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子どもの歯の矯正をしてやれるのは、親の甲斐性?【光文社】

将来の「歯並び」「顔だち」 「成績」「歯科治療費」は0歳〜3歳のお口の習慣で決まります

これまで6000人以上の子どもの お口を見てきた歯科医師によれば、歯が生えそろう前の毎日の生活が、
矯正治療が必要な子を作り出してしまっている現実があるそう。




子どもの歯の矯正は、一種のステイタスだとされてきた。
確かに、社会的にはそういう側面もある。
でも、矯正治療の必要がないなら、または必要があったとしても、できるだけ軽く済むなら
もっとよいのではないだろうか。

お口には、子ども一人一人が持って生まれた条件がもちろんあるが、
愛知県東海市で小児歯科のクリニックの院長を務める竹内敬輔医師によれば、
一般的に3歳までの子どものお口は、よい噛み合わせ、きれいな歯並びに
育っていける柔軟性・可能性を持っているそう。

「それを応援するのが、毎日のお家での小さな習慣の積み重ねです。
ほんの一例ですが、乳児は、歯がないので母乳やミルクを飲むが、授乳のときの抱っこの仕方や
吸わせる角度などが正しいあごの発達や、顔立ち、また、口呼吸になることでアレルギーなど、
体質にまで影響します」
こういうと、不安を覚える人もいるかもしれないが、
竹内医師が勧めるひとつひとつの習慣は、とてもシンプルなことばかり。
たとえば、離乳食をあげるときのスプーンの角度や、食事を急がせないこと、
ストローの使い方etc……。
[画像: https://prtimes.jp/i/21468/74/resize/d21468-74-192454-0.jpg ]



歯が生えそろう前のお口の習慣が、じつは後々とても大事だという事実は、
まだそれほど認知されていない。
竹内医師は、クリニックでのカウンセリングで
「そんなこと、教わらなかった」「もっと早く知っていれば……」
という親御さんたちの言葉を何度も聞いてきた。
大事なのは、塾よりなにより「口育(こういく)」ではないか?
そんな思いで、一冊の本を書いた。
それが、絵本スタイルの「お口の育て方」(光文社刊)。
乳幼児をお世話するすべての人に読んでいただきたい一冊。
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