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令和4年度 全国発明表彰「発明賞」の受賞について

ーC帯気象レーダと5GHz無線LANの周波数共用に貢献ー

 東芝インフラシステムズ株式会社は、このたび、「無線LANの干渉回避機能を有する気象レーダの発明」(以下本発明、特許第6383134号)で、令和4年度全国発明表彰の「発明賞」(主催:公益社団法人発明協会)を受賞しました。
 全国発明表彰は、日本の科学技術向上と産業の発展に寄与することを目的に大正8年から続くもので、「多大な功績を挙げた発明、考案、又は意匠、あるいは、その優秀性から今後大きな功績を挙げることが期待される発明等」に授与されます。




 東芝インフラシステムズ株式会社は、このたび、「無線LANの干渉回避機能を有する気象レーダの発明」(以下本発明、特許第6383134号)で、令和4年度全国発明表彰の「発明賞」(主催:公益社団法人発明協会)を受賞しました。
 全国発明表彰は、日本の科学技術向上と産業の発展に寄与することを目的に大正8年から続くもので、「多大な功績を挙げた発明、考案、又は意匠、あるいは、その優秀性から今後大きな功績を挙げることが期待される発明等」に授与されます。

 気象レーダはアンテナを回転させながら電波を発射し、半径数十〜数百kmの範囲内に存在する雨や雪を観測します。その中で、C帯気象レーダは5GHz帯(C帯)の周波数を観測に使用し、5GHz無線LANの周波数と一部重複して運用されています。無線LANには気象レーダとの電波干渉を回避するDFS(Dynamic Frequency Selection)が搭載されています。しかし、古いタイプの無線LANではDFSが機能せず、気象レーダへの電波干渉が発生し、気象観測に影響を及ぼすことが世界的な課題となっていました。
 そこで当社は、無線LANの信号を検出すると特殊なDFSパルスパターンを送信して無線LANのDFSを機能させ、電波干渉を回避する気象レーダを発明しました。本発明を用いた実験では、レーダ観測画面に観測されていた直線状の干渉波が、特殊なDFSパルスパターンを送信することにより、無線LANのDFSが機能して無くなることが確認できました。本発明の機能を実装したC帯気象レーダは令和3年2月に当社が総務省に納入し、気象観測に使用されています。

 当社は、C帯気象レーダの他に、X帯気象レーダ、最新のマルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ(MP-PAWR)の開発に取り組んでおり、進化した気象レーダでレジリエントな防災・減災機能の強化に貢献してまいりました。今後も気象レーダの研究開発を進めると共に、革新的なソリューションを提供していきます。

受賞の概要
件 名:「無線LANの?渉回避機能を有する気象レーダの発明(日本特許第6383134号)」
発明者:和田 将一

[画像1: https://prtimes.jp/i/28039/106/resize/d28039-106-11287f337c9c4a27f84b-0.jpg ]



[画像2: https://prtimes.jp/i/28039/106/resize/d28039-106-1482d8a35cd98c75d69b-1.png ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/28039/106/resize/d28039-106-34d68dc97f3f699ab177-2.png ]


ニュースリリース
https://www.global.toshiba/jp/news/infrastructure/2022/05/news-20220531-01.html
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