インビジブル・ファミリーに関する調査(第3回)
[10/09/15]
提供元:PRTIMES
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日常の「買い物」「外食」や、たまの「旅行」も・・・親と一緒にしたい意向
は低下。
親からのサポートも薄れ、同居・近居・遠居とも親子間の交わりは減少傾向
http://vi.macromill.com/research/100915.html
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<調査結果トピックス>
・親からのサポートは総じて減少傾向。特に日常的な交流や助け合いの減少が
目立つ
・「外食」「買い物」から、たまの「旅行」まで・・、今後親と一緒にしたい
意向は総じて低下
・昨年の寄り添い傾向から一転、親を頼りたい、支えたいという気持ちも大き
く減少
・「三世代で同じキャリアの携帯電話」は親との距離が近い同居・近居で約1割
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株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:杉本哲哉)
は、「インビジブル・ファミリーに関する調査(第3回)」を2010年8月20日〜
8月22日、自社調査専用パネルを対象に実施しました。
近年、近距離に居住しながら、経済的・精神的に支え合う「インビジブル・
ファミリー」という家族形態が増えていると言われ、その特徴的な消費行動が
新たなニーズを生みつつあることから注目を集めています。
マクロミルでは、一昨年、昨年に引き続き、インビジブル・ファミリーを形
成する重要な要素の1つである「近居」を切り口に、同居・遠居世帯との比較
から、消費活動を中心に時系列での実態変化を探る調査を実施しました。
※調査対象者は、12歳以下の子供を持つ世帯の20〜59歳の既婚女性。予備調査
の結果を考慮し、親世帯との居住距離を基準に、近居(1〜2時間以内)400S、
同居200S、遠居(2時間以上)200Sの割付にて実施。
◇◆◇ 調査結果概要 ◇◆◇
〔1〕親からのサポートは総じて減少傾向。特に日常的な交流や助け合いの
減少が目立つ
+-----+------+------+------+------+------+------+------+------+------+
自分たちに対して『親がしてくれている(してくれた)こと』について、昨
年のスコアと比較すると、総じて昨年よりも減少傾向で、「連絡が取れるよう
に携帯電話を持った」(同居10%、近居14%、遠居13%)、「子供の学校・習
い事などの送り迎えをしてくれる」(同居23%、近居12%、遠居1%)、「ふ
だん夕食を作って子供や自分たちに食べさせてくれる」(同居24%、近居11%、
遠居4%)など、日常的な交流や助け合いに関する項目では、同居・近居・遠
居のいずれも昨年以下のスコアとなりました。特に同居で、「連絡が取れるよ
うに携帯電話を持った」(10%)、「子供の学校・習い事などの送り迎えをし
てくれる」(23%)のスコアが昨年より5ポイント以上低下しています。
〔2〕日常の「外食」「買い物」から、たまの「旅行」まで・・、親と一緒に
したい意向は総じて低下
+-----+------+------+------+------+------+------+------+------+------+
続いて、『今後親としたいこと』について、昨年と今回のスコアを比較しま
した。
同居・近居・遠居のいずれも、ほぼ全項目で昨年よりもスコアが低下してお
り、「外食」「デパートなどへの買い物」「スーパーなどへ日常的な買い物」
といった日常的な消費に関わる項目では、一昨年、昨年、今年と3年連続で減
少しています(例えば「外食」では、3年とも最もスコアの高い近居で、一昨
年67%、昨年57%、今回50%と減少)。
また、遠居では「旅行」が61%から54%へ、「デパートなどへの買い物」が
30%から20%へと特に大きく減少しており、日常的な消費に関わる項目に限ら
ず、比較的頻度の低い「旅行」も、親と一緒に行いたいという意向が目立って
低下しています。さらに、「あてはまるものはない」のスコアでは、同居・近
居・遠居のいずれも昨年より増加して3割弱にのぼるなど、経済状況の影響な
どもあってか、いずれの居住形態でも、ほとんどのカテゴリで今後親と一緒に
したいという意向が低くなっている様子が伝わってくる結果でした。
〔3〕昨年の寄り添い傾向から一転、親を頼りたい、支えたいという気持ちも
大きく減少
+-----+------+------+------+------+------+------+------+------+------+
〔1〕〜 〔2〕で見たような親との関わり方の背後にある『親に対する気持
ち』について、時系列で比較しました。
一昨年から昨年にかけてはほとんどの項目でスコアが増加し、親への精神的
