【LPI-Japan News Release】LPI-Japanが、OpenStackの技術者認定試験(OPCEL認定試験)の受験予約を開始
[15/09/28]
提供元:PRTIMES
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〜 クラウドシステムの構築、運用管理に必要なスキルと知識を認定 〜
ITプロフェッショナル認定機関として「LPIC」、「OSS-DB技術者認定試験」、
「HTML5プロフェッショナル認定試験」、「Apache CloudStack技術者認定試験」
を実施する特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(以下:LPI-Japan、東京
都港区、理事長 成井 弦、http://lpi.or.jp )は、2015年10月26日(月)より、
『OPCEL認定試験(OpenStackの技術者認定試験) 』(以下、本試験と略す(※1)
の配信を開始いたします。
なお、受験予約(※2)は、ピアソンVUE社にて本日9月28日(月)より受付開始
となります。試験はCBT(コンピュータベースドテスティング)方式で、受験料
は30,000円(税抜)です。初年度の受験者数は1,000名、3年目の受験者数は5,000
名を目標としています。
LPI-Japanでは本試験のリリースに先立ち9月12日から14日にかけてベータ試験
(※3)を実施し、日本からは60名もの技術者が参加しました。このベータ試験
の結果は試験問題の妥当性や信頼性の検証のために活用され、本試験の作成に
反映されます。
OpenStack(※4)は既にクラウド事業者など大規模なクラウドサービスを提
供する企業で多くの実績があります。さらに近年は、この高機能なクラウド・
管理ソフトウェアを自社のプライベートクラウドやハイブリッドクラウド基盤
構築に採用する企業も増えています。
こうしたOpenStackの活用領域の広がりや利用ユーザーの増加により、
OpenStackを利用しクラウド環境を構築、運用管理できる確かなスキルを有した
エンジニアの育成は、ユーザー企業はもとよりIT業界全体としても急務となっ
ています。
そうした現状を鑑みLPI-Japanでは、Linux、OSS-DB、HTML5、CloudStackの技術
力の認定制度に加えて『OPCEL認定試験(OpenStackの技術者認定試験)』を開
発し、クラウド基盤を扱うプロフェッショナルの育成を支援していきます。
本試験は、LPI-Japanの理事企業であるNEC、富士通、日立のOpenStackに精通
した技術者及び世界中のOpenStackの専門家の協力を得て市場分析・業務分析を
行い、グローバルな体制で開発されました。本試験は特定のベンダーのディス
トリビューションに依存しない中立な試験です。それ故にOPCEL認定資格は多く
の企業が推進するクラウドの技術力の認定資格としてITエンジニアのスキルの
向上に役立つだけでなく、技術力を担保する客観的基準としても活用できます。
本試験の対策教材として、『OPCEL認定試験 対策教科書(仮題) 著:日本仮想
化技術株式会社(※5)』が10月下旬に、『OpenStack構築運用トレーニングテ
キスト -OPCEL認定試験対応-(仮題) 著:ナレッジデザイン(※5)』が2016
年2月29日(月)にリリース予定です。
なおLPI-Japanが提供するLPICレベル3 304試験は全てのクラウド基盤の中核技
術である仮想化や高可用性等の技術力を認定する試験であり、本試験と補完関
係にあります。
本試験の詳細は、後述の資格/試験体系をご参照ください。
賛同文(企業名五十音順)
■エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 技術開発部
担当部長 逸見 彰一郎 氏
OpenStack はIaaS基盤を統合的に管理するオープンソースソフトウェアとして、
グローバルで注目を集めています。NTTコミュニケーションズは、コミュニティ
活動を通じてOpenStackの普及・推進に努めており、またクラウドサービス
「Cloudn」や現在開発を進めている「次世代クラウド基盤」においてOpenStack
の技術ノウハウを取り入れています。今回の「OpenStack技術者向けの認定試験
“OPCEL認定試験”」の開始は、OpenStackに関わるITエンジニアの育成やスキ
ル向上、また柔軟かつ信頼性の高いグローバルクラウドサービス提供に役立つ
と考えています。
■クラウド利用促進機構 総合アドバイザー 林 雅之 氏
OpenStackは、日本においても企業ユーザーのプライベートクラウド基盤や、
事業者のパブリッククラウドサービスなど広く採用されており、世界中のIT
エンジニアに支えられています。「OPCEL認定試験(OpenStackの技術者認定試
