ダッソー・システムズ、Modelon GmbHを買収
[15/04/24]
提供元:PRTIMES
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「エクスペリエンス創出型」メカトロニクス・システムの実現に向けた新たな布石に
3Dエクスペリエンス企業であり、3D 設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA)は23日、独Modelon GmbHの(ドイツ)買収を発表しました。Modelon GmbHは、自動車・輸送業界の転換のカギとなっている、システム・モデリングおよびシミュレーション向け「エクスペリエンス創出型」(ready-to-experience)のコンテンツにおけるエキスパートです。ダッソー・システムズは、今回の買収により、エクスペリエンスの時代である今日(の製造業)に求められる、業界をリードするコンテンツ、アプリケーション、サービスのポートフォリオを強化します。
[画像: http://prtimes.jp/i/6067/93/resize/d6067-93-514591-0.jpg ]
モノのインターネット(IoT)の視点から見ると、自律走行システムのようなスマート・コネクテッド・オブジェクトが消費者のライフスタイルを大きく変える可能性が日に日に高まっています。一方で、(そうした可能性の)実現に向けては、複雑かつ相互接続されたシステム群が、協調しながらシームレスに動作しなければなりません。車両開発コストにエレクトロニクスが占める割合は2030年までに50パーセントに上り、世界中の電気自動車の台数は2021年までに1,200万台に達すると、それぞれ予測されています。モデルベースのシステムエンジニアリングは、バーチャル製品の定義、イメージング、シェイピングと共に、現実の世界での製品(の挙動)を完璧に真似てみせる「ユーザー・エクスペリエンス」(の検証)にとって重要なポイントとなります。
Modelon GmbHは独自に、Modelica言語(オープン標準のモデリング言語)をベースとした、再利用が可能なモジュラー型でマルチフィジクスのコンテンツを提供しており、これによって業界に向けてデジタル・モックアップを超えた「ファンクショナル・モックアップ」をもたらし、コネクテッド・ビークルのエンジニアリングや実験のありかたを転換します。Modelon GmbH社のポートフォリオは、蓄電から電力供給まで、製品のサブシステムの複雑なインタラクションとパフォーマンスを、一連の流れとしてまとめて図解することができます。これは、設計段階でもシステム・オペレーションの最適化段階でも可能であり、バーチャル製品開発を加速させ、自動車・輸送機械産業のプロジェクトの関連性と品質を確かなものにします。
ダッソー・システムズのDymolaテクノロジーと、高い付加価値サービス力を備えたModelon GmbHのコンテンツならびにサポートを組み合わせることで、BMW i3やi8といったハイブリッド・カーをはじめとする、エレクトロニクスを多用した次世代の自動車で採用されているような革新的な技術を生み出す際の効率が劇的に向上します。
Modelon GmbHのCEOであるJohannes Gerl氏は次のように述べています。「2009年以来、業界で認められた私たちのコンテンツは、最新のModelica標準とそのツールの進化を実装しており、その結果、業界における(この分野の)大きな進化を成し遂げました。ダッソー・システムズの一員となることで、当社の持つ価値をより幅広い皆様に提供しつつ、そのインパクトを高め、電化され環境にも配慮した製品開発を促進し、エクスペリエンス・ベースのシステムエンジニアリングという輝かしい未来を体現できるものと思います」
ダッソー・システムズの社長兼最高経営責任者(CEO)であるベルナール・シャーレスは次のように述べています。「専門家が結集しているModelon GmbHのチームと、業界で実績のある同社のソリューションを迎えることで、『3Dユニバースで変革の力を示す』という当社のミッションをますます強固にできることをうれしく思います。3Dエクスペリエンス・プラットフォームと、強力で拡大しつつあるコンテンツ・パートナーのエコシステムにより、当社は自動車・輸送機械のみならず、航空宇宙やエネルギー、プロセス&ユーティリティ、建設といったほかの産業分野でも、Modelon GmbHの成功を再現します」
ダッソー・システムズはモデリング言語であるModelica を長期にわたってサポートしており、同社の旗艦ブランドであるCATIAの中核として、複雑なシステムエンジニアリングに活用してきました。今回のModelon GmbHの買収は、2006年のDynasim社(モデリカをベースとしたモデリングとシミュレーションのソリューション)買収、2010年のGeensoft社(エンベデッドシステム開発ソリューション)買収といった一連の流れに連なるもので、エクスペリエンスの時代に必要とされるスマートな製品設計に、ダッソー・システムズがさらに強い意欲をもっていることを示す最新の布石となります。
訳注:本資料は仏Dassault Systèmes による英文プレスリリースをダッソー・システムズ株式会社が日本語訳(抄訳)したものです。原文と本抄訳の差異に関しては、原文が優先致します。予めご了承下さい。
(以上)
ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは、3Dエクスペリエンス企業として、企業や個人にバーチャル・ユニバースを提供することで、持続可能なイノベーションを提唱します。世界をリードする同社のソリューション群は製品設計、生産、保守に変革をもたらしています。ダッソー・システムズのコラボレーティブ・ソリューションはソーシャル・イノベーションを促進し、現実世界をよりよいものとするため、バーチャル世界の可能性を押し広げます。ダッソー・システムズ・グループは140カ国以上、あらゆる規模、業種の約19万社のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報は、www.3ds.com (英語)、www.3ds.com/ja (日本語)をご参照ください。
3DEXPERIENCE、CATIA、SOLIDWORKS、ENOVIA、DELMIA、SIMULIA、GEOVIA、EXALEAD、 3D VIA、BIOVIA、NETVIBES、3DSWYMおよび3DEXCITEはアメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズまたはその子会社の登録商標または商標です。
