地域コミュニティサイト「Lococom」調査報告 学生のSNS利用シーンは『昔の友人との再会の場』のニーズ大 今後のSNS利用の流れとは
[08/09/30]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
地域コミュニティサイト「Lococom」調査報告
学生のSNS利用シーンは『昔の友人との再会の場』のニーズ大
今後のSNS利用の流れとは
〜SNS、コミュニティサイト利用者の実態・意識調査〜
地域コミュニティサイト「Lococom」と、住宅・不動産情報ポータルサイト「HOME’S」を運営する株式会社ネクスト(本社:東京都中央区、代表取締役社長:井上高志、東証マザーズ:2120)では、全国の都市部に在住しSNS、コミュニティサイトを利用している男女を対象に、世代、職業の違いによるSNS、コミュニティサイトの利用実態と意識の差についての調査を実施いたしました。
このたび、調査結果をまとめましたので、ご報告いたします。
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“SNS、コミュニティサイト利用者の実態・意識調査”
http://homesclub.next-group.jp/research/research/2008/20080930.php
=====================================================================
<調査概要>
調査対象 :全国都市部在住の、普段SNS、コミュニティサイト等を日常的に利用している20歳以上の男女。
調査手法 :インターネット調査
有効回答数 :999人 (男性:425人、女性:574人)
調査時期 :2008年06月20日(金)〜2008年06月21日(土)
<主な調査結果>
1.『既存知識・コミュニケーションを深める場』として捉えられるSNS・コミュニティサイト。学生は『昔の友人との再会の場』として活用
SNS・コミュニティサイトについては「自分の興味や関心ごとについて、更に深い知識を得られる場」(57.2%)次いで「既存の知人・友人とのコミュニケーションを更に深めることができる場」(44.4%)と、『新しい出会い』よりも『既存の知識・コミュニケーションを深める場』として捉えられています。一方で特に学生層は「SNS・コミュニティサイト上で友人・知人を検索で探した」経験も「SNS・コミュニティサイト上で友人・知人に検索から自分を見つけられた」経験も多く、また、SNS・コミュニティサイト上で昔の友人・知人を見つけたい(見つけられたい)という希望も学生層の半数近く(44.7%)が持っているようです。学生層にはリアルコミュニケーションに非常に近い位置づけでSNS・コミュニティサイトが活用されていることがうかがえます。
2.SNS・コミュニティサイトユーザーの37.8%がブログを運営、12.9%が自サイトを運営
SNS・コミュニティサイトユーザーの37.8%が参加SNS以外に自分でブログを開設し、12.9%が自分で運営管理するサイトを持っています。中でも40代、50代のSNS・コミュニティサイトユーザーは20代、30代と比較してブログ開設率、サイト運営率が高い結果になっています。一般にインターネットコンテンツの利用率が20代、30代と比較して低いと言われる年代ですが、SNS・コミュニティサイト利用者についてはむしろ他の年代よりもインターネットを通じたコミュニケーションや情報発信にアクティブな層と言えるようです。
■インタビュー■
日本型SNSの新しいトレンドは、学生を中心に
「匿名ベース」から「リアルベース」へ
株式会社ネクスト
金 相集
<経歴>
1997年以降、日本国内大手ポータルサイトのコミュニティ制作・開発を手掛ける。日本国内のみならず、1,000万ユーザーを超える海外のコミュニティサイトの構築実績も持つ。
ネットコミュニティの主導的存在は、まぎれもなく20代前半までの学生たちだといえるでしょう。社会人や主婦層よりコミュニケーションに費やせる時間があること、対人関係に向ける好奇心の強さ、そしてPCやモバイルなどデジタルデバイス環境に恵まれていることが、その大きな原因として考えられます。
これは日本だけではなく、世界的にみられる特徴です。米国発のSNSであるFacebookを例にみてみると、当初はハーバード大学の学生のみに使用が制限されていましたが、すぐにアイビーリーグに属する大学に、そして2005年にはその他の大学にもネットワークが拡大されました。アジアにおいても、韓国のCyworld、そして中国の校内網で同様な動きがあって急速に普及されたわけです。
結局、ネットコミュニティ普及の鍵は、いかに学生たちに好まれるサービス提供ができるのかにあります。
ただ、海外のコミュニティサイトの場合は実名ベースのコミュニケーションを行なっているのに対し、日本は匿名ベースのコミュニケーションを好む傾向が強いため、コミュニティサイト内で「人を探す」あるいは「人から見つけられる」ことが難しいのが現状です。それゆえ、日本の学生たちについて昔の友人を探すより今の友人とのコミュニケーションツールとしてSNSを用いており、実名ベースでの検索ニーズはそれほど高くないと判断しているコミュニティサイト運営者も多いと思います。
今回の調査によって、過去の友人とコミュニケーションを取りたいという学生達のニーズが高いことが分かりました。この結果は、日本特有の匿名ベースのコミュニケーションが、世界的に主流となっている実名ベースのコミュニケーションへと、学生たちを中心に変わっていく可能性を示唆しているのではないかと思われます。
< 本件に関するお問い合わせ先 >