験)」の配信開始により、OpenStack関連業務に関わる多くのITエンジニアの
育成やスキル向上につながると確信しています。本認定試験が日本国内の企業
や大学などだけでなく、アジアなどの海外に広く採用されていくことを期待し
ています。
■日本電気株式会社 クラウドプラットフォーム事業部
主席技術主幹 [OSS推進センター] 高橋 千恵子 氏
日本電気株式会社(NEC)はこの度のLPI-Japanによる「OpenStackの技術者認定試験
(OPCEL認定試験)」の提供開始をこころより歓迎いたします。OpenStackはクラウド
基盤を構成するソフトウェアとしてデファクトスタンダードになりつつあります。NECは
2011年OpenStackコミュニティに参画、2012年OpenStack Foundationに参画、
そして2014年OpenStackを活用したクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」の
提供を開始し、OpenStackの取り組みに力をいれてきています。海外はもちろん、
国内の事例も増えつつある昨今、OpenStackを活用できる人材の育成が急務となって
きています。このタイミングでの本認定試験は大変有効なものとなることはまちがい
ありません。今後もOpenStackの利活用推進とともに、本認定試験の国内での普及、
およびグローバルでの普及に、大いに期待しております。
■株式会社日立製作所 ITプラットフォーム事業本部 プロダクト統括本部
ソフトウェア生産技術部 橋本 尚 氏
日立製作所は、LPI-Japan様がOpenStackの新試験制度を開始されることを歓迎
します。クラウド関連の技術が広がり、さまざまな分野へ応用を広げようとし
ています。そのような中で、基本技術とも言えるOpenStackを習得し、活用でき
る技術者が求められていきます。技術者の育成の一環として、技術力の認定を
行うことは、技術者、企業双方にとって、有益なことと考えます。その意味で、
「OPCEL認定試験」が、技術者育成・普及促進に大きな役割をになうと確信し
ています。
■富士通株式会社 プラットフォームソフトウェア事業本部 Linux開発統括部
サポート技術部 シニアマネージャー 福地 正夫 氏
OpenStackはOSSのクラウド基盤として、導入コストや管理コストの低減、シス
テムの柔軟性向上、安定性向上に期待が集まっています。また現在も
OpenStackコミュニティにおいて、新機能開発が活発に行なわれており、今後
ますます活用の場が広がっていくことが予測される技術です。
「OPCEL認定試験」を通して、OpenStackを利用したクラウド環境の構築・保守
・運用管理に必要となる技術を習得することで、クラウド基盤に関わる技術者
が成長し、IT業界の今後の発展に寄与するものと期待しております。
■ミラクル・リナックス株式会社
代表取締役社長 伊東 達雄 氏
ミラクル・リナックスは、この度のLPI-Japan様のOpenStackの技術者認定試験
開始の発表を歓迎します。
当社が活動を支援しているOSSコミュニティ『Project Hatohol』においても、
OSS運用統合ソフト「Hatohol」にOpenStack環境との連携機能を実装しており、
今後もより一層、OpenStackを採用する企業の増加と、クラウドの確かな技術
力を有したエンジニアの需要が高まると予測しています。
「OPCEL認定試験」は、OpenStackを利用しクラウド環境を構築、運用管理でき
る確かなスキルを持つエンジニアの育成を促進するものとして、大いに期待し
ております。
====== OPCEL認定試験(OpenStackの技術者認定試験)の資格/試験体系 ======
■試験概要
本試験はOpenStackに関する専門知識や構築、運用管理のスキルを認定する試験
です。
本試験に合格したエンジニア(OPCEL認定プロフェッショナル)は、OpenStack
環境の構築・運用管理に必要な技術力を持ち、質の高いクラウドインフラを構
築できるプロフェッショナルであることを証明できます。
■試験名 / 認定名 / 認定保有者名
OPCEL認定試験 / OPCEL認定資格 / OPCEL認定プロフェッショナル
■公式Webサイト
https://opcel.org
■受験料
30,000円(税抜)
■受験方法
CBT(コンピュータベーストテスティング)(※2)
■試験時間
90分(試験実施時間には試験説明・同意書サインなどを含む)
■認定条件
本試験に合格すること。
■認定の有意性の期限
3年間
■推奨スキルレベル
LPICレベル1以上のスキルを保有していることを推奨。
(前提保有資格はありません。)
■対応OpenStackバージョン
Kilo
本試験は対応バージョンとの特有な依存関係を最小限にしながら認定試験とし
ての有効性を維持できるように開発されていますので、OpenStackの新バージョ
