ヤマハのインドへの日本型音楽教育導入に関する事業で、IGSの子ども向け非認知能力可視化ツール「Ai GROW」が導入開始
[24/08/28]
提供元:PRTIMES
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左:『IGSの「Ai GROW」によって「非認知能力」調査に取り組む児童の様子』、右:『初めてのリコーダー授業に取り組む児童の様子』
Institution for a Global Society 株式会社(本社・東京都渋谷区、代表取締役社長 COO 中里 忍、以下「IGS」)は、ヤマハ株式会社(以下「ヤマハ」)による初等音楽教育支援事業において、コロンビア共和国(以下、「コロンビア」)に引き続き、インド共和国(以下、「インド」)にも、IGSの子ども(児童・生徒)向け非認知能力可視化ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」が導入開始されたことをお知らせします。
■概要
ヤマハが2015年より新興国を中心に展開している「スクールプロジェクト」は、音楽・楽器演奏の楽しさを伝えるため、公教育における音楽と楽器を使った活動の普及を目指したプロジェクトです。これまでに8か国で累計302万人(2024年6月末)の子どもたちに音楽・楽器演奏を楽しむ機会を提供してきました。
ヤマハの「初等音楽教育支援事業」(以下「本事業」)では、これまでコロンビアにおいても、日本型音楽教育が児童のどのような「非認知能力」を育むことができるのかを測るため、IGSの子ども(児童・生徒)向け非認知能力可視化ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」を導入いただいておりましたが(※)、この度、インドでの活動においても「Ai GROW」が導入開始されました。
(※プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000061.000054457.html)
インドにおいて、ヤマハは、2023年4月よりデリー州の公立小学校10校にて、リコーダーを使った日本型音楽教育のパイロット授業を実施しています。授業では日本型音楽教育の特色である4分野の1つ「器楽」をメインに用いつつ、「歌唱・鑑賞・音楽づくり」も併せて実施、ペアワークなど協働活動や探究活動を多く取り入れ「主体的・対話的で深い学び」を実践することで、海外での日本型教育の認知度向上と国際化に寄与します。また、日本型音楽教育による「非認知能力」育成の効果を、授業期間(2024年7月〜12月)の事前・事後で「Ai GROW」を用いて測定し、その教育効果を検証します。これらの活動を通じて、日本型音楽教育の有効性の検証、エビデンスの収集、そしてインドの公立小学校における教育の質の向上を目指しています。
ヤマハのインドにおける取り組みは、文部科学省による「令和6年度『日本型教育の海外展開(EDU-Portニッポン)』応援プロジェクト」に選ばれました。成果や課題について文部科学省とも検証・共有しながら、初等教育の音楽教育支援を進めていきます。そして、これらの活動に貢献するため、IGSは児童・生徒向け非認知能力可視化ツール「Ai GROW(アイ・グロー)」を提供します。ヤマハによる日本型音楽教育の教育効果を検証することで、その有効性の検証、エビデンスの収集、そしてインドの公立初等学校における教育の質の向上に寄与してまいります。
■ヤマハと共にインドにて「Ai GROW」導入を行った、代表取締役社長 COO 中里忍のコメント
「コロンビアに続き、インドでもヤマハの音楽教育が非認知能力の向上にどのような影響を与えるかを『Ai GROW』で測定できることを大変嬉しく思います。インドの学校の校長先生方が非認知能力の重要性に非常に関心を持っており、それが子どもたちの将来にどのように影響を与えるかについて深く考えている姿が印象に強く残っています。このような熱意ある教育現場でのデータ収集を通じて、教育の質向上に貢献し、インドの子どもたちがより良い未来を築く手助けをしていきたいと考えています。」
<APPENDIX>
■文部科学省による「EDU-Portニッポン」とは
「EDU-Portニッポン」は、関係府省や国際協力機構(JICA)、日本貿易振興機構(JETRO)、地方公共団体、教育機関、民間企業、NPOなどが協力して、世界から高い関心を集めている日本の教育を官民協働のオールジャパンで海外展開を推進していく事業です。ヤマハの本事業は、今回7件目の採択となります。
■ヤマハの「スクールプロジェクト」とは
音楽・楽器の楽しさを伝えるため、公教育における音楽と楽器を使った活動の海外普及を目指した活動です。これまでにマレーシア、インドネシア、ベトナム、インド、ブラジル、アラブ首長国連邦、エジプト、コロンビアの8か国累計302万人(2024年6月末)の子どもたちに器楽学習の機会を提供し、音楽・楽器演奏を楽しむ環境づくりを支援してきました。
https://www.yamaha.com/ja/about/activities/school_project/
■IGSの「Ai GROW」とは
○生徒同士の評価にAIの補正を加え、非認知能力を含む25種類もの能力を公正に評価
IGSは、生徒一人ひとりの強みを可視化・育成するための評価ツール「Ai GROW」を2019年4月にリリースし、国内外の小学校・中学校・高等学校350校以上、43都道府県への導入を進めてまいりました。
知識を問う従来のテストでは評価が難しい「非認知能力」は、評価基準が曖昧になりやすく、また多様な能力を含むため、先生が生徒一人ひとりの能力を正確に把握することは非常に負荷が高くなります。「Ai GROW」は、生徒の自己評価に加えて、生徒同士が評価をする「相互評価」の方法を取り入れています。さらに、人が人を評価するうえで生じやすい、忖度や性格の甘辛などの不要な評価の偏りをAI(人工知能)が補正することで、非認知能力を含む25種類もの能力を、公正に可視化することができます。
・「Ai GROW」サービスサイト:
日本語)https://www.aigrow.jp/aigrow
英語)https://event.aigrow.jp/aigrow_en
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/54457/62/54457-62-0af0a9516e8a2f36f25d8980808ba181-3532x1775.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「Ai GROW」の受検画面イメージ 英語版
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/54457/62/54457-62-d6b89638ee6913d703bd1e3c1de96e72-1385x989.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「Ai GROW」の生徒向けレポート 英語版
■Institution for a Global Society(IGS)株式会社 会社概要
社会で活躍する際に重要な「非認知能力」を中心に、人の能力を子どもから社会人まで一貫して可視化できるツール等を提供しているEdTech/HRTech企業。「分断なき持続可能な社会を実現するための手段を提供する」を企業パーパスに掲げ、2021年12月29日に東証マザーズ市場(現・グロース市場)に上場。
・所在地:〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-11-2 4F
・設立:2010年5月
・資本金:50百万円
・事業内容:AIを活用した人材評価プラットフォームを企業や学校に提供
・コーポレートサイト: https://www.i-globalsociety.com/