愛知県国保連合会の医療費分析システムでKDBとのデータ連携をTISがサポート
[15/10/28]
提供元:PRTIMES
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全国初のKDBデータによる補完システム
ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下TIS)は、愛知県国民健康保険団体連合会(以下、愛知県国保連合会)から受託し2014年に構築した医療費分析システム「AI Cube」に国保データベースシステム(以下、KDBシステム)(※1)のデータを使用することで、KDBシステムと独自システムとのデータ連携を実現したことを発表します。今回のKDBデータを使用したシステム対応は、国保連合会の医療費分析システムとして初の事例となります。
(※1)国保データベースシステムは、国保連合会が保険者の委託を受けて行う各種制度の審査支払業務および保険者事務共同電算業務を通じて管理する「特定健診・特定保健指導」、「医療(後期高齢者医療含む)」、「介護保険」等に係る情報を利活用し、統計情報等を保険者向けに提供するシステムです。
(国民健康保険中央会が、保険者の効率的かつ効果的な保健事業の実施をサポートする目的で構築したもの)
■背景
愛知県国保連合会は、市町村や国保組合などの保険者が実施する保健事業を支援するため、2008年から医療費分析に関する参考情報を作成し提供してきました。昨年、愛知県国保連合会は、自団体で保有する各種データを基に医療費の状況や疾病保有者の情報などを集計分析できる独自の医療費分析システム「AI Cube」(システム構築はTISが受託)を稼働しました。現在、県下全60保険者の国保・保健事業・介護保険担当者が、保健事業計画やデータヘルス計画(※2)の策定および実施に「AI Cube」を活用しています。
これまで「AI Cube」では、国民健康保険中央会が標準システムとして提供している「国保総合システム」で管理するレセプトデータと、「特定健診システム」で管理する特定健診・保健指導結果データを分析の基データとし、保険者に情報提供してきました。
今回、KDBシステムのデータを「AI Cube」に取り込むことにより、「AI Cube」とKDBシステムの分析結果を同期の取れたものとすることができ、より精度の高い情報を提供できるようになります。また、その情報と独自分析情報を組み合わせることで、さらに多角的な分析が可能となります。なお、「AI Cube」とKDBシステムのデータ連携は2015年度末までに保険者へ公開する予定です。
(※2)データヘルス計画とは、「日本再興戦略」に基づき、すべての医療保険者に求められている保健事業の実施計画で、保険者は健康・医療情報を活用してPDCAサイクルに沿った効果的かつ効率的な保健事業に取り組み、保険加入者の健康保持を増進するものです。厚生労働省は2015年度から、すべての健康保険組合に対しデータヘルス計画の作成と実施を求めています。この方針は2013年6月に閣議決定されました。
(データヘルスとは、レセプト情報、健診情報等のデータ分析に基づきPDCAサイクルで効率的・効果的に実施される保健事業です。)
■「AI Cube」の概要
「AI Cube」は、愛知県国保連合会が保険者に提供している医療費分析システムで、保険者が被保険者の医療費の状況や疾病保有者情報などを集計し、分析できるBIポータルサイトです。
主な機能は以下の通りです。
<独自コンテンツ提供機能>
保険者が被保険者の情報を様々な角度から分析できる機能です。
使い慣れたExcelベースで提供しており、リンクをクリックしていくだけの簡単な操作で集計結果から詳細情報の表示ができ、被保険者の医療受診状況や健診結果などを確認しながら保健事業の検討を可能にします。
また、保険者が自団体の保有する情報と他保険者の統計情報を比較分析することができるため、保健事業の計画作成や結果評価の際、自団体の被保険者の特徴を客観的に把握することを可能にします。
(例)生活習慣病と一般疾病の比較分析/肥満と非肥満ごとの生活習慣病リスク分析 等
<ポータル機能>
愛知県国保連合会と保険者の円滑な情報共有および情報交換を支援する機能です。
(例)保健事業実施用の各種資材の提供/保険者の要望収集 等
<ヘルプデスク機能>
システム管理者(愛知県国保連合会)がユーザ(保険者)の操作画面を共有しながら音声・ビデオ通話を行える機能です。
ユーザが利用中の画面を共有できるため、容易に操作説明等を行うことができ、保険者とのコミュニケーションを促進します。
「AI Cube」システムイメージ
[画像1: http://prtimes.jp/i/11650/94/resize/d11650-94-729024-0.jpg ]
「AI Cube」画面イメージ
[画像2: http://prtimes.jp/i/11650/94/resize/d11650-94-706921-1.jpg ]
[画像3: http://prtimes.jp/i/11650/94/resize/d11650-94-440102-2.jpg ]
■今後について
愛知県国保連合会では、今回のKDBシステムサポート対応により、新たに介護保険データが利用可能となるため、医療と介護を連携させたコンテンツの提供など、さらなる保険者支援の充実を図っていかれます。
TISでは、今後も愛知県国保連合会と連携し「AI Cube」のレベルアップを行うとともに、培ったノウハウを活かし、他の国保連合会に対しても同等のサービスを提供していける体制を構築していきます。
(他の国保連合会へは、「Well-LINK(ウェルリンク)※3」として提供予定)
詳細はこちらをご参照ください。
http://www.tis.jp/service_solution/well_link
(※3)商標登録出願中
TIS株式会社について
ITホールディングスグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/
本サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 公共営業部 梶川
