環境対応VLCC・デザインコンセプト検討の為のコンソーシアムを結成
[24/01/26]
提供元:PRTIMES
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出光タンカー株式会社、飯野海運株式会社、日本郵船株式会社、日本シップヤード株式会社の 4 社は、マラッカマックス型(*1)大型原油運搬船 (VLCC: Very Large Crude Oil Tanker)の温室効果ガス排出削減を目標とし、デザインコンセプト(主要目・主要機器・環境対応機器)の共同研究開発を行うコンソーシアム(*2)を結成しました。
1. コンソーシアム結成の経緯
現在、脱炭素が世界的な課題となっている一方、エネルギー安定供給の観点から石油は引き続き不可欠な存在です。原油輸入量の90パーセント以上を中東に頼る日本では、その経済活動において原油輸送に従事するVLCCが重要な役割を担っています。海運関係各社では、その輸送に際して発生する温室効果ガスを最小限に抑えるため、従来燃料である重油から次世代燃料への切り替えや、二酸化炭素(CO2)回収装置などの環境対応機器搭載の検討を行っています。
これらの課題に対し、出光タンカー株式会社が発起人となり、4社は日本のエネルギー輸送の担い手として、会社の枠を超えて最適解を検討すべく、コンソーシアムを結成しました。
2. コンソーシアムでの取り組み
4社は従来比で40%以上の温室効果ガス排出削減を目標に、それぞれの分野において
培ったノウハウを結集し、最終的にVLCCの建造・運航を視野に入れた次世代燃料・環境対応機器の効果の検証/選定、デザインコンセプトの作成を進めてまいります。
*1:日本・中東をつなぐ主要航路であるマラッカ海峡を通峡可能な最大船型。
*2:複数の当事者が共通の目的に沿った活動を行う為の組織。
[画像1: https://prtimes.jp/i/120868/73/resize/d120868-73-d94266f4adfc74bdd3bd-0.jpg ]
コンソーシアム結成の調印式
左から:飯野海運株式会社 小薗江取締役専務執行役員
日本シップヤード株式会社 廣瀬取締役営業本部長
出光タンカー株式会社 松尾代表取締役社長
日本郵船株式会社 渡辺常務執行役員
[画像2: https://prtimes.jp/i/120868/73/resize/d120868-73-cf30a951f8b5877a06ba-1.jpg ]
次世代環境対応VLCCのイメージ
各社概要
<出光タンカー株式会社>
本社:東京都千代田区
代表者:代表取締役社長 松尾 一郎
ウェブサイト: http://www.idemitsu.co.jp/tanker/
<飯野海運株式会社>
本社:東京都千代田区
代表者:代表取締役社長 大谷 祐介
ウェブサイト: https://www.iino.co.jp
<日本郵船株式会社>
本社:東京都千代田区
代表者:代表取締役社長 曽我 貴也
ウェブサイト: http://www.nyk.com/
<日本シップヤード株式会社>
本社: 東京都千代田区
代表者:代表取締役社長 前田 明徳
ウェブサイト:https://nsyc.co.jp
〜お問い合わせ先〜
出光タンカー株式会社:業務部 事業戦略企画課
(URL: https://www.idemitsu.com/jp/contact/group_flow/index.html)
飯野海運株式会社:油槽船部 油槽船課
(URL: https://www.iino.co.jp/kaiun/contact/form.php)
日本郵船株式会社:広報グループ 報道チーム
(E-MAIL: NYKJP.ML.MEDIA@nykgroup.com)
日本シップヤード株式会社:営業本部
(URL:https://www.nsyc.co.jp/contact/