書店が多いのは日本海側と四国で、1位は福井県!
[16/10/31]
提供元:PRTIMES
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〜子供の頃から本好きが多い福井県、徳島県、石川県がトップ3〜
NTTタウンページ株式会社(代表取締役社長:岡田 昭彦、本社:東京都港区虎ノ門3-8-8)は、タウンページデータベース(職業別電話帳データ)を活用してさまざまなマーケティング情報を提供しており、自社が運営するタウンページデータベース紹介サイト(http://tpdb.jp)では、毎月独自の都道府県ランキングを発表しています。第63弾のテーマは、「書店」に関するランキングです。
[画像1: http://prtimes.jp/i/2308/67/resize/d2308-67-569687-0.jpg ]
毎年10月27日から11月9日までの文化の日を中心にした2週間は、「読書週間」です。この時期、各メディアで「読書の楽しさ」や「本との出会いや思い出」が取り上げられるため、本に手が伸びる方も多いのでは。そもそも「読書週間」は、終戦間もない1947年に「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意で、出版社・取次会社・書店と図書館、マスコミが一緒に定めたもの。確かに、気候の穏やかな秋の夜長に、じっくり本を読めるのは平和な時代だからこそですね。今月は、探究心を満たしてくれる書店に関するランキングです。
【読書時間は減っていない?】
スマートフォンやゲーム機などデジタル機器の普及を背景に、出版不況や書店の相次ぐ閉店などから、読書離れが懸念されています。出版物の売上も1996年をピークに減少を続けているせいか、「本を読まなくなった」という印象を数字で裏付ける根拠にもなっています。
ところが実際には、小・中学生の読書冊数は増えています。全国学校図書館協議会と毎日新聞社が毎年行なっている調査によると、2015年5月の1ヵ月間の平均読書冊数は、小学生で11.2冊、中学生で4.0冊、高校生が1.5冊です。「小学生って、こんなに本を読んでいるの?」と驚かれた方も多いのではないでしょうか。
参考サイト⇒「第61回学校読書調査」の結果(http://www.j-sla.or.jp/material/research/54-1.html)
<図1>過去31回分の5月1ヵ月間の平均読書冊数の推移(1985〜2015年)
[画像2: http://prtimes.jp/i/2308/67/resize/d2308-67-585884-1.jpg ]
<図1>を見ると2000年あたりから小・中学生の読書冊数が増えているのは、「朝の10分間読書運動」の影響ではないかと言われています 。学校で毎朝、授業前の10分間に生徒と教師がそれぞれ自分の読みたい本を読む活動で、1988年に千葉県の女子高校で提唱されてから全国に広がりました。「みんなでやる」「毎日やる」「好きな本でよい」「ただ読むだけ」が原則で、感想文や評価は求めません。この自由さが、子供達に受け入れられた理由かもしれませんね。というのは、読書をしない口実として「夏休みに感想文を書かされて嫌になった」ことを理由にあげる人が多いから。ただ読むだけなら、嫌になる理由は無くなります。
では、読書量は減っていないのに、なぜ書店が減るのでしょうか。大きな原因は、インターネット通販の普及でしょう。気になった本を検索すればすぐに在庫の有無がわかり、希望の場所に届けてくれるサービスは、わざわざ足を運ばなければならない書店と違って忙しい現代人には大きなメリット。
あくまでも推測ですが、公立図書館の増加も影響しているかもしれません。職業別電話帳の掲載件数でみると、業種分類『図書館』は、2006年の2942館から2016年には3167館と約7.6%の増加です。
【子供の学力と読書量は比例する?】
書店の登録件数は、この10年で14,603件から9,677件と3割以上も減少しています。
<図2>業種分類「書店」の登録件数推移(2007年〜2016年)
[画像3: http://prtimes.jp/i/2308/67/resize/d2308-67-567006-2.jpg ]
人口10万人当たりの書店の登録件数をみると、1位は福井県(13.42件)、2位は徳島県(12.70件)、3位は石川県(11.59件)で、四国は4県ともトップ10入りをはたしています。
<図3>業種分類「書店」の登録件数による偏差値の都道府県ランキング(2016年)
[画像4: http://prtimes.jp/i/2308/67/resize/d2308-67-464730-3.jpg ]
1位の福井県は2015年の文部科学省全国学力テストの学習状況調査によると、小学生の読書率・図書館利用率ともに1位。小学生の新聞購読率でも1位で、普段から活字に親しんでいるのがわかります。
逆にネット利用率は全国で37位と低く、紙面から情報を得るのが好まれているようです。
