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透明性・信頼性の高いサプライチェーン構築に向けてケミカルリサイクルを対象としたトレーサビリティシステムの実証試験をchaintope社と共同で実施




 三菱ケミカルグループ※1の三菱ケミカル株式会社(以下「MCC」)は、ケミカルリサイクルのサプライチェーンを想定したトレーサビリティシステムの実証試験を行い、複数の企業にわたるサプライチェーンにおいて、リサイクル原料となる廃プラスチックの種類などの情報を改ざん不可能なかたちで適切に管理・共有できることを確認しました。

 MCCは2023年度(令和5年度)から、内閣府が主導する戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期の課題「サーキュラーエコノミーシステムの構築」において、国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS)が主導する「環境試験・診断・トレーサー技術の確立と産業応用のためのデジタル解析基盤の構築」プロジェクトに参加しています。

 本プロジェクトでは、各種の評価技術の確立とそこから得られた情報を活用するデジタル基盤構築の両面から、重要課題としてELV(End-of-Life Vehicles:ELV)規則案対応のための自動車部品用途プラスチック再生材の高品質、安定供給が可能なリサイクルシステムの構築に取り組んでおり、さらに、今後そのノウハウを家電等の他分野へも展開することで相乗効果を図ることを狙っています。今回、MCCが事業化を目指しているアクリル樹脂のケミカルリサイクルのサプライチェーンを想定し、ブロックチェーンを用いた透明性・信頼性の高いサプライチェーン構築に向けたトレーサビリティシステムの実証試験を実施しました。

 この実証試験では、株式会社chaintopeが開発したブロックチェーンTapyrus(タピルス)を使用して、同社と共同でトレーサビリティシステムを構築しました。ブロックチェーン技術を用いることで、ケミカルリサイクルかつマスバランス※2方式を適用するサプライチェーンにおいても、ポストインダストリー※3由来、ポストコンシューマー※3由来、ポストコンシューマーかつ自動車由来といった、リサイクル原料となる廃プラスチックの種類を、透明性・信頼性を高めて改ざん不可能なかたちで管理できることを確認しました。
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/104418/93/104418-93-a37c26965ec238daef80837e1ff5938e-3000x756.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
トレーサビリティ実証試験のイメージ

 昨今、リサイクル原料の来歴や品質確認の履歴など、製品や素材の環境配慮度を可視化して証明・共有することを求めるトレーサビリティやデジタルプロダクトパスポート(DPP)のニーズが高まっています。今回、ブロックチェーン技術を用いることで、ケミカルリサイクルを含む複数企業にわたるサプライチェーンの中で情報を適切に管理・共有できることを確認しました。これは、従来品に劣らない品質のリサイクル品が得られるケミカルリサイクルの事業化を推進するための重要な成果です。


 三菱ケミカルグループは、これからもケミカルリサイクルやトレーサビリティをはじめとする社会課題の解決に向けた取り組みを推進し、グリーン化への取り組みを加速してまいります。

※1三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルグループ株式会社とそのグループ会社の総称です。
※2マスバランス方式とは、複数の原料(例:石油由来原料と廃プラスチック由来のリサイクル原料)を混合して製品を製造する際に、使用した特定の原料(例:リサイクル原料)の割合を任意の製品へ割当てる流通管理方式です。
※3 ポストインダストリー、ポストコンシューマーとは、廃プラスチックの由来によるリサイクルの分類です。ポストインダストリーとは消費者が使用する前にリサイクルに回ることを指し、工場で発生する端材などが該当します。ポストコンシューマーは消費者が使用した後にリサイクルに回ることを指します。


【ご参考】
●2023年10月26日付プレスリリース
Hondaと共同で自動車ボディ用の新たなアクリル樹脂材料を開発中
●2023年2月20日付プレスリリース
東京海上日動およびABTと連携し、国内初のアクリル樹脂回収スキームを構築


●戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期について
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)とは、内閣府総合科学技術・イノベーション会議が司令塔機能を発揮して、府省の枠や旧来の分野を超えたマネジメントにより、科学技術イノベーション実現のために創設した国家プロジェクトです。国民にとって真に必要な社会課題や、日本経済再生に寄与できるような世界を先導する課題に取り組んでいます。平成26年度から平成30年度までの5年間を第1期、平成30年度から令和4年度までの5年間を第2期として活動してきており、現在は令和5年開始の第3期として14課題を推進しています。
SIP第3期課題一覧のHP:https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/sip3rd_list.html

●株式会社chaintopeについて 
Web3時代の社会基盤となることを目指し、「データ社会に信頼を」を理念にブロックチェーンの社会実装を進めるリーディングカンパニーです。エンタープライズ向けパブリックブロックチェーン「Tapyrus」を開発し、透明性と情報の秘匿を両立した「秘匿化トレーサビリティ」により社会課題を解決していきます。
株式会社chaintopeのHP:https://www.chaintope.com/
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