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　１０月１０日（土）、東京・国立代々木競技場第二体育館で、ＷＢＡ世界Ｓ・フェザー級王者ホルへ・リナレス（帝拳）が、ファン・カルロス・サルガド（メキシコ）との２度目の防衛戦に臨む。その試合はＷＯＷＯＷで午後３時より生中継される（無料放送）。
　そのリナレスが９月１９日に米ラスベガスで会見をし、元６階級制覇王者でゴールデンボーイ・プロモーション（ＧＢＰ）の社長を務めるオスカー・デラ・ホーヤ氏とプロモーション契約を結んだことを発表した。今後ゴールデンボーイ・プロモーションは日本の帝拳プロモーションと共同でリナレスのプロモートをしていく。

　自分と同じ「ゴールデンボーイ」というニックネームを持つ、元６階級制覇王者のデラ・ホーヤ氏はリナレスについて、「ホルヘ・リナレスの試合を見た者は誰でも、彼が世界のトップ選手のひとりであることを知るでしょう」、「残念ながら、アメリカではまだ彼の試合を見たことのある人は多くありませんが、我々がそれを変えます。そしてホルヘは、彼にふさわしいビッグマッチを行ない、名声を獲得するでしょう」と語った。

　リナレスも今回のゴールデンボーイ・プロモーションとの契約について、「私はこれまで日本や、メキシコ、パナマのファンの前で試合をすることを楽しんできました。しかし私は世界のトップ選手の全員と戦いたいし、彼らはここアメリカで試合をしているので、私もアメリカで戦う必要を感じていました」と述べ、「ゴールデンボーイ・プロモーションは私に、ビッグマッチを組むと約束してくれました。だからアメリカで試合し、さらに多くのタイトルを獲得するのを楽しみにしています」と喜びを語った。１０月１０日に２度目の防衛戦を控えているリナレスは、「この試合に勝ったら、来年早々のプランをデラ・ホーヤ氏と話したい」と意気込みを語った。
　小さい頃からのアイドルでもあったオスカー・デラ・ホーヤ氏とタッグを組むことなったリナレス。来年以降、念願であった世界のトップ選手とのビッグマッチの実現を目指す。

　リナレスの２度目の防衛戦は、ＷＢＣ世界Ｓ・バンタム級王者西岡利晃（帝拳）の３度目の防衛戦と共に、「ダブル世界タイトルマッチ」として１０月１０日（土）午後３時よりＷＯＷＯＷで無料放送にて生中継される。