認定NPO法人ReBit「福祉職・対人援助者向けLGBTQeラーニング」をオンラインで無料公開。15年間のLGBTQ啓発・支援のノウハウを活かし、全国でLGBTQも安心して相談できる資源増加を目指す。
[24/03/29]
提供元:PRTIMES
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LGBTQは精神障害や生活困窮の高リスク層であるが、78%が福祉利用時に困難・ハラスメントを経験。背景に、福祉国家資格保有者の9割が養成課程でLGBTQについて学んでない等、支援職の学ぶ機会の不足が。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47512/58/47512-58-8926088896dd0698aa182571df288e66-1024x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▼概要
「福祉職・対人援助者向けLGBTQeラーニング」は、福祉職・対人援助者がLGBTQについて学ぶためのeラーニング教材です。LGBTQやダイバーシティに関する基礎的な知識から、当事者のライフストーリー、実践的なケース検討など、9つの章にわかれた計60分のオンライン講座と、修了テストがあります。
2009年の設立以降、LGBTQやダイバーシティに関する研修や、LGBTQの支援を行ってきた、認定NPO法人ReBit(本社:東京都渋谷区、以下ReBit)が制作しました。
なお、本資料は制作にあたり、日本財団から助成をいただき実施しました。
お申し込み:https://rebitlgbt.org/project/kyozai/welfare_elearning_form
▼目的
LGBTQであることは病気や障害ではありませんが、学齢期のいじめや、就活就労時での困難やハラスメント等により、過去10年にLGBTQの41%が精神障害を、48%が生活困窮を経験。精神障害や生活困窮における高リスク層であると言えます(*1)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47512/58/47512-58-4e6162871b4c896c78ec711ba91a5a53-720x405.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
一方で、「支援者にセクシュアリティを伝えたら周囲に暴露された」「トランスジェンダーだと伝えたら利用を断られた」等、LGBTQの78%が福祉サービスを利用の際に困難やハラスメントを経験。安全に福祉サービスを利用できないことにより、3人に1人が病状悪化・心身不調を経験し、5人に1人が自殺を考えた/自殺未遂をしたと回答し、喫緊の状況です(*1)。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47512/58/47512-58-7e3be177ef4e49ee73e62d96e9c34a6d-720x405.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
その背景には、社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士の国家資格保有者のうち、養成課程でLGBTQの支援について学んだ経験がある人は僅か12.3%であり、支援者がLGBTQについて学ぶ機会がないことが挙げられます(*2)。
福祉職・対人援助者がLGBTQの支援について学ぶことで、LGBTQも安全に利用できる資源が増えることを願い、eラーニングを作成・無償公開します。
▼主な対象
障害がある方、生活が困窮されている方、高齢の方等にたずさわる、福祉職・対人援助職・ソーシャルワーカー等
▼講座内容
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47512/58/47512-58-28c484d8cb5df6ebac56cbf9a2dbae89-1600x900.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
eラーニングは、オンライン・無料で受講できます。
自学のためにも、福祉事業所や支援機関の研修でもご活用いただけます。
全60分の講座は、学びたい内容や、研修時間にあわせて臨機応変なカスタマイズしながらご活用をいただけるよう、各5〜10分程度の9つの章で構成されています。
なお、講習受講後に修了テストを受けると、修了証が発行されます。支援機関等に掲示することで、安心して相談できる目印としてご活用いただけます。
1. ダイバーシティ、なぜ大事?