また、2016年度の全国学力テストの小学生正答率では、石川県と並んで1位を獲得しています。
2位の徳島県は、人口10万人あたりの業種分類『塾・進学教室』の電話帳掲載件数は1位(2016年10月時点)で、教育熱心な県。本を読む機会も多いことが推測されます。
3位の石川県は、2016年の全国学力テストの小学生正答率1位。2015年の図書館利用率でも4位と、本に親しむ小学生が多いことがわかります。
【特別な一冊と出会う場所】
インターネット通販は探している本を検索して手に入れるのには便利ですが、「運命の一冊」と偶然の出会いを果たせるのは、やはり書店ならでは。大切な一冊を持っている人は、「自分が選んだ本というより、本に引き寄せられた」と話すこともよくあります。
[画像5: http://prtimes.jp/i/2308/67/resize/d2308-67-211851-4.jpg ]
岩手県盛岡市の「さわや書店フェザン店」は、たくさんの手作りポップが売り場に並んでいることで知られています。店長とスタッフが実際に本を読んで、本当におすすめしたい本に手書きで熱い想いを添えているとか。この書店で取り上げられてから重版を重ねベストセラーになった書籍も多いそうで、今、全国の出版社や書店から注目を浴びています。本はどこで買っても同じと思われがちですが、「ここのポップを読んでから買った本は、特別な一冊に思える」という「書店のファン」もいるそうです。
参考サイト⇒さわや書店(http://books-sawaya.co.jp/index/)
また、北海道の「いわた書店」の1万円選書も数百人待ちが出るほどの人気サービスです。これは、自身の読書履歴と簡単なアンケートに答えるだけで、自分に合う本を1万円分選んでくれるというもの。同じような本ばかりを選びがちな人に、これまで出会ったことの無いような、新たな本との出会いを提供してくれると注目を集めています。
参考サイト⇒いわた書店・一万円選書(http://iwatasyoten.my.coocan.jp/form2.html)
コラボ書店も増えています。カフェだけではなく、旅行会社や衣料店などジャンルもさまざま。関係者を招いてのトークイベントやワークショップを開くなど、個性的なアイデアを実践する書店も全国で見られるようになりました。この秋、書店に行って新たな本との出会いを探してみませんか。
「NTTタウンページ社の2016年11月の活動は以下の通りです。」
[画像6: http://prtimes.jp/i/2308/67/resize/d2308-67-583287-5.jpg ]
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NTTタウンページ株式会社(代表取締役社長:岡田 昭彦、本社:東京都港区虎ノ門3-8-8)は、タウンページデータベース(職業別電話帳データ)を活用してさまざまなマーケティング情報を提供しており、自社が運営するタウンページデータベース紹介サイト(http://tpdb.jp)では、毎月独自の都道府県ランキングを発表しています。第63弾のテーマは、「書店」に関するランキングです。
[画像1: http://prtimes.jp/i/2308/67/resize/d2308-67-569687-0.jpg ]
毎年10月27日から11月9日までの文化の日を中心にした2週間は、「読書週間」です。この時期、各メディアで「読書の楽しさ」や「本との出会いや思い出」が取り上げられるため、本に手が伸びる方も多いのでは。そもそも「読書週間」は、終戦間もない1947年に「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意で、出版社・取次会社・書店と図書館、マスコミが一緒に定めたもの。確かに、気候の穏やかな秋の夜長に、じっくり本を読めるのは平和な時代だからこそですね。今月は、探究心を満たしてくれる書店に関するランキングです。
【読書時間は減っていない?】
スマートフォンやゲーム機などデジタル機器の普及を背景に、出版不況や書店の相次ぐ閉店などから、読書離れが懸念されています。出版物の売上も1996年をピークに減少を続けているせいか、「本を読まなくなった」という印象を数字で裏付ける根拠にもなっています。
ところが実際には、小・中学生の読書冊数は増えています。全国学校図書館協議会と毎日新聞社が毎年行なっている調査によると、2015年5月の1ヵ月間の平均読書冊数は、小学生で11.2冊、中学生で4.0冊、高校生が1.5冊です。「小学生って、こんなに本を読んでいるの?」と驚かれた方も多いのではないでしょうか。
参考サイト⇒「第61回学校読書調査」の結果(http://www.j-sla.or.jp/material/research/54-1.html)
<図1>過去31回分の5月1ヵ月間の平均読書冊数の推移(1985〜2015年)
[画像2: http://prtimes.jp/i/2308/67/resize/d2308-67-585884-1.jpg ]
