コンサル観点で見る【2022年SEO動向年間総括】と2023年の予測
[23/02/22]
提供元:PRTIMES
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アウンコンサルティング株式会社(東証スタンダード市場:2459、本社:東京都文京区、代表取締役:信太明、以下「アウンコンサルティング」という)は、国内外の拠点でグローバルマーケティング事業(SEO(検索エンジン最適化)/SEM(検索エンジンマーケティング)、インターネット広告など)を展開しています。また、アジアにおいていち早くSEOを事業化し、2022年6月より25期目を迎えています。
この度、2022年におけるSEO動向の総括と、アウンコンサルティングが予測する2023年のSEO動向を発表いたします。
SEO動向2022年の振り返り
■2022年のSEOに関わる重要事項
1.2回にわたるコアアルゴリズムアップデート
2022年は5月25日、9月13日にコアアルゴリズムアップデートが実施されました。
2.Google、INP という新しい Core Web Vitals 指標の導入を発表
Google は、Core Web Vitals の新しい指標として INP の導入を発表しました。INP は Interaction to Next Paint の略で、最初の入力までの時間を計測する FID(First Input Delay)と異なり、ページ滞在時にユーザーが起こしたアクションに対する反応を全体的に計測するものです。今後 FID に替わり Core Web Vitals の重要な指標となる可能性もあります。
https://web.dev/googleio22-recap/
3. Google が検索品質評価ガイドラインを更新し、「E-E-A-T」の概念を新たに追加
Google は、検索品質評価ガイドラインを更新し、E-A-T に第二の E である「Experience」を追加したと公表しました。これまで Google は、質の高いコンテンツの評価基準として、E-A-T(専門性、権威性、信頼性)という概念を取り入れてきましたが、今回そこに新たな E、Experience(経験)を追加し、「E-E-A-T」と書き換えています。ユーザーが求めるコンテンツには、提供者が実際に経験したことに基づく内容が含まれる可能性が高いと判断したとみられます。
https://developers.google.com/search/blog/2022/12/google-raters-guidelines-e-e-a-t
■2022年のSEOに関わる主な出来事
<検索エンジンのアップデート関連>
・コアアルゴリズムアップデート(5月25日、9月13日)
2022年では2度のコアアップデートが実施され、それぞれ「the May 2022 core update」「September 2022 core update」と名付けられました。
https://twitter.com/googlesearchc/status/1529488907502505984
https://twitter.com/googlesearchc/status/1569346698769571841
・ヘルプフルコンテンツアップデート(8月18日、12月7日)
アップデートの内容は、「ページ単体のランキングシグナル」→「サイト全体のランキングシグナル」への変更です。有用ではないコンテンツページだけではなく、サイト全体において有用ではないと判断されたコンテンツページが複数(多く)あると判断された場合、本来有用であったコンテンツページ自体の掲載順位が下がる、といったアップデートです。有用ではないコンテンツを削除することで本来有用とされるコンテンツの掲載順位が改善する場合があります。
2022年では、8月18日に英語圏で、12月7日に全世界に向けてヘルプフルコンテンツアップデートが展開されました。
https://developers.google.com/search/blog/2022/08/helpful-content-update
https://twitter.com/googlesearchc/status/1600171901669605376
<主要検索エンジンのアルゴリズム関連>
・Google、多言語が混在したページのタイトルリンク生成アルゴリズムを変更(6月7日)
Google は検索セントラル公式ブログにて、タイトル要素がコンテンツと異なる言語の場合、コンテンツに使用されている言語と合わせて生成するようアルゴリズムを改善したと公表しました。たとえばタイトルに同じ内容を日本語・英語という2つの言語で並列表記していて、コンテンツは日本語のみで構成されている場合、コンテンツに合わせてタイトルの英語部分を削除して検索結果に表示される可能性があります。Google は、メインコンテンツと言語を揃えてタイトルを設定することを推奨しています。
https://developers.google.com/search/blog/2022/06/title-script-misalignment
・Google、検索品質評価ガイドラインを更新(7月28日)
Google は検索品質評価ガイドラインを更新しました。YMYL や E-A-T の対象範囲をより明確化させるような変更が加えられています。