TEL: 052-563-7425 E-mail: tis-koukyo@ml.tis.co.jp
ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下TIS)は、愛知県国民健康保険団体連合会(以下、愛知県国保連合会)から受託し2014年に構築した医療費分析システム「AI Cube」に国保データベースシステム(以下、KDBシステム)(※1)のデータを使用することで、KDBシステムと独自システムとのデータ連携を実現したことを発表します。今回のKDBデータを使用したシステム対応は、国保連合会の医療費分析システムとして初の事例となります。
(※1)国保データベースシステムは、国保連合会が保険者の委託を受けて行う各種制度の審査支払業務および保険者事務共同電算業務を通じて管理する「特定健診・特定保健指導」、「医療(後期高齢者医療含む)」、「介護保険」等に係る情報を利活用し、統計情報等を保険者向けに提供するシステムです。
(国民健康保険中央会が、保険者の効率的かつ効果的な保健事業の実施をサポートする目的で構築したもの)
■背景
愛知県国保連合会は、市町村や国保組合などの保険者が実施する保健事業を支援するため、2008年から医療費分析に関する参考情報を作成し提供してきました。昨年、愛知県国保連合会は、自団体で保有する各種データを基に医療費の状況や疾病保有者の情報などを集計分析できる独自の医療費分析システム「AI Cube」(システム構築はTISが受託)を稼働しました。現在、県下全60保険者の国保・保健事業・介護保険担当者が、保健事業計画やデータヘルス計画(※2)の策定および実施に「AI Cube」を活用しています。
これまで「AI Cube」では、国民健康保険中央会が標準システムとして提供している「国保総合システム」で管理するレセプトデータと、「特定健診システム」で管理する特定健診・保健指導結果データを分析の基データとし、保険者に情報提供してきました。
今回、KDBシステムのデータを「AI Cube」に取り込むことにより、「AI Cube」とKDBシステムの分析結果を同期の取れたものとすることができ、より精度の高い情報を提供できるようになります。また、その情報と独自分析情報を組み合わせることで、さらに多角的な分析が可能となります。なお、「AI Cube」とKDBシステムのデータ連携は2015年度末までに保険者へ公開する予定です。
(※2)データヘルス計画とは、「日本再興戦略」に基づき、すべての医療保険者に求められている保健事業の実施計画で、保険者は健康・医療情報を活用してPDCAサイクルに沿った効果的かつ効率的な保健事業に取り組み、保険加入者の健康保持を増進するものです。厚生労働省は2015年度から、すべての健康保険組合に対しデータヘルス計画の作成と実施を求めています。この方針は2013年6月に閣議決定されました。
(データヘルスとは、レセプト情報、健診情報等のデータ分析に基づきPDCAサイクルで効率的・効果的に実施される保健事業です。)
■「AI Cube」の概要
「AI Cube」は、愛知県国保連合会が保険者に提供している医療費分析システムで、保険者が被保険者の医療費の状況や疾病保有者情報などを集計し、分析できるBIポータルサイトです。
主な機能は以下の通りです。
<独自コンテンツ提供機能>
保険者が被保険者の情報を様々な角度から分析できる機能です。
使い慣れたExcelベースで提供しており、リンクをクリックしていくだけの簡単な操作で集計結果から詳細情報の表示ができ、被保険者の医療受診状況や健診結果などを確認しながら保健事業の検討を可能にします。
また、保険者が自団体の保有する情報と他保険者の統計情報を比較分析することができるため、保健事業の計画作成や結果評価の際、自団体の被保険者の特徴を客観的に把握することを可能にします。
(例)生活習慣病と一般疾病の比較分析/肥満と非肥満ごとの生活習慣病リスク分析 等
<ポータル機能>
愛知県国保連合会と保険者の円滑な情報共有および情報交換を支援する機能です。
(例)保健事業実施用の各種資材の提供/保険者の要望収集 等
<ヘルプデスク機能>
システム管理者(愛知県国保連合会)がユーザ(保険者)の操作画面を共有しながら音声・ビデオ通話を行える機能です。
ユーザが利用中の画面を共有できるため、容易に操作説明等を行うことができ、保険者とのコミュニケーションを促進します。
「AI Cube」システムイメージ
[画像1: http://prtimes.jp/i/11650/94/resize/d11650-94-729024-0.jpg ]
「AI Cube」画面イメージ
[画像2: http://prtimes.jp/i/11650/94/resize/d11650-94-706921-1.jpg ]
[画像3: http://prtimes.jp/i/11650/94/resize/d11650-94-440102-2.jpg ]
■今後について
愛知県国保連合会では、今回のKDBシステムサポート対応により、新たに介護保険データが利用可能となるため、医療と介護を連携させたコンテンツの提供など、さらなる保険者支援の充実を図っていかれます。
TISでは、今後も愛知県国保連合会と連携し「AI Cube」のレベルアップを行うとともに、培ったノウハウを活かし、他の国保連合会に対しても同等のサービスを提供していける体制を構築していきます。
(他の国保連合会へは、「Well-LINK(ウェルリンク)※3」として提供予定)
詳細はこちらをご参照ください。
http://www.tis.jp/service_solution/well_link
(※3)商標登録出願中
TIS株式会社について
ITホールディングスグループのTISは、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型のITソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/
本サービスに関するお問い合わせ先
TIS株式会社 公共営業部 梶川
TEL: 052-563-7425 E-mail: tis-koukyo@ml.tis.co.jp