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AT&Tやゼロックスでも採用する「忘れられない記憶を植え付け、人を動かすメソッド」。カーメン・サイモン著『人は記憶で動く』(CCCメディアハウス)発売!

人の行動の9割は、記憶に基づくといいます。しかし記憶は、時間の経過とともに失われていきます。では、忘れられない記憶を人に植え付け、人を動かすにはどうしたらいいでしょうか。神経科学を研究する認知科学者が、その有効な方法を明らかにしました。




[画像: https://prtimes.jp/i/11369/72/resize/d11369-72-854977-0.jpg ]

日本ではほとんど無名に近いけれども、一度知ると忘れられない美術館があります。それはオースラリアのミュージアム・オブ・オールド・アンド・ニュー・アート(MONA)。まず立地。典型的な美術館は、アクセスがいいけれども、この美術館はタスマニアという孤島にあります。しかも、入口はテニスコートの先にあって、地下にもぐります。展示品には作品紹介のプレートはいっさいなし。アトランダムに並べられた作品群のテーマは、セックスと死。順路は決められていないから、好きに館内を巡ります。そのうち迷子になり、感覚が研ぎ澄まされて、アートの観賞時間が伸びることになります。また夜9時からの「ヌーディスト用」ツアーまであるというから驚きです。

こんな型破りな美術館には、多くの記憶を生み出す仕掛けが介在しています。認知科学者である著者カーメン・サイモンは、こうした記憶に影響を及ぼす、15の変数を挙げています。それは、文脈、キュー、独自性、感情、真実、馴染み深さ、動機、斬新さ、情報量、妥当性、繰り返し、自己生成的コンテンツ、感覚強度、社会的側面、驚きとなります。

たとえば、A地点で情報を共有し、B地点で何らかのキュー(記憶を呼び覚ましてくれる内面的・外面的な引き金)に接し、記憶を呼び覚まし行動に移すという図式化ができます。この過程に深く関わるのが15の変数です。すべて使うわけではなく、好きな組み合わせで利用できます。ほか、少し各論に触れると、ファジートレース理論、人がもつ逐語的記憶(一言一句正確に覚えている記憶)と要旨的記憶(過去の出来事の概要を覚えている記憶)を時間の経過によって使い分ける方法や、ストーリーテリングで他人にたくさんの記憶を符号化して保持させる方法、知覚的な要素(鮮明な映像や行動)と認知的な要素(事実、抽象的なアイデア、意味など)の適切なバランスなどを紹介しています。

ビジネスにおいて重要なのは、いかに顧客に自社の商品やサービスを記憶してもらい、消費行動をとってもらうかです。その重要な課題に対して、脳科学・神経科学からアプローチをしたのが本書。Adobe、AT&T、マクドナルド、ゼロックスなど錚々たる企業を顧客にもつ著者が、理論と具体的かつ実践的なテクニックを披露しました。

■目次
第1章 記憶は目的のための手段である 意思決定に記憶が重要な理由
第2章 記憶へのビジネスからのアプローチ 記憶と決断に影響する3つのステップ
第3章 相手の記憶をコントロールする ランダムな記憶を回避する現実的な方法
第4章 注目を集める キューはいかにして行動への道を開くか
第5章 驚きのパラドックス さらなる注目・時間・関与を獲得する代価
第6章 甘い期待 つぎに起こることへのワクワク感を生み出す方法
第7章 メッセージを繰り返させる あなたの言葉を確実に繰り返してもらうテクニック
第8章 目立てば記憶される 人びとの心に長くとどまり行動を促す方法
第9章 「シンクの上で日記を書いている」 ストーリーを通して記憶を検索する
第10章 どの程度なら「多すぎる」のか? あなたのコンテンツを犠牲にしない方法
第11章 脳はどのように決断するのか? 神経生物学と神経経済学の視点から選択について考える
第12章 忘れられる権利と意図的な記憶 偶然忘れられることと意図的に忘れられることのバランスをとる方法
記憶に残るコンテンツ作りのためのチェックリスト

■著者 カーメン・サイモン Carmen Simon, PhD
認知科学者として神経科学の研究を専門にしている。プレゼンテーションの作成とトレーニングを手がけるRexi Media の共同設立者。教育工学と認知心理学で博士号を取得。コミュニケーションに説得力を持たせるためのアプローチは大胆で、すべての決断の中心には記憶が存在することを大前提にしている。情報を提供された相手は、忘れた情報ではなく記憶した情報に基づいて、提供側に有利な決断を下すと主張する。

http://www.reximedia.com/

■訳者 小坂恵理(こさか・えり)
翻訳家。慶應義塾大学文学部英米文学科卒業。訳書にフィル・マッキニー『キラー・クエスチョン』(CCCメディアハウス)、ベン・ステイル『ブレトンウッズの闘い』(日本経済新聞出版社)、カビール・セガール『貨幣の「新」世界史』(早川書房)、エドマンド・S・フェルプス『なぜ近代は繁栄したのか』(みすず書房)ほか多数。


詳細はこちら→http://books.cccmh.co.jp/list/detail/2059/
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