ンがリリースされても本認定資格の有意性は維持されます。
■認定により証明されるスキルレベル
下記のOpenStackを使用したシステムの構築、運用管理ができる技術力を証明し
ます。
・OpenStack環境において、エンドユーザが必要とするインスタンス、アプリ
ケーションおよびサービスの各種設定をすることができる。
・OpenStackのコアサービスの構築およびOpenStack環境の運用管理を行うこと
ができる。
・下記を実行できる。
* 各種ストレージの設定
* ネットワークの構築
* 認証管理
* ダッシュボードのカスタマイズ
* 新規VMイメージの作成および使用
* 新規イメージの登録とカスタマイズ
* 追加のブロックおよびオブジェクトストレージの事前準備
* レポート用のテレメトリ情報の収集
* ユーザ、テナント、その他のシステムリソースの管理
■出題範囲
本試験の出題範囲はOpenStack環境を使いこなすためのスキル範囲を網羅して
います。
・OpenStack のアーキテクチャとデプロイメント
- クラウドコンピューティングの概念(重要度 3)
- OpenStack のアーキテクチャと設計(重要度 5)
- OpenStack のインストレーションとデプロイメント(重要度 5)
・必須管理サービス
- アイデンティティサービス、認証と認可 (Keystone)(重要度 6)
- ダッシュボード(Horizon)とRESTful API(重要度 2)
- テレメトリ(Ceilometer)(重要度 3)
- オーケストレーション (Heat)(重要度 3)
・イメージとデータストレージ
- イメージサービス (Glance)(重要度 5)
- イメージの作成(重要度 4)
- ブロックストレージ (Cinder)(重要度 5)
- オブジェクトストレージ (Swift)(重要度 5)
・ネットワーキング、コンピューティングおよびインスタンス管理
- ネットワーキングサービス (Neutron)(重要度 6)
- コンピュートサービス (Nova)(重要度 6)
- ベアメタルプロビジョニング (Ironic)(重要度 2)
==============================================
-------------------------------------------------------------------------------------
※1)OPCEL認定試験(OpenStackの技術者認定試験)について
詳細は公式Webサイトをご参照ください。
https://opcel.org
-------------------------------------------------------------------------------------
※2)受験方法について
・受験予約の方法に関しましてはLPI-Japanホームページの「受験のお申込み」
をご参照ください。
https://opcel.org/registration
・既にLPI-IDをお持ちの方は下記の試験代行会社よりお申込ください。
ピアソンVUE社 http://www.pearsonvue.com/japan/IT/opcel_index.html
-------------------------------------------------------------------------------------
※3)ベータ試験について
詳細は、http://lpi.or.jp/news/event/page/openstack201509/ をご参照く
ださい。
-------------------------------------------------------------------------------------
※4)OpenStackとは
OpenStackは、Rackspace HostingとNASAによって開始されたオープンソース
ベースのIaaSクラウド基盤ソフトウェアプロジェクトです。現在は非営利団体の
The OpenStack Foundationによって管理されており、その開発には世界中の
200社を越える企業や開発者が参加しています。
またAmazon EC2やAmazon S3と互換性に優れ、少ない手間でAWSのために
書かれたクライアントアプリケーションを活用できるという特長を持ちます。
-------------------------------------------------------------------------------------
※5)『OPCEL認定試験 対策教科書(仮題) 著:日本仮想化技術株式会社』と
『OpenStack構築運用トレーニングテキスト -OPCEL認定試験対応-(仮題)
著:ナレッジデザイン』について
