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だれもが快適に移動できる社会を目指して、つくば市で公道での電動車いすの自動運転を実施しました!




[画像1: https://prtimes.jp/i/28199/137/resize/d28199-137-873218-0.jpg ]



いま日本は高齢化が進んでおり、つくば市でも例外ではありません。つくバス・つくタクを再編し高齢者の移動支援を進める一方、バス停までも行けない高齢者や障害者の方もおられます。こうした移動に制約のある方が、好きな時に不自由なく出かけられるようになる社会を目指して、つくば市ではこれまでも移動や荷物の運搬を支援するさまざまな実証や法制度の整理に取り組んできました。

その成果として、平成31年(2019年)4月22日(月)に産業技術総合研究所とスズキ株式会社の協力のもと、「電動車いすの自動運転」の実証実験を全国に先駆けて実施しました。電動車いすは、つくば市の研究学園駅周辺歩道の決められたルートを前方の人を避けながら時速4キロ程度で自動運転走行しました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/28199/137/resize/d28199-137-597814-1.jpg ]

動画はこちら https://www.youtube.com/watch?v=Q_OH-EXyNmg

今回、つくば市が警察庁や茨城県警と協議し、道路交通法上の取扱を明らかにした上で、国内で初めて公道での電動車いすの自動運転に臨みました。つくばで実現した電動車いすの自動運転には、以下のような可能性が秘められています。

○コンパクトシティ(一定の区域内に居住機能や福祉・医療・商業等の都市機能と公共交通が充実したまち。つくば市が取り組んできた)において、区域内での家から目的施設までの移動手段として有効
○最寄りのスーパーに買い物を行く、バス停まで行くといった、高齢者や障害者の近距離の移動に劇的な変化を起こす
○さらに、将来的に無人自動運転が認められれば、オンデマンド配車サービスの実現など、交通弱者の利便性やQOLの向上
○新たな代替移動手段が提供されることによる高齢者の運転免許返納の促進
○現行法上認められる電動車いすの自動運転の要件が明確になったことで、メーカーによる自動運転の開発の促進

今回の実験を機に、歩道での自動運転技術の開発や新たなサービスの創出など日本中で様々な動きが生まれていくことが期待されます。つくば市でもそのような動きと連携しながら社会実装のための検証を進めていきます。科学技術により、すべての人が安心して住み続けられるまちづくりを行っていくことが研究学園都市の使命であり、今回の自動運転の成果をいち早くとりいれることにより「世界のあしたが見えるまち」への取組を進めて参ります。
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