2. LGBTQとは
3. LGBTQと国内外の状況
4. 福祉に携わる人たちがLGBTQを考える意義
5. LGBTQの現状と困難
6. ライフストーリー(トランスジェンダー)
7. ケース検討
8. 今日からできること
9. 福祉事業所/支援機関としてできること
▼受講方法
お申し込み:https://rebitlgbt.org/project/kyozai/welfare_elearning_form
■制作者、認定NPO法人ReBitコメント
▼代表理事・藥師実芳(社会福祉士・精神保健福祉士)
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47512/58/47512-58-0c5afdf777b6fc5320d90aea51500180-1316x1234.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
LGBTQは、安全・安心に暮らせていない現状があります。
学齢期にはLGBTQの68%がいじめを経験し(*3)、トランスジェンダーの75%就活でハラスメントを経験します(*4)。また、社会のなかでさまざまな困難や差別があることで、精神障害・生活困窮・自死における高リスク層でもあります。一方で、安全網であるはずの行政・福祉サービスを利用する際に78%が困難やハラスメントを経験しています(*1)。
LGBTQも安心して暮らすためには、自身が暮らす地域の福祉や支援機関等を必要に応じて安全に利用できることが不可欠です。その一つのモデルとなるべく、ReBitは2021年より日本初のLGBTQフレンドリーを謳う就労移行支援事業所(障害福祉サービス)「ダイバーシティキャリアセンター」を東京・大阪を運営したり、全国からのオンライン相談を実施してきました。
そのなかで、
「うつだというだけでも地元では生きづらいのに、ゲイだなんて言ったら生きていけない」
「トランスジェンダーだとケースワーカーに言ったのに、性自認で扱ってくれない。都会に出たいけど、生活保護を受けているので移動できない」
等の喫緊な声が年間約4000件届いています。
この現状を変えるには、私たちの力だけでは到底足りません。ぜひ、全国の福祉職・対人援助者のみなさとともに、LGBTQ「も」安全に利用できる資源と、安心して暮らせる地域を共に広げられることを願っています。
困難・生きづらさの多様性や複雑性に日々向き合う福祉職・対人援助者のみなさまとともに、LGBTQ「も」安心して暮らせる社会を共につくれることを願っています。
■認定NPO法人ReBitについて
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47512/58/47512-58-726f3c30f6e637356a3394aaadcd13c9-3900x1273.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
LGBTQもありのままで学び・働き・暮らせる社会を目指す、認定NPO法人(代表理事 藥師実芳、2014年3月認可)。
学校・行政・企業でLGBTQやダイバーシティに関する授業/研修を2,000回以上提供。多様な性についての教材作成や、LGBTQの就活生ら約9,000名超のキャリア支援を行う。また、LGBTQなど多様性にフレンドリーな就労移行支援事業所を、渋谷区と大阪市で運営。
https://rebitlgbt.org/
*1:認定NPO法人ReBit(2023)「LGBTQ医療・福祉調査2023」
*2:認定NPO法人ReBit(2023)「支援者のLGBTQ意識調査2023」
*3:いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン 平成25年度東京都地域 自殺対策緊急強化補助事業 「LGBTの学校生活に関する実態調査(2013)」
*4:認定NPO法人ReBit「LGBTQ子ども若者調査2022」
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47512/58/47512-58-8926088896dd0698aa182571df288e66-1024x768.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
▼概要
「福祉職・対人援助者向けLGBTQeラーニング」は、福祉職・対人援助者がLGBTQについて学ぶためのeラーニング教材です。LGBTQやダイバーシティに関する基礎的な知識から、当事者のライフストーリー、実践的なケース検討など、9つの章にわかれた計60分のオンライン講座と、修了テストがあります。
2009年の設立以降、LGBTQやダイバーシティに関する研修や、LGBTQの支援を行ってきた、認定NPO法人ReBit(本社:東京都渋谷区、以下ReBit)が制作しました。
なお、本資料は制作にあたり、日本財団から助成をいただき実施しました。
お申し込み:https://rebitlgbt.org/project/kyozai/welfare_elearning_form
▼目的
LGBTQであることは病気や障害ではありませんが、学齢期のいじめや、就活就労時での困難やハラスメント等により、過去10年にLGBTQの41%が精神障害を、48%が生活困窮を経験。精神障害や生活困窮における高リスク層であると言えます(*1)
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47512/58/47512-58-4e6162871b4c896c78ec711ba91a5a53-720x405.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
一方で、「支援者にセクシュアリティを伝えたら周囲に暴露された」「トランスジェンダーだと伝えたら利用を断られた」等、LGBTQの78%が福祉サービスを利用の際に困難やハラスメントを経験。安全に福祉サービスを利用できないことにより、3人に1人が病状悪化・心身不調を経験し、5人に1人が自殺を考えた/自殺未遂をしたと回答し、喫緊の状況です(*1)。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47512/58/47512-58-7e3be177ef4e49ee73e62d96e9c34a6d-720x405.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
その背景には、社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士の国家資格保有者のうち、養成課程でLGBTQの支援について学んだ経験がある人は僅か12.3%であり、支援者がLGBTQについて学ぶ機会がないことが挙げられます(*2)。
福祉職・対人援助者がLGBTQの支援について学ぶことで、LGBTQも安全に利用できる資源が増えることを願い、eラーニングを作成・無償公開します。
▼主な対象
障害がある方、生活が困窮されている方、高齢の方等にたずさわる、福祉職・対人援助職・ソーシャルワーカー等
▼講座内容
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47512/58/47512-58-28c484d8cb5df6ebac56cbf9a2dbae89-1600x900.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
eラーニングは、オンライン・無料で受講できます。
自学のためにも、福祉事業所や支援機関の研修でもご活用いただけます。
全60分の講座は、学びたい内容や、研修時間にあわせて臨機応変なカスタマイズしながらご活用をいただけるよう、各5〜10分程度の9つの章で構成されています。
なお、講習受講後に修了テストを受けると、修了証が発行されます。支援機関等に掲示することで、安心して相談できる目印としてご活用いただけます。
1. ダイバーシティ、なぜ大事?