株式会社ネクスト 管理本部 コーポレートコミュニケーション室
広報担当 塚田
TEL:03-6204-4067 FAX:03-6204-3963
E-MAIL:press@next-group.jp
学生のSNS利用シーンは『昔の友人との再会の場』のニーズ大
今後のSNS利用の流れとは
〜SNS、コミュニティサイト利用者の実態・意識調査〜
地域コミュニティサイト「Lococom」と、住宅・不動産情報ポータルサイト「HOME’S」を運営する株式会社ネクスト(本社:東京都中央区、代表取締役社長:井上高志、東証マザーズ:2120)では、全国の都市部に在住しSNS、コミュニティサイトを利用している男女を対象に、世代、職業の違いによるSNS、コミュニティサイトの利用実態と意識の差についての調査を実施いたしました。
このたび、調査結果をまとめましたので、ご報告いたします。
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“SNS、コミュニティサイト利用者の実態・意識調査”
http://homesclub.next-group.jp/research/research/2008/20080930.php
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<調査概要>
調査対象 :全国都市部在住の、普段SNS、コミュニティサイト等を日常的に利用している20歳以上の男女。
調査手法 :インターネット調査
有効回答数 :999人 (男性:425人、女性:574人)
調査時期 :2008年06月20日(金)〜2008年06月21日(土)
<主な調査結果>
1.『既存知識・コミュニケーションを深める場』として捉えられるSNS・コミュニティサイト。学生は『昔の友人との再会の場』として活用
SNS・コミュニティサイトについては「自分の興味や関心ごとについて、更に深い知識を得られる場」(57.2%)次いで「既存の知人・友人とのコミュニケーションを更に深めることができる場」(44.4%)と、『新しい出会い』よりも『既存の知識・コミュニケーションを深める場』として捉えられています。一方で特に学生層は「SNS・コミュニティサイト上で友人・知人を検索で探した」経験も「SNS・コミュニティサイト上で友人・知人に検索から自分を見つけられた」経験も多く、また、SNS・コミュニティサイト上で昔の友人・知人を見つけたい(見つけられたい)という希望も学生層の半数近く(44.7%)が持っているようです。学生層にはリアルコミュニケーションに非常に近い位置づけでSNS・コミュニティサイトが活用されていることがうかがえます。
2.SNS・コミュニティサイトユーザーの37.8%がブログを運営、12.9%が自サイトを運営
SNS・コミュニティサイトユーザーの37.8%が参加SNS以外に自分でブログを開設し、12.9%が自分で運営管理するサイトを持っています。中でも40代、50代のSNS・コミュニティサイトユーザーは20代、30代と比較してブログ開設率、サイト運営率が高い結果になっています。一般にインターネットコンテンツの利用率が20代、30代と比較して低いと言われる年代ですが、SNS・コミュニティサイト利用者についてはむしろ他の年代よりもインターネットを通じたコミュニケーションや情報発信にアクティブな層と言えるようです。
■インタビュー■
日本型SNSの新しいトレンドは、学生を中心に
「匿名ベース」から「リアルベース」へ
株式会社ネクスト
金 相集
<経歴>
1997年以降、日本国内大手ポータルサイトのコミュニティ制作・開発を手掛ける。日本国内のみならず、1,000万ユーザーを超える海外のコミュニティサイトの構築実績も持つ。
ネットコミュニティの主導的存在は、まぎれもなく20代前半までの学生たちだといえるでしょう。社会人や主婦層よりコミュニケーションに費やせる時間があること、対人関係に向ける好奇心の強さ、そしてPCやモバイルなどデジタルデバイス環境に恵まれていることが、その大きな原因として考えられます。
これは日本だけではなく、世界的にみられる特徴です。米国発のSNSであるFacebookを例にみてみると、当初はハーバード大学の学生のみに使用が制限されていましたが、すぐにアイビーリーグに属する大学に、そして2005年にはその他の大学にもネットワークが拡大されました。アジアにおいても、韓国のCyworld、そして中国の校内網で同様な動きがあって急速に普及されたわけです。
結局、ネットコミュニティ普及の鍵は、いかに学生たちに好まれるサービス提供ができるのかにあります。
ただ、海外のコミュニティサイトの場合は実名ベースのコミュニケーションを行なっているのに対し、日本は匿名ベースのコミュニケーションを好む傾向が強いため、コミュニティサイト内で「人を探す」あるいは「人から見つけられる」ことが難しいのが現状です。それゆえ、日本の学生たちについて昔の友人を探すより今の友人とのコミュニケーションツールとしてSNSを用いており、実名ベースでの検索ニーズはそれほど高くないと判断しているコミュニティサイト運営者も多いと思います。
今回の調査によって、過去の友人とコミュニケーションを取りたいという学生達のニーズが高いことが分かりました。この結果は、日本特有の匿名ベースのコミュニケーションが、世界的に主流となっている実名ベースのコミュニケーションへと、学生たちを中心に変わっていく可能性を示唆しているのではないかと思われます。
< 本件に関するお問い合わせ先 >
株式会社ネクスト 管理本部 コーポレートコミュニケーション室
広報担当 塚田
TEL:03-6204-4067 FAX:03-6204-3963
E-MAIL:press@next-group.jp