<図1>を見ると2000年あたりから小・中学生の読書冊数が増えているのは、「朝の10分間読書運動」の影響ではないかと言われています 。学校で毎朝、授業前の10分間に生徒と教師がそれぞれ自分の読みたい本を読む活動で、1988年に千葉県の女子高校で提唱されてから全国に広がりました。「みんなでやる」「毎日やる」「好きな本でよい」「ただ読むだけ」が原則で、感想文や評価は求めません。この自由さが、子供達に受け入れられた理由かもしれませんね。というのは、読書をしない口実として「夏休みに感想文を書かされて嫌になった」ことを理由にあげる人が多いから。ただ読むだけなら、嫌になる理由は無くなります。
では、読書量は減っていないのに、なぜ書店が減るのでしょうか。大きな原因は、インターネット通販の普及でしょう。気になった本を検索すればすぐに在庫の有無がわかり、希望の場所に届けてくれるサービスは、わざわざ足を運ばなければならない書店と違って忙しい現代人には大きなメリット。
あくまでも推測ですが、公立図書館の増加も影響しているかもしれません。職業別電話帳の掲載件数でみると、業種分類『図書館』は、2006年の2942館から2016年には3167館と約7.6%の増加です。
【子供の学力と読書量は比例する?】
書店の登録件数は、この10年で14,603件から9,677件と3割以上も減少しています。
<図2>業種分類「書店」の登録件数推移(2007年〜2016年)
[画像3: http://prtimes.jp/i/2308/67/resize/d2308-67-567006-2.jpg ]
人口10万人当たりの書店の登録件数をみると、1位は福井県(13.42件)、2位は徳島県(12.70件)、3位は石川県(11.59件)で、四国は4県ともトップ10入りをはたしています。
<図3>業種分類「書店」の登録件数による偏差値の都道府県ランキング(2016年)
[画像4: http://prtimes.jp/i/2308/67/resize/d2308-67-464730-3.jpg ]
1位の福井県は2015年の文部科学省全国学力テストの学習状況調査によると、小学生の読書率・図書館利用率ともに1位。小学生の新聞購読率でも1位で、普段から活字に親しんでいるのがわかります。
逆にネット利用率は全国で37位と低く、紙面から情報を得るのが好まれているようです。
また、2016年度の全国学力テストの小学生正答率では、石川県と並んで1位を獲得しています。
2位の徳島県は、人口10万人あたりの業種分類『塾・進学教室』の電話帳掲載件数は1位(2016年10月時点)で、教育熱心な県。本を読む機会も多いことが推測されます。
3位の石川県は、2016年の全国学力テストの小学生正答率1位。2015年の図書館利用率でも4位と、本に親しむ小学生が多いことがわかります。
【特別な一冊と出会う場所】
インターネット通販は探している本を検索して手に入れるのには便利ですが、「運命の一冊」と偶然の出会いを果たせるのは、やはり書店ならでは。大切な一冊を持っている人は、「自分が選んだ本というより、本に引き寄せられた」と話すこともよくあります。
[画像5: http://prtimes.jp/i/2308/67/resize/d2308-67-211851-4.jpg ]
岩手県盛岡市の「さわや書店フェザン店」は、たくさんの手作りポップが売り場に並んでいることで知られています。店長とスタッフが実際に本を読んで、本当におすすめしたい本に手書きで熱い想いを添えているとか。この書店で取り上げられてから重版を重ねベストセラーになった書籍も多いそうで、今、全国の出版社や書店から注目を浴びています。本はどこで買っても同じと思われがちですが、「ここのポップを読んでから買った本は、特別な一冊に思える」という「書店のファン」もいるそうです。
参考サイト⇒さわや書店(http://books-sawaya.co.jp/index/)
また、北海道の「いわた書店」の1万円選書も数百人待ちが出るほどの人気サービスです。これは、自身の読書履歴と簡単なアンケートに答えるだけで、自分に合う本を1万円分選んでくれるというもの。同じような本ばかりを選びがちな人に、これまで出会ったことの無いような、新たな本との出会いを提供してくれると注目を集めています。
参考サイト⇒いわた書店・一万円選書(http://iwatasyoten.my.coocan.jp/form2.html)
コラボ書店も増えています。カフェだけではなく、旅行会社や衣料店などジャンルもさまざま。関係者を招いてのトークイベントやワークショップを開くなど、個性的なアイデアを実践する書店も全国で見られるようになりました。この秋、書店に行って新たな本との出会いを探してみませんか。
「NTTタウンページ社の2016年11月の活動は以下の通りです。」
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