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ボッシュが事業部「グローバルサービスソリューション」の新設を計画

サービスラインナップを拡充・向上、プロセスのクオリティと効率性の向上を目指す

・ グローバルなサービスソリューションのプロバイダーに
・ シェアードサービスに向けた包括的なアプローチ
・ 管理に要する負荷を低減し、サービスクオリティを向上

ボッシュは、社内外に提供しているすべてのサービスを統括する事業部「グローバルサービスソリューション」(SO)を2016年1月1日に新設することを計画しています。SO事業部は、eCall、カスタマーサポート、事業プロセスのアウトソーシングなど、すでに成功を収めているサービスを引き継ぐだけで なく、管理・販売の分野において「シェアードサービス」の機能を担う、ボッシュ社内の包括的なサービスプロバイダーとなる予定です。このSO事業部はドイツ・フランクフルトに拠点を置いているBosch Sicherheitssysteme GmbHのサービスソリューション事業部門が母体となり、将来的には独立した法人組織の形態に移行する予定です。なお、この組織再編が従業員の雇用条件に 影響を与えることはありません。「市場がめまぐるしく変化し、モノのインターネット化によって技術の進化も加速する中で、ボッシュはサービスラインナップ をさらに拡充していかなくてはならないと考えています」と、ボッシュ取締役会メンバーのシュテファン・ハルトゥングは述べています。サービスソリューション事業部門は近年大きく発展し、2桁成長を記録し続けています。同事業部門は世界中で毎年約500人の新規雇用を創出し、現在は約5,000人の従業員が勤務しています。

社内外に提供する製品ポートフォリオに注力
ボッシュは、この動きが社内のプロセスの継続的な改善につながると期待しています。ボッシュですでに行われていた、もしくは今後のために計画していたグローバルなシェアードサービスがひとつにまとまり、共通基準の形成につながると考えているからです。ボッシュはすでに会計や人事管理などの分野でさまざまなシェアードサービスを導入していますが、今回の新事業部創設が、サービスクオリティと効率性のいっそうの向上と管理に要する負荷の軽減につながると期待しています。

同時に、新事業部は外部顧客向けのサービスラインナップの拡充を目指します。特に、交通・建物向けのさまざまなシェアードサービスソリューションや、カスタマーコミュニケーション、カスタマーサポートにも重点を置く予定です。こうした分野では、コントロールセンターのオペレーターや通信サービスプロバイダーの高度なスキルと、ボッシュのもつ技術的な専門知識を結びつけることができると考えているためです。たとえば交通分野では、ボッシュはヨーロッパの 27カ国、10の言語をカバーするオートマチックエマージェンシーコールサービス
「eCall」 を大手自動車メーカー向けに提供しているほか、CCTVで監視されたトラック用駐車スペースを事前に予約できるオンライン予約サービス「Truck Secure Parking」を提供しています。また、建物の分野ではボッシュはすでに、特定の事象が発生した場合に介入を行うコントロールセンターに接続する、クラウドベースのビデオ監視システムを提供しています。さらに、ソーシャルメディアプラットフォームのモニタリングとインテリジェントな評価を含め、カスタマーサポート&カスタマーコミュニケーション分野のソリューションが、マーケティング・販売活動においてボッシュ全体を効果的にサポートできると考えてい ます。
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