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AI inside、JETRO「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」に採択、タイにおける業務自動化・DX推進を目指す

「世界中の人・物にAIを届け、豊かな未来社会に貢献する」をミッションに掲げ、AIプラットフォームを提供するAI inside 株式会社(代表取締役社長CEO兼CPO:渡久地 択、本社:東京都渋谷区、以下「AI inside」)は、経済産業省および独立行政法人日本貿易振興機構(以下、ジェトロ)による「日ASEANにおけるアジアDX促進事業(第三回)」において、当社が推進する「タイにおける業務自動化に資するAI-OCRの開発・導入実証事業」が採択されましたことをお知らせします。AI inside は紙帳票の情報(アナログデータ)をデジタルデータ化する「DX Suite」などのAIサービスおよびAIインフラの提供により、タイをはじめとしたASEAN諸国における業務自動化・DX推進に貢献します。




[画像: https://prtimes.jp/i/24457/108/resize/d24457-108-68a44beffe78d296e0e2-0.png ]



タイ市場の背景


タイは低賃金の労働力を背景に飛躍的な経済成長を遂げていますが、2010年代後半から賃金上昇や少子高齢化の進展により労働力が縮小し、成長が鈍化しています。(*1)産業構造の高度化や技術革新が図れないことから競争力が高まらず、経済成長が停滞すると「中所得国の罠」(*2)に陥る可能性があり、タイはこの課題に直面しています。(*3)また、急速な高齢化も進展しているため、これらの理由により労働力不足が深刻化する見込みであるため、自動システムの導入や高齢化社会対策が急務となっています。

そこでタイ政府は、2015年に長期ビジョン「タイランド4.0」を示し、2036年までに1人あたりのGDPを13,000ドルまで上げることで、高所得国の仲間入りを目指す目標を掲げています。デジタル産業の推進による「デジタル立国」を経済目標として掲げ、イノベーション・生産性・サービス貿易をキーワードとした産業の高度化・高付加価値化による持続的な成長を目指す動きが加速しています。

AI inside はタイのビジネスシーンにおける業務自動化・DX推進を支援するため、「DX Suite」によるデータ入力自動化の事業化および事業拡大に向けた現地パートナーの開拓を推進してまいります。また、本事業を皮切りに、タイのみならずASEAN諸国において、「DX Suite」をはじめとしたAIプラットフォームをクラウド・エッジで提供するAIインフラの構築を目指します。2026年には3,096億米ドル(*4)に達すると予測され急成長が見込まれるグローバルAI市場において、AI inside はビジネスにおけるAI活用を支援することによりASEAN諸国の経済活性化に寄与します。

*1, 3 World Bank “Escaping the Middle-Income Trap: Long-Term Growth Scenarios for Thailand”July 16, 2020 DECRG Kuala Lumpur Seminar Series
*2 多くの途上国が経済発展により一人当たりGDPが中程度の水準(中所得)に達した後、発展パターンや戦略を転換できず、成長率が低下、あるいは長期にわたって低迷することを指す
*4 MarketsAndMarkets「AIの世界市場 (〜2026年):提供区分 (ハードウェア・ソフトウェア・サービス)・技術 (機械学習・自然言語処理)・展開モード・組織規模・業務&機能 (法務・セキュリティ)・産業・地域別」

本事業の概要


プロジェクト名
・タイにおける業務自動化に資するAI-OCRの開発・導入実証事業

現地企業や政府との協力・連携
・現地パートナー: C.S.I. (THAILAND) COMPANY LIMITED(エンドユーザーに対する、AI-OCRの導入検証)

実証内容
・AI-OCRによってあらゆる情報をデジタルデータ化するアプリケーション(製品名:DX Suite)の開発、事業化を推進。
・セキュリティなど現地の法令・商慣習を踏まえたインフラを構築し、まずは定型帳票を対象に市場展開に向けた土台をつくる。
・次に、非定型帳票を対象に、汎用性の高いAIモデルの開発を行い、更なる業務自動化を実現する。

期待される裨益効果
・労働集約的なデータ入力などの業務を自動化することで、知識集約的な財・サービスへのシフトを促し、DX推進に寄与する。
・RPA・ERP・会計ソフト・電子カルテ等の業務ソフトとの連携、ASEAN地域複数国への展開、新たなAIサービスの提供など、日本発のAIソリューションの輸出に貢献する。

「日ASEANにおけるアジアDX促進事業」について
本事業は、令和3年度補正予算において措置された経済産業省から日ASEAN経済産業協力委員会(AMEICC)への拠出金に基づき実施するものです。事業実施事務局として(独)日本貿易振興機構が事業の公募・採択・事業実施支援等を行います。
デジタル技術を駆使して日ASEANの経済・社会課題解決を図る実証事業にかかる経費の一部を補助し、日本企業と現地企業との協働による実証事業を実施することで、日ASEANが一体となってデジタルイノベーションの社会実装を進めるとともに、日ASEANの経済産業協力関係を強化することを目的としています。

採択情報:https://www.jetro.go.jp/news/announcement/2022/0e80b8da931addc9.html

「DX Suite」について(https://dx-suite.com/
「DX Suite」は、AI inside 独自開発の“文字認識AI”を搭載したAI-OCR「Intelligent OCR」と大量帳票を同一フォーマットごとに仕分ける「Elastic Sorter」の機能を搭載した、あらゆる情報をデジタルデータ化するアプリケーションです。「Intelligent OCR」は、従来のOCRでは読み取りが困難とされた手書き文字も高精度に読み取り、これまで人が手で入力を行っていたデータ化業務を自動化します。定型・非定型のフォーマットだけでなく全文読取や項目抽出、サーチャブルPDFに対応しており、さらにユーザが自身の情報の取り扱いに関してAIによる学習可否を選択することができるプライバシーコントロール機能も備えています。日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・タイ語・ベトナム語の外国語モデルを搭載し、日本だけではなくグローバルにあらゆる企業・団体のDX推進や生産性向上に貢献しています。

AI inside 株式会社について
AI inside は「世界中の人・物にAIを届け、豊かな未来社会に貢献する」というミッションのもと、ノーコードAI開発・運用プラットフォームの画像認識AI「Learning Center Vision」と予測・判断AI「Learning Center Forecast」、実践型AI人材育成プログラム「AI Growth Program」、あらゆる情報を高精度にデジタルデータ化する「DX Suite」、高効率なAI運用を実現するエッジコンピュータ「AI inside Cube」、AI・インテリジェンスAPI群「Developer’s API」を提供しています。AI inside は、これらAIプラットフォームの提供を通じ、多種多様な価値あるAIの分散的な創出とユーザ間のシェアを促すことで、AIが隅々まで拡がった社会の実現を目指します。

社名:AI inside 株式会社
所在地:東京都渋谷区渋谷3-8-12 渋谷第一生命ビルディング4階
代表者:代表取締役社長CEO兼CPO 渡久地 択
設立:2015年8月
事業内容:人工知能および関連する情報サービスの開発・提供
HP:https://inside.ai

※文中の製品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。
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