https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf
・hreflang タグは順序にかかわらず問題なく機能する(11月10日)
Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏は Twitter にてユーザーの質問を受け、hreflang タグの順序について考慮する必要はないと回答しました。英語圏の hreflang 「en」「en-us」「en-ca」などを設定する際、「en」を他より後に記述する必要があるかとの質問に、同氏は一言、「関係ない」と発言しました。
https://twitter.com/JohnMu/status/1590365134010355712
・Google、主な検索結果アルゴリズムをリストアップした新しいドキュメントを公開(11月22日)
Google は、検索結果に関わるアルゴリズムの数々を「Google 検索ランキングシステムのご紹介」として一つのページにまとめ、検索セントラル上にドキュメントを公開しました。重複除去や PageRank など古くから使用されているものから、商品レビュー、ヘルプフルコンテンツなど割と最近になって導入されたものまで、Google がアナウンスしてきたアルゴリズムを中心に網羅的にリストアップしています。なお、度々「〇〇アップデート」と言われていたものは、ここでは「〇〇システム」として紹介されています。
https://developers.google.com/search/docs/appearance/ranking-systems-guide
・Google には盗用されたコンテンツを追跡し順位を下げるアルゴリズムがある(11月29日)
Google の Duy Nguyen 氏は English Google SEO office-hours の中で、AI を使用してコンテンツを盗用し、それを変更して検索結果で上位にランク付けされるサイトに対してコンテンツホルダーはどのように対応すべきかとのユーザーの質問に対し、盗用されたコンテンツを追跡し順位を下げるアルゴリズムがあると回答しました。また、コピーコンテンツを使用して検索結果で上位に表示されているサイトを見つけた場合は、スパムレポートフォームから気軽に報告してほしいと加えました。
https://www.youtube.com/watch?v=TepFVYrBVg0
■2023年の予測
2023年は2022年に引き続きE-E-A-Tのような質の高いコンテンツ提供を促す動きやCore Web VitalsなどのUI含む、より良いユーザー体験を促進する動きが高まってくると考えます。
また、AIを活用したコピーコンテンツや盗用コンテンツを罰するアルゴリズムの生成など、AIに対する施策も増えてくると予測できます。
なお、昨今台頭している対話型AIをGoogleでも取り入れる動きが進んでいますので、引き続き動向のチェックが必要です。
Googleは日々アルゴリズムの更新を行っておりますが、その先にはGoogleの目指す「快適なユーザーエクスペリエンス」があります。SEO動向を日々チェックすると共に、ユーザーのニーズを考え、ユーザーにとって価値のあるサイト制作を心がけることが重要な要素になってくると考えられます。
検索市場は、アップデートによる影響で常に進化しておりますが、当社としても、お客様の期待に応える価値を提供できるよう、日々多くの事象を分析し、正確な情報を発信できるよう尽力して参ります。
※画像が見づらい場合はこちらをご参照ください。
https://www.auncon.co.jp/press/release/2023-02-21/
<2022年1月〜6月(順位変動要素)>
[画像1: https://prtimes.jp/i/34654/97/resize/d34654-97-c82f95997611aa304cd6-1.png ]
<2022年7月〜12月(順位変動要素)>
[画像2: https://prtimes.jp/i/34654/97/resize/d34654-97-d0d3482f94edd8569190-2.png ]
<2022年1月〜6月(アルゴリズム関連要素)>
[画像3: https://prtimes.jp/i/34654/97/resize/d34654-97-ca737ae0182140027187-3.png ]
<2021年7月〜12月(アルゴリズム関連要素)>
[画像4: https://prtimes.jp/i/34654/97/resize/d34654-97-9b51d9571633ac344537-4.png ]
調査概要
【調査主旨】
コンサル観点で見る【2022年SEO動向年間総括】と2023年の予測
【調査要綱】
調査日:2023年2月1日 〜 2023年2月10日
調査対象時期:2022年1月 〜 2022年12月
調査機関:アウンコンサルティング調べ
プレスリリース本文中に出てくる各社サービス名称は、各社の登録商標または商標です。
本プレスリリースをご掲載される場合、『アウンコンサルティング調べ』とご記載の上、弊社までご連絡をお願いいたします。
会社概要
アウンコンサルティング株式会社
[事業内容]
国内外含むアジア数拠点でSEO、PPC(リスティング広告)などのグローバルマーケティング事業を展開
[設立] 1998年6月8日
[本社] 東京都文京区本郷四丁目24番8号 春日タワービル 7F