これらの教材はLPI-Japanの出版物ではありません。また、本教材で学習する
ことにより合格を保証するものではありません。
-------------------------------------------------------------------------------------
●本リリースのお問い合わせ先
LPI-Japan 事務局 担当:井戸田
TEL:03-3568-4482、FAX: 03-3568-4483 / E-mail:press@lpi.or.jp
ITプロフェッショナル認定機関として「LPIC」、「OSS-DB技術者認定試験」、
「HTML5プロフェッショナル認定試験」、「Apache CloudStack技術者認定試験」
を実施する特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(以下:LPI-Japan、東京
都港区、理事長 成井 弦、http://lpi.or.jp )は、2015年10月26日(月)より、
『OPCEL認定試験(OpenStackの技術者認定試験) 』(以下、本試験と略す(※1)
の配信を開始いたします。
なお、受験予約(※2)は、ピアソンVUE社にて本日9月28日(月)より受付開始
となります。試験はCBT(コンピュータベースドテスティング)方式で、受験料
は30,000円(税抜)です。初年度の受験者数は1,000名、3年目の受験者数は5,000
名を目標としています。
LPI-Japanでは本試験のリリースに先立ち9月12日から14日にかけてベータ試験
(※3)を実施し、日本からは60名もの技術者が参加しました。このベータ試験
の結果は試験問題の妥当性や信頼性の検証のために活用され、本試験の作成に
反映されます。
OpenStack(※4)は既にクラウド事業者など大規模なクラウドサービスを提
供する企業で多くの実績があります。さらに近年は、この高機能なクラウド・
管理ソフトウェアを自社のプライベートクラウドやハイブリッドクラウド基盤
構築に採用する企業も増えています。
こうしたOpenStackの活用領域の広がりや利用ユーザーの増加により、
OpenStackを利用しクラウド環境を構築、運用管理できる確かなスキルを有した
エンジニアの育成は、ユーザー企業はもとよりIT業界全体としても急務となっ
ています。
そうした現状を鑑みLPI-Japanでは、Linux、OSS-DB、HTML5、CloudStackの技術
力の認定制度に加えて『OPCEL認定試験(OpenStackの技術者認定試験)』を開
発し、クラウド基盤を扱うプロフェッショナルの育成を支援していきます。
本試験は、LPI-Japanの理事企業であるNEC、富士通、日立のOpenStackに精通
した技術者及び世界中のOpenStackの専門家の協力を得て市場分析・業務分析を
行い、グローバルな体制で開発されました。本試験は特定のベンダーのディス
トリビューションに依存しない中立な試験です。それ故にOPCEL認定資格は多く
の企業が推進するクラウドの技術力の認定資格としてITエンジニアのスキルの
向上に役立つだけでなく、技術力を担保する客観的基準としても活用できます。
本試験の対策教材として、『OPCEL認定試験 対策教科書(仮題) 著:日本仮想
化技術株式会社(※5)』が10月下旬に、『OpenStack構築運用トレーニングテ
キスト -OPCEL認定試験対応-(仮題) 著:ナレッジデザイン(※5)』が2016
年2月29日(月)にリリース予定です。
なおLPI-Japanが提供するLPICレベル3 304試験は全てのクラウド基盤の中核技
術である仮想化や高可用性等の技術力を認定する試験であり、本試験と補完関
係にあります。
本試験の詳細は、後述の資格/試験体系をご参照ください。
賛同文(企業名五十音順)
■エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 技術開発部
担当部長 逸見 彰一郎 氏
OpenStack はIaaS基盤を統合的に管理するオープンソースソフトウェアとして、
グローバルで注目を集めています。NTTコミュニケーションズは、コミュニティ
活動を通じてOpenStackの普及・推進に努めており、またクラウドサービス
「Cloudn」や現在開発を進めている「次世代クラウド基盤」においてOpenStack
の技術ノウハウを取り入れています。今回の「OpenStack技術者向けの認定試験
“OPCEL認定試験”」の開始は、OpenStackに関わるITエンジニアの育成やスキ
ル向上、また柔軟かつ信頼性の高いグローバルクラウドサービス提供に役立つ
と考えています。
■クラウド利用促進機構 総合アドバイザー 林 雅之 氏
OpenStackは、日本においても企業ユーザーのプライベートクラウド基盤や、
事業者のパブリッククラウドサービスなど広く採用されており、世界中のIT
