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「東アジア文化都市2022大分県」コア事業 塩田千春展『巡る記憶』 8月5日(金)より開催

期間:8月5日(金)〜10月16日(日) 場所:別府市中心市街地

大分県別府市にて、ベルリンを拠点に国際的に活躍するアーティスト・塩田千春の展覧会を8月5日(金)〜10月16日(日)まで開催します。塩田千春は、2015年に国際美術展『ヴェネチア・ビエンナーレ』(イタリア)の日本館代表に選出、2019年に森美術館 (東京) で開催された個展には、同館歴代2位の記録となる約66万人が来場するなど、現在最も注目されているアーティストの1人です。




[画像1: https://prtimes.jp/i/15293/73/resize/d15293-73-78d9e09ab13e5e2167af-0.jpg ]


本展は『東アジア文化都市2022大分県』のコア事業の1つとして開催。別府駅周辺の2つの場所が、ダイナミックで繊細な作品空間へと生まれ変わります。また、より深くその世界観を体験していただけるよう、サテライト会場での資料展示や小冊子の発行(会期中盤より販売予定)もおこないます。
生と死、存在、記憶など人間の根源的な問いをテーマにした塩田千春の作品は、その圧倒的な作品体験とともに私たちの感情を強く揺さぶります。この展覧会が、多くの方にとって生きることの意味に向き合い、未来への希望を見つめる機会となることを願っています。

【開催概要】
名称:塩田千春展『巡る記憶』
会期:2022年8月5日(金)〜10月16日(日) 休み:火曜日、水曜日
時間:11:00〜18:00(最終入場 17:30) 料金:無料
会場:大分県別府市中心市街地
公式サイト:www.beppuproject.com/shiotachiharu
主催:混浴温泉世界実行委員会、東アジア文化都市2022大分県実行委員会
総合プロデューサー:山出淳也(Yamaide Art Office 株式会社 代表取締役)
『ベップ・アート・マンス 2022』参加事業

【アーティスト】塩田千春 / Chiharu Shiota

[画像2: https://prtimes.jp/i/15293/73/resize/d15293-73-a978f8b781006a36000a-1.jpg ]

1972年、大阪府生まれ。ベルリン在住。生と死という人間の根源的な問題に向き合い、「生きることとは何か」「存在とは何か」を探求しつつ、その場所やものに宿る記憶といった不在の中の存在を?で紡ぐ大規模なインスタレーションを中心に、立体、写真、映像など多様な手法を用いた作品を制作。2008年、芸術選奨文部科学大?新人賞受賞。2015年には、第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館代表に選ばれる。2019年、森美術館にて過去最大規模の個展『魂がふるえる』を開催。また、エスポー現代美術館(2021年)、ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワ(2020年)、南オーストラリア美術館(2018年)、ヨークシャー彫刻公園(2018年)、高知県立美術館(2013年)、国立国際美術館(2008年) を含む世界各地の個展のほか、国際展などのグループ展にも多数参加。
〈過去の作品〉
[画像3: https://prtimes.jp/i/15293/73/resize/d15293-73-edca038f0a3daa56e069-2.jpg ]

[画像4: https://prtimes.jp/i/15293/73/resize/d15293-73-bd56db798ab09225f845-3.jpg ]


【コンセプト】巡る記憶
人間中心の生活から離れよう、と大地から湧き出る湯気を見て不意にそう思った。神社や教会など人々の祈りの場所も、戦争が起こる場所も、地球の引力や宇宙の大きなエネルギーによって作らされているだけなのかもしれない。別府の大地は、ものすごい生命力に溢れていた。
卸問屋だった場所では、まるで大地からの湯気が部屋の中まで湧き上がっているかのように?い?で空間が覆われている。その?をつたい、ポタポタと水が落ちては波紋ができて、水面は円を描いてだんだん影響されていく。流れる涙も、落ちる水道の水も、肩に降る冷たい?も、いつも生きている証拠だった。元中華料理屋では、?い?が店内を覆う。もう使われていないテーブルや椅子からは当時の店の様子がうかがえる。?が記憶を紡ぎ、不在となった部屋の記憶を呼び起こす。どちらの空間も、誰もいないのについさっきまで誰かがいたかのように不在の中の存在がある。この場所では人々の記憶が生きたまま湯気のように循環し続ける。

【会場および作品プラン】
BEP.Lab (別府市北浜1-2-28 草本ビル2・3階)

[画像5: https://prtimes.jp/i/15293/73/resize/d15293-73-66e8f2ec59a7bc9df646-4.jpg ]

小麦粉や砂糖などの食品を扱う卸問屋だった場所で、空間に編み込まれた?い?とそこから滴る水によって構成された、「循環」がテーマのインスタレーションを発表します。また、本展のために制作されたドローイングや音を用いた作品なども展示します。

新中華園ビル1階 (別府市元町5-7)

[画像6: https://prtimes.jp/i/15293/73/resize/d15293-73-0c31176caf44ebf84f2f-5.jpg ]

大規模な宴会場を有する中華料理屋だった場所で、円卓やイスなど、かつての記憶を宿す「モノ」と?いロープを用いたインスタレーションを発表します。


【本展をより深く体験するための試み】
サテライト会場platform05 (別府市中央町9-3)
塩田千春が過去に参加した展覧会の制作風景を収めた映像や、図録をご覧いただけます。

小冊子の発行
本展展示作品などの写真を掲載した小冊子を発行します。会期中盤より販売開始予定です。


【関連イベント】ベップ・アート・マンス 2022
今年で13回目を迎える市民文化祭。文化・芸術に関わるさまざまなプログラムが別府の町を彩ります。
会期:2022年10月8日(土)〜11月27日(日)
サイト:https://www.beppuartmonth.com


■『東アジア文化都市事業』とは?

[画像7: https://prtimes.jp/i/15293/73/resize/d15293-73-fa4463c385eeddfa79dc-6.jpg ]

「アジア文化都市事業」は、日中韓3カ国において、芸術文化による発展を目指す都市を各国が選定し、その都市の芸術文化をはじめ、伝統文化、生活文化など多彩な芸術文化イベント等を1年にわたって実施するものです。この事業を通じて、芸術文化はもとより、産業や観光の振興にも取り組み、都市の文化的特徴を生かしながら、都市の持続的な発展を推進します。日本ではこれまでに、京都市、奈良市、金沢市などで開催されてきました。

■2022年『東アジア文化都市事業』の開催地は大分県!
今年の「東アジア文化都市事業」では、開催都市として日本は大分県、中国は済南市と温州市、韓国は慶州市が選出。大分県では、『県民総参加で「おおいた」の文化を発信し、東アジアとの交流によって新たな文化を切り拓く』を開催テーマとして、5月22日(日)大分県別府市にて開幕式典が行われました。今後も、11月の閉幕式典まで県内各地で様々な文化的イベントが催されます。
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