な寄り添いが強まっている傾向が見られましたが、今回調査では、同居・近居
・遠居ともほぼすべての項目で昨年よりもスコアが減少しました。
特に減少が目立ったのは同居で、「何かあった時には助けてもらえる安心感
がある」(60%)、「子供の面倒を見てくれるため、気持ちに余裕がもてる」
(49%)といった【精神的な余裕や安心感】では、親との距離の近さからか、
昨年は近居・遠居を上回っていましたが、今回調査では、近居と同等、もしく
は下回る結果となりました。「親の健康面には常に気に掛けている」「将来は
自分たちが世話をしたいと考えている」など、【親の将来や健康へのケア】に
ついても同様で、同居のスコアは昨年より10ポイント前後減少していずれも5割
を下回っています。特に「将来は自分たちが世話をしたいと考えている」のス
コアでは、昨年63%から今回49%とその落ち込みが顕著でした。
「子供の病気や健康について最も相談する相手」「自分のことについて最も
相談する相手」など、【子供や自分のことの相談相手】では、同居・近居・遠
居とも減少傾向で、3割を切る項目が目立ちました。全体的に、親への寄り添
いや支え合いを求める気持ちが弱まり、前項までの関わり方などの行動面だけ
ではなく、心理的距離までもが遠ざかっているような結果となりました。
〔4〕「三世代で同じキャリアの携帯電話」は親との距離が近い同居・近居で
約1割
+-----+------+------+------+------+------+------+------+------+------+
親(祖父母)と子と孫が一体となって商品・サービスを購入する。いわゆる
『三世代消費』の中でも、最近の特徴的な項目に注目し、今回調査からその実
践度を確認しました。どの項目もスコアは1割以下で、これらのスタイルが一
般的に浸透しているとはまだ考えにくいものの、「三世代で同じキャリアの携
帯電話を使っている」「自分たち夫婦を介さずに親と子供が直接携帯電話でや
りとりをしている」など携帯電話のキャリア選びや使い方については、他の項
目よりも比較的高めでした。どちらの項目でも近居のスコアが最も高かった点
が注目されます。
近年、注目度が高まっている「デジタルフォトフレームを使って親に写真を
贈っている」については、商品の特性から連想されるイメージ通り、距離の遠
さに比例して同居<近居<遠居の順にスコアが高くなっています。一方、その
場に集って遊ぶ「家庭用ゲーム機などで親子三世代で遊ぶことがある」は、や
はり距離が近いほどスコアが高くなっていますが、オンラインゲームやインタ
ーネット通信機能などの今後の普及・浸透度合いによって変化が見られるかも
しれません。
<調査概要>
◇調査方法 :インターネットリサーチ
◇調査地域 :全国
◇調査対象 :12歳以下の子供を持つ世帯の20〜59歳の既婚女性
(当社調査専用パネル ボイスポート会員)
◇有効回答数:近居(1時間以内)350S、近居(2時間以内)50S、同居200S、
遠居(2時間以上)200S 計 800S
◇調査日時 :2010年8月20日(金)〜8月22日(日)
◇調査機関 :株式会社マクロミル
※プレスリリースは、こちらからダウンロードいただけます。
http://vi.macromill.com/research/common/pdf/100915.pdf
<調査結果の引用・転載について>
本調査結果を引用いただく際は、以下の要領でクレジット・調査概要を明記く
ださい。
マクロミル調べ/全国20〜59歳の既婚女性800人対象/2010年8月実施
───────────────────────────────────
◇株式会社マクロミルについて
───────────────────────────────────
株式会社マクロミルは、さまざまな企業の商品やサービス等に対する消費者の
声を、インターネットを活用して瞬時に集めるインターネット市場調査会社で
す。
国内90万人を超えるマクロミルモニタを調査対象として迅速なネットリサーチ
を行う「QuickMill」のほか、携帯電話を活用したモバイルリサーチ
「MobileMill」、世界各国の消費者を対象にした海外市場調査「GlobalMill」
など様々なネットリサーチサービスを展開しています。
社名 ■株式会社マクロミル
本社 ■東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー11F 〒108-0075
URL ■www.macromill.com
設立 ■2000年1月31日
資本金 ■15億9,785万円 ※2010年6月1日現在
上場取引所 ■東証一部 ( 証券コード:3730 )
代表者 ■代表取締役会長兼社長 杉本哲哉
従業員数 ■611名 ※2010年8月31日現在
事業内容 ■インターネットを活用した市場調査(ネットリサーチ)
本件に関するお問い合わせ
─────────────────────────────
株式会社マクロミル
VI事業グループ
TEL:03-3367-1959 FAX:03-3367-1969
