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Arm Treasure Data、より短期間で顧客価値を実現する「Treasure Boxes」と「Custom Scripts」を発表




2019年9月25日、米国カリフォルニア州マウンテンビュー発 –– 英Arm(本社:英国ケンブリッジ、以下Arm)は本日、Arm(R) Treasure Data™のカスタマーデータプラットフォーム(CDP)の新たな製品機能となる「Treasure Boxes(トレジャーボックス)」(*1) および「Custom Scripts(カスタムスクリプト)」を発表しました。これらはいずれも、顧客企業の目に見える形で、CDPプラットフォームからより短期間で、ビジネスの成果を得られるようサポートするものです。Treasure Boxesは、コードとアプリケーションのビルド済みのセットで構成される、業界初のCDPのソリューション・ライブラリです。顧客企業のArm Treasure Dataアカウントを通じて簡単に導入でき、特定のユースケースで顧客データをシームレスに活用できるようになります。また、Custom Scriptsによって、企業は自社のデータを対象にAI/機械学習ベースの分析を実行し、マーケティング・キャンペーンに関してより実用的な洞察を引き出すことが可能となります。
*1) https://boxes.treasuredata.com/hc/en-us?utm_source=wireservice-&utm_medium=press&utm_campaign=2019.09-treasureboxes

発表の概要:


カスタマーデータプラットフォーム(CDP)の新機能であるTreasure BoxesとCustom Scriptsにより、データからよりインパクトのある洞察を引き出すことが可能に
Treasure Boxesは、ビルド済みのコードとアプリケーションを提供し、顧客企業はこれをすぐに活用してCDPの価値を享受
Custom Scriptsは、AI/機械学習ベースの分析機能や独自のデータソースといった新しい手法をマーケティング・キャンペーンに活用可能

ArmのIoTサービスグループ、テクノロジー担当バイスプレジデントの太田一樹は、次のように述べています。「エンタープライズのお客様は、オンライン/オフラインの膨大なデータソースに悪戦苦闘しています。こうした顧客に必要なのが、自社データの管理とセキュリティ保護を効率的に行い、有意義な知見を引き出すことのできる柔軟なテクノロジーです。Treasure BoxesとCustom ScriptsによりArmのCDPプラットフォームを拡張することで、お客様にとっては、新たなユースケースを導入しつつ、自社のデータからより多くの価値を引き出すことが、これまで以上に簡単になります」

このようなCDPテクノロジーの最新の進化は、幅広い顧客セグメント対応できるような柔軟性をもたらし、よりパーソナライズされた体験の提供が求められるマーケターや、データワークフローのシンプル化が求められるエンジニアのいずれの要件にも対応します。

Treasure Boxesのライブラリは、コードのスニペット、コンポーネント一式、ビジュアライゼーションを組み合わせたもので、Arm Treasure Dataが有する10年近くのデータに関する知見を適用したものです。既存顧客に追加の費用はかかりません。これにより企業は、データと分析の新たなユースケースを自社のビジネスにすぐに活用できます。ユースケースの実例としては、顧客のソーシャルメディアスコアに基づく推奨アクションの提供や、エネルギー消費量の予測、販売・解約状況の追跡、オンラインの広告キャンペーンの分析などが挙げられます。

一方、Custom Scriptsの導入により、AI/機械学習ベースの分析機能によるデータのエンリッチ化や、Treasure Data CDPによる新たなデータソースの活用が可能となります。Custom Scriptsを使用することで、言語やライブラリに関わらず、すべてのデータ・パイプラインをCDPプラットフォーム上で利用できます。この結果、顧客企業にとっては、これまで時間を要するプロセスであった、データアクセス用の1回限りのインテグレーションが不要となります。さらに、幅広い顧客セグメントに対応するための機械学習モデルの開発期間を短縮することで、すばやくキャンペーンの意思決定を行うことができます。

AB InBev社で消費者データ戦略を担当するグローバルITマネージャーのLucas Borges氏は、次のように述べています。「Custom Scriptsをワークフローに導入することで、Arm Treasure Data CDPに対するデータ・パイプラインの設定をシームレスに行えます。こうしたパイプラインは、複数の複雑な工程で構成されるのが一般的ですが、Custom Scriptsの場合、Pythonをワークフロー上で直接実行し、データ基盤の構築作業を大幅に簡略化できます」

Arm Treasure Dataは、最近ではサンリオやZOZOテクノロジーズにも導入されるなど、400社以上の顧客企業を擁しています。パイオニア社(*2)は、Treasure Data CDPの初期導入段階で成果を得ており、現在では、交通事故率の削減を目標に、AI技術によるドライバーを支援するための事故予測モデルの構築に取り組むなど、新規用途へも事業を拡大しています。
*2) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000064.000022759.html

Treasure Boxesの詳細については、https://boxes.treasuredata.com/hc/en-us をご参照ください。

Armについて
Armのテクノロジーは、コンピューティングとコネクティビティの革命の中心として、人々の暮らしや企業経営のあり方に変革を及ぼしています。そのエネルギー効率に優れた高度なプロセッサ設計は、1,500億個以上のチップを通してインテリジェントなコンピューティングを実現してきました。Armのテクノロジーは各種センサーからスマートフォン、スーパーコンピュータまで、さまざまな製品をセキュアにサポートしており、世界人口の70%以上に使用されています。さらに、このテクノロジーにIoTソフトウェアやデバイス管理プラットフォームを組み合わせ、顧客がコネクテッドデバイスからビジネス価値を生み出すことを可能にしています。Armは現在1,000社以上のテクノロジーパートナーとともに、チップからクラウドまで、演算が行われるあらゆる分野における設計、セキュリティ、管理を支える技術の最先端を担っています。

全ての情報は現状のまま提供されており、内容について表明および保証を行うものではありません。本資料は、内容を改変せず、出典を明記した上で自由に共有いただけます。ArmはArm Limited(またはその子会社)の登録商標です。その他のブランドあるいは製品名は全て、それぞれのホールダーの所有物です。(C) 1995-2019 Arm Group.
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