第12回創元SF短編賞受賞作を含む、注目の新世代SFが登場。注目の新人作家、松樹凛のデビュー作『射手座の香る夏』が2月29日刊行!
[24/02/29]
提供元:PRTIMES
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「人生の最高の一瞬」を切り取って読者に差し出そうとする強い意志。これこそは「青春小説」の証しだろう。――飛浩隆(解説より)
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今年もSF界に新たな才能がデビューいたします。
『射手座の香る夏』は第12回創元SF短編賞受賞作を含む四編を収録した、松樹凛氏のデビュー短編集。「夏」を舞台に、苦さと爽やかさを巧緻に織り交ぜた新世代のSF作品集として注目を集めています。
第12回創元SF短編賞を受賞した表題作は、当時の選考委員である堀晃氏、酉島伝法氏、東京創元社編集部の小浜徹也より、「見事な語り口である。」「構成は巧みで緩急があり」「小説家としての安定を感じた」など、高い評価を受けて受賞が決定しました。
受賞作を加筆修正し、新たに執筆された作品を加えた本作は、SFとしてももちろん、郷愁を誘うノスタルジックな物語として、また密かにそして緻密に張り巡らされた伏線の妙を楽しむ作品としても読み応え抜群の一作です。
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解説は飛浩隆氏が担当されています。松樹作品との出会いから語られ、デビュー前のエピソードなどを絡めて各短編を解説された文章は、松樹凛氏と本作『射手座の香る夏』への温かい眼差しに満ちたひとつの物語のようです。こちらも必読です。
注目の新世代SF作品集『射手座の香る夏』と著者の松樹凛氏に、どうぞご注目ください。
■書誌情報
射手座の香る夏
松樹凛
レーベル:創元日本SF叢書
判型:四六判仮フランス装
ページ数:346ページ
ISBN:978-4-488-02102-3
Cコード:C0093
定価;2,090円(税込)
装画:hale(はれ)
装幀:アルビレオ
内容紹介:
寂れた島で過ごした夏、記憶の中で鮮やかさを増す夏、限りなく続く仮想の夏――
夏を舞台とする四編に、青春のきらめきと痛みを封じこめた、第十二回創元SF短編賞受賞作を表題とするデビュー作品集。
■著者プロフィール
松樹凛
(マツキリン )
1990年生まれ。慶應義塾大学推理小説同好会出身。2020年〈飛ぶ教室〉第51回作品募集に佳作入選、21年に第8回日経「星新一賞」優秀賞を、同年「射手座の香る夏」で第12回創元SF短編賞を受賞。
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