旧松尾鉱山新中和処理施設において大規模災害訓練を実施
[15/10/30]
提供元:PRTIMES
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JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:河野博文)は、10月21日(水)〜22日(木)、岩手県八幡平市の「旧松尾鉱山新中和処理施設」において、岩手県をはじめ関係機関等とともに平成27年度大規模災害訓練を実施しました。
JOGMECが岩手県から運営管理を委託されている「旧松尾鉱山新中和処理施設」では、平成13年度から毎年、大地震や風水害等の大規模災害を想定した災害訓練を実施しており、災害発生時の緊急対応や関係機関との迅速かつ円滑な連絡・対応を確認し、職員をはじめ関係者の危機管理意識の向上を図っております。
今年度は、日本各地で地震が頻発し、火山噴火が起きている状況に鑑み、夜間に発生した震度6強の地震(震源は岩手山の火山活動)によって新中和処理施設が被災する想定で訓練を行いました。下記に想定した被害状況を示します。
1. 商用電源が停電して非常用発電機が稼働するも、ケーブルラックが支持架台から脱落した際に電源ケーブルが破断・短絡により再停電が発生し、新中和処理施設の操業が停止する。
2. 電源ケーブルの復旧に3日程度を要する見通しとなり、坑内に貯水可能な48時間以内に新中和処理施設の操業を再稼動できないため、炭酸カルシウムの河道投入が避けられない状況となる。
21日の通信訓練では、18時40分過ぎに災害が発生したとの連絡を受け、松尾管理事務所の職員を非常招集し、速やかに新中和処理施設管理棟に「現地対策本部」を設置しました。そして、岩手県ほか関係機関に被災状況を的確かつ迅速に連絡し、情報伝達方法に問題のないことを確認しました。
翌22日午前は、JOGMEC本部に「災害対策本部」を設置し、情報の集約や関係機関との連絡調整の方法など、機能的な組織のあり方を確認しました。
同日午後は、実地訓練として、屋内消火栓設備による消火作業を行うとともに、放流溝に原水を導水するための配管接続や炭酸カルシウム溶液を放流溝へ投入することを模擬した訓練を行いました。
さらに、実地訓練終了後、関係省庁および自治体等で構成する「旧松尾鉱山坑廃水中和処理施設維持管理連絡会議」を開催し、炭酸カルシム河道投入の意思決定(模擬)を行うとともに訓練結果および災害発生時に生じる問題点等に関する情報・意見交換を行いました。JOGMECは、次年度以降も様々なケースを想定し訓練を実施することで、今後も新中和処理施設維持管理業務の安全かつ確実な実施に役立てていきたいと考えています。
【旧松尾鉱山坑廃水中和処理施設維持管理連絡会議メンバー】
岩手県環境生活部環境保全課、県土整備部河川課
経済産業省関東東北産業保安監督部東北支部
国土交通省東北地方整備局岩手河川国道事務所、北上川ダム統合管理事務所
八幡平市市民福祉部市民課
JOGMEC(金属環境事業部、松尾管理事務所)
【当日の訓練の様子】
[画像1: http://prtimes.jp/i/12624/80/resize/d12624-80-287953-0.jpg ]
[画像2: http://prtimes.jp/i/12624/80/resize/d12624-80-438479-1.jpg ]
[画像3: http://prtimes.jp/i/12624/80/resize/d12624-80-418967-2.jpg ]
[画像4: http://prtimes.jp/i/12624/80/resize/d12624-80-827236-3.jpg ]
[画像5: http://prtimes.jp/i/12624/80/resize/d12624-80-359839-4.jpg ]
[画像6: http://prtimes.jp/i/12624/80/resize/d12624-80-214190-5.jpg ]
→全文を読む
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000063.html?mid=pr_151030
JOGMECが岩手県から運営管理を委託されている「旧松尾鉱山新中和処理施設」では、平成13年度から毎年、大地震や風水害等の大規模災害を想定した災害訓練を実施しており、災害発生時の緊急対応や関係機関との迅速かつ円滑な連絡・対応を確認し、職員をはじめ関係者の危機管理意識の向上を図っております。
今年度は、日本各地で地震が頻発し、火山噴火が起きている状況に鑑み、夜間に発生した震度6強の地震(震源は岩手山の火山活動)によって新中和処理施設が被災する想定で訓練を行いました。下記に想定した被害状況を示します。
1. 商用電源が停電して非常用発電機が稼働するも、ケーブルラックが支持架台から脱落した際に電源ケーブルが破断・短絡により再停電が発生し、新中和処理施設の操業が停止する。
2. 電源ケーブルの復旧に3日程度を要する見通しとなり、坑内に貯水可能な48時間以内に新中和処理施設の操業を再稼動できないため、炭酸カルシウムの河道投入が避けられない状況となる。
21日の通信訓練では、18時40分過ぎに災害が発生したとの連絡を受け、松尾管理事務所の職員を非常招集し、速やかに新中和処理施設管理棟に「現地対策本部」を設置しました。そして、岩手県ほか関係機関に被災状況を的確かつ迅速に連絡し、情報伝達方法に問題のないことを確認しました。
翌22日午前は、JOGMEC本部に「災害対策本部」を設置し、情報の集約や関係機関との連絡調整の方法など、機能的な組織のあり方を確認しました。
同日午後は、実地訓練として、屋内消火栓設備による消火作業を行うとともに、放流溝に原水を導水するための配管接続や炭酸カルシウム溶液を放流溝へ投入することを模擬した訓練を行いました。
さらに、実地訓練終了後、関係省庁および自治体等で構成する「旧松尾鉱山坑廃水中和処理施設維持管理連絡会議」を開催し、炭酸カルシム河道投入の意思決定(模擬)を行うとともに訓練結果および災害発生時に生じる問題点等に関する情報・意見交換を行いました。JOGMECは、次年度以降も様々なケースを想定し訓練を実施することで、今後も新中和処理施設維持管理業務の安全かつ確実な実施に役立てていきたいと考えています。
【旧松尾鉱山坑廃水中和処理施設維持管理連絡会議メンバー】
岩手県環境生活部環境保全課、県土整備部河川課
経済産業省関東東北産業保安監督部東北支部
国土交通省東北地方整備局岩手河川国道事務所、北上川ダム統合管理事務所
八幡平市市民福祉部市民課
JOGMEC(金属環境事業部、松尾管理事務所)
【当日の訓練の様子】
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000063.html?mid=pr_151030