2. LGBTQとは
3. LGBTQと国内外の状況
4. 福祉に携わる人たちがLGBTQを考える意義
5. LGBTQの現状と困難
6. ライフストーリー(トランスジェンダー)
7. ケース検討
8. 今日からできること
9. 福祉事業所/支援機関としてできること
▼受講方法
お申し込み:https://rebitlgbt.org/project/kyozai/welfare_elearning_form
■制作者、認定NPO法人ReBitコメント
▼代表理事・藥師実芳(社会福祉士・精神保健福祉士)
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47512/58/47512-58-0c5afdf777b6fc5320d90aea51500180-1316x1234.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
LGBTQは、安全・安心に暮らせていない現状があります。
学齢期にはLGBTQの68%がいじめを経験し(*3)、トランスジェンダーの75%就活でハラスメントを経験します(*4)。また、社会のなかでさまざまな困難や差別があることで、精神障害・生活困窮・自死における高リスク層でもあります。一方で、安全網であるはずの行政・福祉サービスを利用する際に78%が困難やハラスメントを経験しています(*1)。
LGBTQも安心して暮らすためには、自身が暮らす地域の福祉や支援機関等を必要に応じて安全に利用できることが不可欠です。その一つのモデルとなるべく、ReBitは2021年より日本初のLGBTQフレンドリーを謳う就労移行支援事業所(障害福祉サービス)「ダイバーシティキャリアセンター」を東京・大阪を運営したり、全国からのオンライン相談を実施してきました。
そのなかで、
「うつだというだけでも地元では生きづらいのに、ゲイだなんて言ったら生きていけない」
「トランスジェンダーだとケースワーカーに言ったのに、性自認で扱ってくれない。都会に出たいけど、生活保護を受けているので移動できない」
等の喫緊な声が年間約4000件届いています。
この現状を変えるには、私たちの力だけでは到底足りません。ぜひ、全国の福祉職・対人援助者のみなさとともに、LGBTQ「も」安全に利用できる資源と、安心して暮らせる地域を共に広げられることを願っています。
困難・生きづらさの多様性や複雑性に日々向き合う福祉職・対人援助者のみなさまとともに、LGBTQ「も」安心して暮らせる社会を共につくれることを願っています。
■認定NPO法人ReBitについて
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/47512/58/47512-58-726f3c30f6e637356a3394aaadcd13c9-3900x1273.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
LGBTQもありのままで学び・働き・暮らせる社会を目指す、認定NPO法人(代表理事 藥師実芳、2014年3月認可)。
学校・行政・企業でLGBTQやダイバーシティに関する授業/研修を2,000回以上提供。多様な性についての教材作成や、LGBTQの就活生ら約9,000名超のキャリア支援を行う。また、LGBTQなど多様性にフレンドリーな就労移行支援事業所を、渋谷区と大阪市で運営。
https://rebitlgbt.org/
*1:認定NPO法人ReBit(2023)「LGBTQ医療・福祉調査2023」
*2:認定NPO法人ReBit(2023)「支援者のLGBTQ意識調査2023」
*3:いのちリスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン 平成25年度東京都地域 自殺対策緊急強化補助事業 「LGBTの学校生活に関する実態調査(2013)」
*4:認定NPO法人ReBit「LGBTQ子ども若者調査2022」