3Dエクスペリエンス企業であり、3D 設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)ソリューションにおける世界的リーダーであるダッソー・システムズ (Euronext Paris: #13065, DSY.PA)は23日、独Modelon GmbHの(ドイツ)買収を発表しました。Modelon GmbHは、自動車・輸送業界の転換のカギとなっている、システム・モデリングおよびシミュレーション向け「エクスペリエンス創出型」(ready-to-experience)のコンテンツにおけるエキスパートです。ダッソー・システムズは、今回の買収により、エクスペリエンスの時代である今日(の製造業)に求められる、業界をリードするコンテンツ、アプリケーション、サービスのポートフォリオを強化します。
[画像: http://prtimes.jp/i/6067/93/resize/d6067-93-514591-0.jpg ]
モノのインターネット(IoT)の視点から見ると、自律走行システムのようなスマート・コネクテッド・オブジェクトが消費者のライフスタイルを大きく変える可能性が日に日に高まっています。一方で、(そうした可能性の)実現に向けては、複雑かつ相互接続されたシステム群が、協調しながらシームレスに動作しなければなりません。車両開発コストにエレクトロニクスが占める割合は2030年までに50パーセントに上り、世界中の電気自動車の台数は2021年までに1,200万台に達すると、それぞれ予測されています。モデルベースのシステムエンジニアリングは、バーチャル製品の定義、イメージング、シェイピングと共に、現実の世界での製品(の挙動)を完璧に真似てみせる「ユーザー・エクスペリエンス」(の検証)にとって重要なポイントとなります。
Modelon GmbHは独自に、Modelica言語(オープン標準のモデリング言語)をベースとした、再利用が可能なモジュラー型でマルチフィジクスのコンテンツを提供しており、これによって業界に向けてデジタル・モックアップを超えた「ファンクショナル・モックアップ」をもたらし、コネクテッド・ビークルのエンジニアリングや実験のありかたを転換します。Modelon GmbH社のポートフォリオは、蓄電から電力供給まで、製品のサブシステムの複雑なインタラクションとパフォーマンスを、一連の流れとしてまとめて図解することができます。これは、設計段階でもシステム・オペレーションの最適化段階でも可能であり、バーチャル製品開発を加速させ、自動車・輸送機械産業のプロジェクトの関連性と品質を確かなものにします。
ダッソー・システムズのDymolaテクノロジーと、高い付加価値サービス力を備えたModelon GmbHのコンテンツならびにサポートを組み合わせることで、BMW i3やi8といったハイブリッド・カーをはじめとする、エレクトロニクスを多用した次世代の自動車で採用されているような革新的な技術を生み出す際の効率が劇的に向上します。
Modelon GmbHのCEOであるJohannes Gerl氏は次のように述べています。「2009年以来、業界で認められた私たちのコンテンツは、最新のModelica標準とそのツールの進化を実装しており、その結果、業界における(この分野の)大きな進化を成し遂げました。ダッソー・システムズの一員となることで、当社の持つ価値をより幅広い皆様に提供しつつ、そのインパクトを高め、電化され環境にも配慮した製品開発を促進し、エクスペリエンス・ベースのシステムエンジニアリングという輝かしい未来を体現できるものと思います」
ダッソー・システムズの社長兼最高経営責任者(CEO)であるベルナール・シャーレスは次のように述べています。「専門家が結集しているModelon GmbHのチームと、業界で実績のある同社のソリューションを迎えることで、『3Dユニバースで変革の力を示す』という当社のミッションをますます強固にできることをうれしく思います。3Dエクスペリエンス・プラットフォームと、強力で拡大しつつあるコンテンツ・パートナーのエコシステムにより、当社は自動車・輸送機械のみならず、航空宇宙やエネルギー、プロセス&ユーティリティ、建設といったほかの産業分野でも、Modelon GmbHの成功を再現します」
ダッソー・システムズはモデリング言語であるModelica を長期にわたってサポートしており、同社の旗艦ブランドであるCATIAの中核として、複雑なシステムエンジニアリングに活用してきました。今回のModelon GmbHの買収は、2006年のDynasim社(モデリカをベースとしたモデリングとシミュレーションのソリューション)買収、2010年のGeensoft社(エンベデッドシステム開発ソリューション)買収といった一連の流れに連なるもので、エクスペリエンスの時代に必要とされるスマートな製品設計に、ダッソー・システムズがさらに強い意欲をもっていることを示す最新の布石となります。
訳注:本資料は仏Dassault Systèmes による英文プレスリリースをダッソー・システムズ株式会社が日本語訳(抄訳)したものです。原文と本抄訳の差異に関しては、原文が優先致します。予めご了承下さい。
(以上)
ダッソー・システムズについて
ダッソー・システムズは、3Dエクスペリエンス企業として、企業や個人にバーチャル・ユニバースを提供することで、持続可能なイノベーションを提唱します。世界をリードする同社のソリューション群は製品設計、生産、保守に変革をもたらしています。ダッソー・システムズのコラボレーティブ・ソリューションはソーシャル・イノベーションを促進し、現実世界をよりよいものとするため、バーチャル世界の可能性を押し広げます。ダッソー・システムズ・グループは140カ国以上、あらゆる規模、業種の約19万社のお客様に価値を提供しています。より詳細な情報は、www.3ds.com (英語)、www.3ds.com/ja (日本語)をご参照ください。
3DEXPERIENCE、CATIA、SOLIDWORKS、ENOVIA、DELMIA、SIMULIA、GEOVIA、EXALEAD、 3D VIA、BIOVIA、NETVIBES、3DSWYMおよび3DEXCITEはアメリカ合衆国、またはその他の国における、ダッソー・システムズまたはその子会社の登録商標または商標です。