MAIL:pr@macromill.com
─────────────────────────────
は低下。
親からのサポートも薄れ、同居・近居・遠居とも親子間の交わりは減少傾向
http://vi.macromill.com/research/100915.html
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<調査結果トピックス>
・親からのサポートは総じて減少傾向。特に日常的な交流や助け合いの減少が
目立つ
・「外食」「買い物」から、たまの「旅行」まで・・、今後親と一緒にしたい
意向は総じて低下
・昨年の寄り添い傾向から一転、親を頼りたい、支えたいという気持ちも大き
く減少
・「三世代で同じキャリアの携帯電話」は親との距離が近い同居・近居で約1割
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株式会社マクロミル(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:杉本哲哉)
は、「インビジブル・ファミリーに関する調査(第3回)」を2010年8月20日〜
8月22日、自社調査専用パネルを対象に実施しました。
近年、近距離に居住しながら、経済的・精神的に支え合う「インビジブル・
ファミリー」という家族形態が増えていると言われ、その特徴的な消費行動が
新たなニーズを生みつつあることから注目を集めています。
マクロミルでは、一昨年、昨年に引き続き、インビジブル・ファミリーを形
成する重要な要素の1つである「近居」を切り口に、同居・遠居世帯との比較
から、消費活動を中心に時系列での実態変化を探る調査を実施しました。
※調査対象者は、12歳以下の子供を持つ世帯の20〜59歳の既婚女性。予備調査
の結果を考慮し、親世帯との居住距離を基準に、近居(1〜2時間以内)400S、
同居200S、遠居(2時間以上)200Sの割付にて実施。
◇◆◇ 調査結果概要 ◇◆◇
〔1〕親からのサポートは総じて減少傾向。特に日常的な交流や助け合いの
減少が目立つ
+-----+------+------+------+------+------+------+------+------+------+
自分たちに対して『親がしてくれている(してくれた)こと』について、昨
年のスコアと比較すると、総じて昨年よりも減少傾向で、「連絡が取れるよう
に携帯電話を持った」(同居10%、近居14%、遠居13%)、「子供の学校・習
い事などの送り迎えをしてくれる」(同居23%、近居12%、遠居1%)、「ふ
だん夕食を作って子供や自分たちに食べさせてくれる」(同居24%、近居11%、
遠居4%)など、日常的な交流や助け合いに関する項目では、同居・近居・遠
居のいずれも昨年以下のスコアとなりました。特に同居で、「連絡が取れるよ
うに携帯電話を持った」(10%)、「子供の学校・習い事などの送り迎えをし
てくれる」(23%)のスコアが昨年より5ポイント以上低下しています。
〔2〕日常の「外食」「買い物」から、たまの「旅行」まで・・、親と一緒に
したい意向は総じて低下
+-----+------+------+------+------+------+------+------+------+------+
続いて、『今後親としたいこと』について、昨年と今回のスコアを比較しま
した。
同居・近居・遠居のいずれも、ほぼ全項目で昨年よりもスコアが低下してお
り、「外食」「デパートなどへの買い物」「スーパーなどへ日常的な買い物」
といった日常的な消費に関わる項目では、一昨年、昨年、今年と3年連続で減
少しています(例えば「外食」では、3年とも最もスコアの高い近居で、一昨
年67%、昨年57%、今回50%と減少)。
また、遠居では「旅行」が61%から54%へ、「デパートなどへの買い物」が
30%から20%へと特に大きく減少しており、日常的な消費に関わる項目に限ら
ず、比較的頻度の低い「旅行」も、親と一緒に行いたいという意向が目立って
低下しています。さらに、「あてはまるものはない」のスコアでは、同居・近
居・遠居のいずれも昨年より増加して3割弱にのぼるなど、経済状況の影響な
どもあってか、いずれの居住形態でも、ほとんどのカテゴリで今後親と一緒に
したいという意向が低くなっている様子が伝わってくる結果でした。
〔3〕昨年の寄り添い傾向から一転、親を頼りたい、支えたいという気持ちも
大きく減少
+-----+------+------+------+------+------+------+------+------+------+
〔1〕〜 〔2〕で見たような親との関わり方の背後にある『親に対する気持
ち』について、時系列で比較しました。
一昨年から昨年にかけてはほとんどの項目でスコアが増加し、親への精神的
な寄り添いが強まっている傾向が見られましたが、今回調査では、同居・近居
・遠居ともほぼすべての項目で昨年よりもスコアが減少しました。