エンジニアに支えられています。「OPCEL認定試験(OpenStackの技術者認定試
験)」の配信開始により、OpenStack関連業務に関わる多くのITエンジニアの
育成やスキル向上につながると確信しています。本認定試験が日本国内の企業
や大学などだけでなく、アジアなどの海外に広く採用されていくことを期待し
ています。
■日本電気株式会社 クラウドプラットフォーム事業部
主席技術主幹 [OSS推進センター] 高橋 千恵子 氏
日本電気株式会社(NEC)はこの度のLPI-Japanによる「OpenStackの技術者認定試験
(OPCEL認定試験)」の提供開始をこころより歓迎いたします。OpenStackはクラウド
基盤を構成するソフトウェアとしてデファクトスタンダードになりつつあります。NECは
2011年OpenStackコミュニティに参画、2012年OpenStack Foundationに参画、
そして2014年OpenStackを活用したクラウド基盤サービス「NEC Cloud IaaS」の
提供を開始し、OpenStackの取り組みに力をいれてきています。海外はもちろん、
国内の事例も増えつつある昨今、OpenStackを活用できる人材の育成が急務となって
きています。このタイミングでの本認定試験は大変有効なものとなることはまちがい
ありません。今後もOpenStackの利活用推進とともに、本認定試験の国内での普及、
およびグローバルでの普及に、大いに期待しております。
■株式会社日立製作所 ITプラットフォーム事業本部 プロダクト統括本部
ソフトウェア生産技術部 橋本 尚 氏
日立製作所は、LPI-Japan様がOpenStackの新試験制度を開始されることを歓迎
します。クラウド関連の技術が広がり、さまざまな分野へ応用を広げようとし
ています。そのような中で、基本技術とも言えるOpenStackを習得し、活用でき
る技術者が求められていきます。技術者の育成の一環として、技術力の認定を
行うことは、技術者、企業双方にとって、有益なことと考えます。その意味で、
「OPCEL認定試験」が、技術者育成・普及促進に大きな役割をになうと確信し
ています。
■富士通株式会社 プラットフォームソフトウェア事業本部 Linux開発統括部
サポート技術部 シニアマネージャー 福地 正夫 氏
OpenStackはOSSのクラウド基盤として、導入コストや管理コストの低減、シス
テムの柔軟性向上、安定性向上に期待が集まっています。また現在も
OpenStackコミュニティにおいて、新機能開発が活発に行なわれており、今後
ますます活用の場が広がっていくことが予測される技術です。
「OPCEL認定試験」を通して、OpenStackを利用したクラウド環境の構築・保守
・運用管理に必要となる技術を習得することで、クラウド基盤に関わる技術者
が成長し、IT業界の今後の発展に寄与するものと期待しております。
■ミラクル・リナックス株式会社
代表取締役社長 伊東 達雄 氏
ミラクル・リナックスは、この度のLPI-Japan様のOpenStackの技術者認定試験
開始の発表を歓迎します。
当社が活動を支援しているOSSコミュニティ『Project Hatohol』においても、
OSS運用統合ソフト「Hatohol」にOpenStack環境との連携機能を実装しており、
今後もより一層、OpenStackを採用する企業の増加と、クラウドの確かな技術
力を有したエンジニアの需要が高まると予測しています。
「OPCEL認定試験」は、OpenStackを利用しクラウド環境を構築、運用管理でき
る確かなスキルを持つエンジニアの育成を促進するものとして、大いに期待し
ております。
====== OPCEL認定試験(OpenStackの技術者認定試験)の資格/試験体系 ======
■試験概要
本試験はOpenStackに関する専門知識や構築、運用管理のスキルを認定する試験
です。
本試験に合格したエンジニア(OPCEL認定プロフェッショナル)は、OpenStack
環境の構築・運用管理に必要な技術力を持ち、質の高いクラウドインフラを構
築できるプロフェッショナルであることを証明できます。
■試験名 / 認定名 / 認定保有者名
OPCEL認定試験 / OPCEL認定資格 / OPCEL認定プロフェッショナル
■公式Webサイト
https://opcel.org
■受験料
30,000円(税抜)
■受験方法
CBT(コンピュータベーストテスティング)(※2)
■試験時間
90分(試験実施時間には試験説明・同意書サインなどを含む)
■認定条件
本試験に合格すること。
■認定の有意性の期限
3年間
■推奨スキルレベル
LPICレベル1以上のスキルを保有していることを推奨。
(前提保有資格はありません。)
■対応OpenStackバージョン
Kilo
本試験は対応バージョンとの特有な依存関係を最小限にしながら認定試験とし
