beb7adbf847-10.jpg ]

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■育て上げネットについて
育て上げネットは、無業状態（ひきこもり・ニート等）にある若者の就労支援を行っているNPO法人です。行政や企業と連携し、すべての若者が社会的所属を獲得し、「働く」と「働き続ける」を実現できる社会を目指しています。
■リコーグループについて
リコーグループは、良き企業市民として、国または地域の文化や習慣を尊重し、志を同じくする人々とのパートナーシップのもと、会社と社員が協力し合い、地球・社会の持続的発展に貢献するという方針に基づき社会貢献を行っています。働く人たちのインクルージョン（包含）を重視し、ステークホルダーと連携した活動を進めています。企業理念であるリコーウェイに「“はたらく”に歓びを」という使命と目指す姿を掲げるリコーグループは、働くことに困難を抱える人の支援を行うことで、より多くの人のはたらく歓びを支えたいと考えています。

リコー、リコージャパン、育て上げネットは今後も、働く意欲はあるものの今すぐの就職は難しい準備段階にいる若者などに対して、多様な働き方の選択肢の獲得に貢献してまいります。

■関連情報
リコーグループの社会貢献の基本方針
https://jp.ricoh.com/csr/community/

リコージャパンLiveOffice「 ViCreA（ヴィクレア）」のご案内
https://www.ricoh.co.jp/sales/liveoffice/

認定NPO法人育て上げネット https://www.sodateage.net/