特に減少が目立ったのは同居で、「何かあった時には助けてもらえる安心感
がある」(60%)、「子供の面倒を見てくれるため、気持ちに余裕がもてる」
(49%)といった【精神的な余裕や安心感】では、親との距離の近さからか、
昨年は近居・遠居を上回っていましたが、今回調査では、近居と同等、もしく
は下回る結果となりました。「親の健康面には常に気に掛けている」「将来は
自分たちが世話をしたいと考えている」など、【親の将来や健康へのケア】に
ついても同様で、同居のスコアは昨年より10ポイント前後減少していずれも5割
を下回っています。特に「将来は自分たちが世話をしたいと考えている」のス
コアでは、昨年63%から今回49%とその落ち込みが顕著でした。
「子供の病気や健康について最も相談する相手」「自分のことについて最も
相談する相手」など、【子供や自分のことの相談相手】では、同居・近居・遠
居とも減少傾向で、3割を切る項目が目立ちました。全体的に、親への寄り添
いや支え合いを求める気持ちが弱まり、前項までの関わり方などの行動面だけ
ではなく、心理的距離までもが遠ざかっているような結果となりました。
〔4〕「三世代で同じキャリアの携帯電話」は親との距離が近い同居・近居で
約1割
+-----+------+------+------+------+------+------+------+------+------+
親(祖父母)と子と孫が一体となって商品・サービスを購入する。いわゆる
『三世代消費』の中でも、最近の特徴的な項目に注目し、今回調査からその実
践度を確認しました。どの項目もスコアは1割以下で、これらのスタイルが一
般的に浸透しているとはまだ考えにくいものの、「三世代で同じキャリアの携
帯電話を使っている」「自分たち夫婦を介さずに親と子供が直接携帯電話でや
りとりをしている」など携帯電話のキャリア選びや使い方については、他の項
目よりも比較的高めでした。どちらの項目でも近居のスコアが最も高かった点
が注目されます。
近年、注目度が高まっている「デジタルフォトフレームを使って親に写真を
贈っている」については、商品の特性から連想されるイメージ通り、距離の遠
さに比例して同居<近居<遠居の順にスコアが高くなっています。一方、その
場に集って遊ぶ「家庭用ゲーム機などで親子三世代で遊ぶことがある」は、や
はり距離が近いほどスコアが高くなっていますが、オンラインゲームやインタ
ーネット通信機能などの今後の普及・浸透度合いによって変化が見られるかも
しれません。
<調査概要>
◇調査方法 :インターネットリサーチ
◇調査地域 :全国
◇調査対象 :12歳以下の子供を持つ世帯の20〜59歳の既婚女性
(当社調査専用パネル ボイスポート会員)
◇有効回答数:近居(1時間以内)350S、近居(2時間以内)50S、同居200S、
遠居(2時間以上)200S 計 800S
◇調査日時 :2010年8月20日(金)〜8月22日(日)
◇調査機関 :株式会社マクロミル
※プレスリリースは、こちらからダウンロードいただけます。
http://vi.macromill.com/research/common/pdf/100915.pdf
<調査結果の引用・転載について>
本調査結果を引用いただく際は、以下の要領でクレジット・調査概要を明記く
ださい。
マクロミル調べ/全国20〜59歳の既婚女性800人対象/2010年8月実施
───────────────────────────────────
◇株式会社マクロミルについて
───────────────────────────────────
株式会社マクロミルは、さまざまな企業の商品やサービス等に対する消費者の
声を、インターネットを活用して瞬時に集めるインターネット市場調査会社で
す。
国内90万人を超えるマクロミルモニタを調査対象として迅速なネットリサーチ
を行う「QuickMill」のほか、携帯電話を活用したモバイルリサーチ
「MobileMill」、世界各国の消費者を対象にした海外市場調査「GlobalMill」
など様々なネットリサーチサービスを展開しています。
社名 ■株式会社マクロミル
本社 ■東京都港区港南2-16-1 品川イーストワンタワー11F 〒108-0075
URL ■www.macromill.com
設立 ■2000年1月31日
資本金 ■15億9,785万円 ※2010年6月1日現在
上場取引所 ■東証一部 ( 証券コード:3730 )
代表者 ■代表取締役会長兼社長 杉本哲哉
従業員数 ■611名 ※2010年8月31日現在
事業内容 ■インターネットを活用した市場調査(ネットリサーチ)
本件に関するお問い合わせ
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株式会社マクロミル
VI事業グループ
TEL:03-3367-1959 FAX:03-3367-1969
MAIL:pr@macromill.com
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