ての有効性を維持できるように開発されていますので、OpenStackの新バージョ
ンがリリースされても本認定資格の有意性は維持されます。
■認定により証明されるスキルレベル
下記のOpenStackを使用したシステムの構築、運用管理ができる技術力を証明し
ます。
・OpenStack環境において、エンドユーザが必要とするインスタンス、アプリ
ケーションおよびサービスの各種設定をすることができる。
・OpenStackのコアサービスの構築およびOpenStack環境の運用管理を行うこと
ができる。
・下記を実行できる。
* 各種ストレージの設定
* ネットワークの構築
* 認証管理
* ダッシュボードのカスタマイズ
* 新規VMイメージの作成および使用
* 新規イメージの登録とカスタマイズ
* 追加のブロックおよびオブジェクトストレージの事前準備
* レポート用のテレメトリ情報の収集
* ユーザ、テナント、その他のシステムリソースの管理
■出題範囲
本試験の出題範囲はOpenStack環境を使いこなすためのスキル範囲を網羅して
います。
・OpenStack のアーキテクチャとデプロイメント
- クラウドコンピューティングの概念(重要度 3)
- OpenStack のアーキテクチャと設計(重要度 5)
- OpenStack のインストレーションとデプロイメント(重要度 5)
・必須管理サービス
- アイデンティティサービス、認証と認可 (Keystone)(重要度 6)
- ダッシュボード(Horizon)とRESTful API(重要度 2)
- テレメトリ(Ceilometer)(重要度 3)
- オーケストレーション (Heat)(重要度 3)
・イメージとデータストレージ
- イメージサービス (Glance)(重要度 5)
- イメージの作成(重要度 4)
- ブロックストレージ (Cinder)(重要度 5)
- オブジェクトストレージ (Swift)(重要度 5)
・ネットワーキング、コンピューティングおよびインスタンス管理
- ネットワーキングサービス (Neutron)(重要度 6)
- コンピュートサービス (Nova)(重要度 6)
- ベアメタルプロビジョニング (Ironic)(重要度 2)
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※1)OPCEL認定試験(OpenStackの技術者認定試験)について
詳細は公式Webサイトをご参照ください。
https://opcel.org
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※2)受験方法について
・受験予約の方法に関しましてはLPI-Japanホームページの「受験のお申込み」
をご参照ください。
https://opcel.org/registration
・既にLPI-IDをお持ちの方は下記の試験代行会社よりお申込ください。
ピアソンVUE社 http://www.pearsonvue.com/japan/IT/opcel_index.html
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※3)ベータ試験について
詳細は、http://lpi.or.jp/news/event/page/openstack201509/ をご参照く
ださい。
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※4)OpenStackとは
OpenStackは、Rackspace HostingとNASAによって開始されたオープンソース
ベースのIaaSクラウド基盤ソフトウェアプロジェクトです。現在は非営利団体の
The OpenStack Foundationによって管理されており、その開発には世界中の
200社を越える企業や開発者が参加しています。
またAmazon EC2やAmazon S3と互換性に優れ、少ない手間でAWSのために
書かれたクライアントアプリケーションを活用できるという特長を持ちます。
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※5)『OPCEL認定試験 対策教科書(仮題) 著:日本仮想化技術株式会社』と
『OpenStack構築運用トレーニングテキスト -OPCEL認定試験対応-(仮題)
著:ナレッジデザイン』について
これらの教材はLPI-Japanの出版物ではありません。また、本教材で学習する
ことにより合格を保証するものではありません。
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●本リリースのお問い合わせ先
LPI-Japan 事務局 担当:井戸田
TEL:03-3568-4482、FAX: 03-3568-4483 / E-mail:press@lpi.or.jp