【報道参考資料】南スーダン 感染症が蔓延、子どもの命が危機に
[14/01/28]
提供元:PRTIMES
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激戦地ボル・はしかで少なくとも30人死亡
※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_71820.html でご覧いただけます
【2014年1月26日 ボル】
23日に停戦協定が締結された南スーダン。ユニセフは、同国東部のジョングレイ州ボルなどが
人道危機に陥っていると警鐘を鳴らしています。
国連南スーダン派遣団のボルの保護センターに避難している子どもたちの間ではしかの感染が
拡大。少なくとも30人が死亡しました。ユニセフは、同センターに避難する4,000人の子ども
たちに、はしかとポリオの予防接種を実施し、免疫力を高めるためのビタミンAの投与を、
徹夜で行いました。ボルでは安全が確保されないことから、人道支援活動は極めて限られて
おり、ボルの保護センターに安全を求めて駆け込んでくる人々には、支援が届かない状況です。
ユニセフの保健チーム(保健員5人)は、ボルのキャンプに泊まり込み、ワクチンの配布と、
地域の保健員による10の保健チームに、予防接種のトレーニングを行いました。人口密度が
高くなっているキャンプで、少なくとも4,000人の子どもたちに予防接種を行いました。
「子どもたちは武力衝突を生き延びましたが、劣悪な環境で死の危険に直面しています。
支援が届かなければ、子どもたちの死のリスクは劇的に増えるでしょう」とユニセフ
南スーダン事務所 緊急プログラム副部長のダーモット・カーリーは訴えます。
ボルは首都ジュバから140km。ボルへと向かう道は、武力衝突の最前線になっています。他の
地域と同じく、ボルでも医療機関などがことごとく破壊され、医療品の略奪が起きています。
1月21日に緊急支援物資計70トンがジュバの国際空港に到着したのち、予防接種キャンペーン
は開始。物資には、医療品、ワクチンを低温に保つ運搬用品、マラリアや肺炎、下痢、
栄養不良の治療薬と子ども用の栄養素、ビタミン、抗生物質、鎮痛剤のほか、出産に必要な
医療手術器具、安全な水と衛生の供給に使う機材、テント、防水シート、毛布などが含まれます。
ジュバの 避難キャンプでも、ユニセフはパートナーと共に、15歳未満の子どもたち18万人を
対象に、ポリオとはしかの予防接種を実施する予定です。
ユニセフは、南スーダン危機への緊急支援に必要な資金として、3,200万米ドルを求めています。
自宅を離れ避難している人は少なくとも50万人と急激に増加。国内で避難している人のうち
約7万人は、国連南スーダン派遣団の各地の保護センターに避難しています。周辺国に避難して
いる人は8万6,000人で、そのほとんどは女性と子どもたちです。
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Sarah Crowe ユニセフ本部(現在、南スーダン入り)
Spokesperson and Senior Advisor +211 (0) 952819302 scrowe@unicef.org
James Elder ユニセフ東部南部アフリカ地域事務所
Chief of Communication +254 71558 1222 jelder@unicef.org
Mercy Kolok ユニセフ南スーダン事務所
Communication Officer +211(0)955639658 mkolok@unicef.org
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会
のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ
活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
※本信は、ユニセフ本部からの情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳・編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_71820.html でご覧いただけます
【2014年1月26日 ボル】
23日に停戦協定が締結された南スーダン。ユニセフは、同国東部のジョングレイ州ボルなどが
人道危機に陥っていると警鐘を鳴らしています。
国連南スーダン派遣団のボルの保護センターに避難している子どもたちの間ではしかの感染が
拡大。少なくとも30人が死亡しました。ユニセフは、同センターに避難する4,000人の子ども
たちに、はしかとポリオの予防接種を実施し、免疫力を高めるためのビタミンAの投与を、
徹夜で行いました。ボルでは安全が確保されないことから、人道支援活動は極めて限られて
おり、ボルの保護センターに安全を求めて駆け込んでくる人々には、支援が届かない状況です。
ユニセフの保健チーム(保健員5人)は、ボルのキャンプに泊まり込み、ワクチンの配布と、
地域の保健員による10の保健チームに、予防接種のトレーニングを行いました。人口密度が
高くなっているキャンプで、少なくとも4,000人の子どもたちに予防接種を行いました。
「子どもたちは武力衝突を生き延びましたが、劣悪な環境で死の危険に直面しています。
支援が届かなければ、子どもたちの死のリスクは劇的に増えるでしょう」とユニセフ
南スーダン事務所 緊急プログラム副部長のダーモット・カーリーは訴えます。
ボルは首都ジュバから140km。ボルへと向かう道は、武力衝突の最前線になっています。他の
地域と同じく、ボルでも医療機関などがことごとく破壊され、医療品の略奪が起きています。
1月21日に緊急支援物資計70トンがジュバの国際空港に到着したのち、予防接種キャンペーン
は開始。物資には、医療品、ワクチンを低温に保つ運搬用品、マラリアや肺炎、下痢、
栄養不良の治療薬と子ども用の栄養素、ビタミン、抗生物質、鎮痛剤のほか、出産に必要な
医療手術器具、安全な水と衛生の供給に使う機材、テント、防水シート、毛布などが含まれます。
ジュバの 避難キャンプでも、ユニセフはパートナーと共に、15歳未満の子どもたち18万人を
対象に、ポリオとはしかの予防接種を実施する予定です。
ユニセフは、南スーダン危機への緊急支援に必要な資金として、3,200万米ドルを求めています。
自宅を離れ避難している人は少なくとも50万人と急激に増加。国内で避難している人のうち
約7万人は、国連南スーダン派遣団の各地の保護センターに避難しています。周辺国に避難して
いる人は8万6,000人で、そのほとんどは女性と子どもたちです。
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Sarah Crowe ユニセフ本部(現在、南スーダン入り)
Spokesperson and Senior Advisor +211 (0) 952819302 scrowe@unicef.org
James Elder ユニセフ東部南部アフリカ地域事務所
Chief of Communication +254 71558 1222 jelder@unicef.org
Mercy Kolok ユニセフ南スーダン事務所
Communication Officer +211(0)955639658 mkolok@unicef.org
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会
のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ
活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)