[代表者] 代表取締役 信太明
[資本金] 341,136千円(2022年8月末現在)
[URL] https://www.auncon.co.jp
[プレスリリースに関するお問合せ]
広報担当 金井/TEL:03-5803-2776 MAIL:pr@auncon.co.jp
この度、2022年におけるSEO動向の総括と、アウンコンサルティングが予測する2023年のSEO動向を発表いたします。
SEO動向2022年の振り返り
■2022年のSEOに関わる重要事項
1.2回にわたるコアアルゴリズムアップデート
2022年は5月25日、9月13日にコアアルゴリズムアップデートが実施されました。
2.Google、INP という新しい Core Web Vitals 指標の導入を発表
Google は、Core Web Vitals の新しい指標として INP の導入を発表しました。INP は Interaction to Next Paint の略で、最初の入力までの時間を計測する FID(First Input Delay)と異なり、ページ滞在時にユーザーが起こしたアクションに対する反応を全体的に計測するものです。今後 FID に替わり Core Web Vitals の重要な指標となる可能性もあります。
https://web.dev/googleio22-recap/
3. Google が検索品質評価ガイドラインを更新し、「E-E-A-T」の概念を新たに追加
Google は、検索品質評価ガイドラインを更新し、E-A-T に第二の E である「Experience」を追加したと公表しました。これまで Google は、質の高いコンテンツの評価基準として、E-A-T(専門性、権威性、信頼性)という概念を取り入れてきましたが、今回そこに新たな E、Experience(経験)を追加し、「E-E-A-T」と書き換えています。ユーザーが求めるコンテンツには、提供者が実際に経験したことに基づく内容が含まれる可能性が高いと判断したとみられます。
https://developers.google.com/search/blog/2022/12/google-raters-guidelines-e-e-a-t
■2022年のSEOに関わる主な出来事
<検索エンジンのアップデート関連>
・コアアルゴリズムアップデート(5月25日、9月13日)
2022年では2度のコアアップデートが実施され、それぞれ「the May 2022 core update」「September 2022 core update」と名付けられました。
https://twitter.com/googlesearchc/status/1529488907502505984
https://twitter.com/googlesearchc/status/1569346698769571841
・ヘルプフルコンテンツアップデート(8月18日、12月7日)
アップデートの内容は、「ページ単体のランキングシグナル」→「サイト全体のランキングシグナル」への変更です。有用ではないコンテンツページだけではなく、サイト全体において有用ではないと判断されたコンテンツページが複数(多く)あると判断された場合、本来有用であったコンテンツページ自体の掲載順位が下がる、といったアップデートです。有用ではないコンテンツを削除することで本来有用とされるコンテンツの掲載順位が改善する場合があります。
2022年では、8月18日に英語圏で、12月7日に全世界に向けてヘルプフルコンテンツアップデートが展開されました。
https://developers.google.com/search/blog/2022/08/helpful-content-update
https://twitter.com/googlesearchc/status/1600171901669605376
<主要検索エンジンのアルゴリズム関連>
・Google、多言語が混在したページのタイトルリンク生成アルゴリズムを変更(6月7日)
Google は検索セントラル公式ブログにて、タイトル要素がコンテンツと異なる言語の場合、コンテンツに使用されている言語と合わせて生成するようアルゴリズムを改善したと公表しました。たとえばタイトルに同じ内容を日本語・英語という2つの言語で並列表記していて、コンテンツは日本語のみで構成されている場合、コンテンツに合わせてタイトルの英語部分を削除して検索結果に表示される可能性があります。Google は、メインコンテンツと言語を揃えてタイトルを設定することを推奨しています。
https://developers.google.com/search/blog/2022/06/title-script-misalignment
・Google、検索品質評価ガイドラインを更新(7月28日)
Google は検索品質評価ガイドラインを更新しました。YMYL や E-A-T の対象範囲をより明確化させるような変更が加えられています。
https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf
・hreflang タグは順序にかかわらず問題なく機能する(11月10日)
Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏は Twitter にてユーザーの質問を受け、hreflang タグの順序について考慮する必要はないと回答しました。英語圏の hreflang 「en」「en-us」「en-ca」などを設定する際、「en」を他より後に記述する必要があるかとの質問に、同氏は一言、「関係ない」と発言しました。
https://twitter.com/JohnMu/status/1590365134010355712
・Google、主な検索結果アルゴリズムをリストアップした新しいドキュメントを公開(11月22日)
Google は、検索結果に関わるアルゴリズムの数々を「Google 検索ランキングシステムのご紹介」として一つのページにまとめ、検索セントラル上にドキュメントを公開しました。重複除去や PageRank など古くから使用されているものから、商品レビュー、ヘルプフルコンテンツなど割と最近になって導入されたものまで、Google がアナウンスしてきたアルゴリズムを中心に網羅的にリストアップしています。なお、度々「〇〇アップデート」と言われていたものは、ここでは「〇〇システム」として紹介されています。
https://developers.google.com/search/docs/appearance/ranking-systems-guide
・Google には盗用されたコンテンツを追跡し順位を下げるアルゴリズムがある(11月29日)
Google の Duy Nguyen 氏は English Google SEO office-hours の中で、AI を使用してコンテンツを盗用し、それを変更して検索結果で上位にランク付けされるサイトに対してコンテンツホルダーはどのように対応すべきかとのユーザーの質問に対し、盗用されたコンテンツを追跡し順位を下げるアルゴリズムがあると回答しました。また、コピーコンテンツを使用して検索結果で上位に表示されているサイトを見つけた場合は、スパムレポートフォームから気軽に報告してほしいと加えました。
https://www.youtube.com/watch?v=TepFVYrBVg0
■2023年の予測
2023年は2022年に引き続きE-E-A-Tのような質の高いコンテンツ提供を促す動きやCore Web VitalsなどのUI含む、より良いユーザー体験を促進する動きが高まってくると考えます。
また、AIを活用したコピーコンテンツや盗用コンテンツを罰するアルゴリズムの生成など、AIに対する施策も増えてくると予測できます。
なお、昨今台頭している対話型AIをGoogleでも取り入れる動きが進んでいますので、引き続き動向のチェックが必要です。
Googleは日々アルゴリズムの更新を行っておりますが、その先にはGoogleの目指す「快適なユーザーエクスペリエンス」があります。SEO動向を日々チェックすると共に、ユーザーのニーズを考え、ユーザーにとって価値のあるサイト制作を心がけることが重要な要素になってくると考えられます。
検索市場は、アップデートによる影響で常に進化しておりますが、当社としても、お客様の期待に応える価値を提供できるよう、日々多くの事象を分析し、正確な情報を発信できるよう尽力して参ります。
※画像が見づらい場合はこちらをご参照ください。
https://www.auncon.co.jp/press/release/2023-02-21/
<2022年1月〜6月(順位変動要素)>
[画像1: https://prtimes.jp/i/34654/97/resize/d34654-97-c82f95997611aa304cd6-1.png ]
<2022年7月〜12月(順位変動要素)>
[画像2: https://prtimes.jp/i/34654/97/resize/d34654-97-d0d3482f94edd8569190-2.png ]
<2022年1月〜6月(アルゴリズム関連要素)>
[画像3: https://prtimes.jp/i/34654/97/resize/d34654-97-ca737ae0182140027187-3.png ]
<2021年7月〜12月(アルゴリズム関連要素)>
[画像4: https://prtimes.jp/i/34654/97/resize/d34654-97-9b51d9571633ac344537-4.png ]
調査概要
【調査主旨】
コンサル観点で見る【2022年SEO動向年間総括】と2023年の予測
【調査要綱】
調査日:2023年2月1日 〜 2023年2月10日
調査対象時期:2022年1月 〜 2022年12月
調査機関:アウンコンサルティング調べ
プレスリリース本文中に出てくる各社サービス名称は、各社の登録商標または商標です。
本プレスリリースをご掲載される場合、『アウンコンサルティング調べ』とご記載の上、弊社までご連絡をお願いいたします。
会社概要
アウンコンサルティング株式会社
[事業内容]
国内外含むアジア数拠点でSEO、PPC(リスティング広告)などのグローバルマーケティング事業を展開
[設立] 1998年6月8日
[本社] 東京都文京区本郷四丁目24番8号 春日タワービル 7F
[代表者] 代表取締役 信太明
[資本金] 341,136千円(2022年8月末現在)
[URL] https://www.auncon.co.jp
[プレスリリースに関するお問合せ]
広報担当 金井/TEL:03-5803-2776 MAIL:pr@auncon.co.jp