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EVタイプの中型観光バス導入について

名鉄観光バス(株)(本社:名古屋市中川区 社長:荻本正久)は、EVタイプの中型観光バス1両を導入し、2024年3月から運行を開始します。
EV観光バスの導入は同社では初めての試みで、日本国内でも数少ない一例となります。
これは、カーボンニュートラル社会の到来に備え、脱炭素経営の本格化に向けた取り組みと、昨今の燃料価格の上昇による固定費抑制を目的としています。今後は、走行可能距離などEVバスが抱える課題の解決に向けて研究を重ねていくほか、災害時における非常電源としての活用法を検討します。
詳細は下記のとおりです。




1.導入車両について
(1)種類
EV観光バス / 愛称「未定」(株式会社 EV モーターズ・ジャパン製)

(2)大きさ
全長8,850mm、全幅2,490mm、全高3,450mm

(3)乗車定員
29人(客席27人・運転席1人・ガイド席1人)

(4)特徴
・最高速度は90km/hで1回の充電で280km走行可能
・従来車との最大の違いである静粛性による快適なバスの旅を演出
・燃料費で約600千円/年、整備費で約700千円/年のコスト削減見込み
・210kWhの大容量バッテリーと低消費電力システムのインバータ搭載により、災害時の一時的な電源供給としても活用可能

【EV観光バス(イメージ)】
[画像: https://prtimes.jp/i/89084/141/resize/d89084-141-2b8fd5d247792872c2e8-0.jpg ]


2.導入時期
2024年2月(同年3月より運行開始予定)

3.利用方法
導入後に試運転などを行い、3月以降に自治体行事、一般企業の通勤バス、近距離中心の自社企画ツアーなどで運行を予定しています。

4.配置先
名鉄観光バス 刈谷営業所(愛知県刈谷市南桜町1-4)

5.その他 
EV観光バス導入にあたり、国土交通省や愛知県が推進する自動車の環境改善を目的とした補助金事業により、車両本体や充電設備の一部補助を受けることで導入コストを抑えています。
今後は配置営業所に充電設備を設置し、ドライブレコーダーやデジタルタコグラフ等の安全装備搭載およびトラブル対応訓練など、乗務員の教習を兼ねた試運転を重ねた上で、実車運行を開始します。
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