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【認知症家族の会】2023年3月8日(水)「第12回グリーンオアシスの会」を開催予定

前回は実演を交えた「生活介護講座」の第二弾として、介護をする人も、介護を必要とする方にとっても非常に重いテーマである「排泄」について実演付きの生活介護講座を開催しました。その様子もご報告いたします。

令和4年版の高齢社会白書によると、介護が必要になった主な原因について見ると、認知症が18.1%と最も多くなっており、主な介護者は、同居の家族が54.4%、別居の家族が13.6%と、ご家族による介護が半数以上を占めています。認知症はいつ誰がなってもおかしくない病気であり、世界的な大きな課題となっております。豊泉家では、認知症で苦しまれている方々が少しでも負担を減らし、心豊かな生活を過ごしていただくため、プロジェクトを立ち上げ、長年にわたり日々研鑽を積み上げております。この認知症家族の会「グリーンオアシスの会」では、在宅で介護をされているご家族のお話しを傾聴し、お困りごとに対してアドバイスやサポートするとともに、私たちが気づいていない事、知らない事を伺い、共に解決していくことを目的とし、豊泉家の在宅サービスをご利用のご家族を対象に毎月開催しております。





「第12回 グリーンオアシスの会」開催のお知らせ


第12回 3月8日(水)13:30〜15:00(13時から受付開始)
内容:第一部「認知症講座」第二部「座談会」を予定

参加対象:豊泉家の在宅サービス(デイサービス・ショートステイ・ヘルスケアステイ・ホテルステイ・ケアプランセンター・ホームヘルプセンター)ご利用者のご家族



「第11回 グリーンオアシスの会」開催の報告


[表1: https://prtimes.jp/data/corp/88706/table/188_1_0c55f697493cf0936121f35861d9c41e.jpg ]


[画像1: https://prtimes.jp/i/88706/188/resize/d88706-188-168b52be7aa0e47323d6-0.jpg ]


【第一部 認知症講座】
書籍「認知症イノベーション」の著者である、社会福祉法人 福祥福祉会 阿久根 賢一 理事長による認知症講座として「認知症の方への接し方」について講義をいたしました。
「認知症イノベーション」では、認知症を有する方とのコミュニケーションをいかに成立させるかが極めて重要だと謳っております。
認知症によって今まで「できていたこと」が「できなくなっていく」という不安や悔しさは計り知れないものがあります。家族をはじめとする周囲の人がこうした認知症の人の想いに目を向けることが大切です。プライドを傷つけるような言動や振る舞いは避けるように心がけ、本人の気持ちに寄り添うことが求められます。決して否定せず、介護を拒否されても、その場で無理強いをせず、時間を置いて改めて声をおかけすると、気持ちが落ち着いて介護を受けてくれるかもしれません。「今この時間にやらなければ!」となるとお互いストレスを感じるので、時間も心も余裕を持って介護することが大切です。
※動画で見る!豊泉家の認知症ケアのページはこちら→ https://youtu.be/eLUDowmBOxc 

【第二部 生活介護講座】

[表2: https://prtimes.jp/data/corp/88706/table/188_2_b76d1faabab0902a817652023b8fcf2e.jpg ]



介護の考え方、排泄の種類と原因、予防と対策について、失禁予防体操の紹介を交えての説明の後、排便の支援について解説いたしました。
排便の出るタイミング(一般的には、朝食後が一番排便反射が起こりやすい)に合わせて、トイレに座る習慣をつけると、うまく排泄のサイクルができます。また排便の姿勢(35度の角度で、足が地面に着いている)を意識することや、マッサージの方法、水分摂取や適度運動など、自らの力を使って排泄をするために大切なことをお伝えいたしました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/88706/188/resize/d88706-188-f2dd14f1d17b2ffdea84-2.jpg ]




<ご逝去される直前までトイレに座って排泄を続けられた女性のエピソード>
豊泉家のケアハウスでのこと。5年以上、トイレではなくベッド上で寝た姿勢で排便をしていた女性がいらっしゃいました。寝たままの姿勢なので、だんだんと自然な排便がなされず、便秘になり、薬に頼らざるを得ない状況になっていきました。あるときには、量が大量となることもあり、着衣やシーツの交換なども必要になり、ご本人も、介護者も大変苦労することになりました。どうにかできないかと思案している中、その方は日中、車椅子移動をされていることに着目しました。座位が取れるのであれば、トイレで座って排泄することが可能なのでは?と考え、トイレに座るよう、根気強く支援し続けたところ、その方は、ご逝去される直前までトイレでの排便を続けることができたという事例を紹介いたしました。
これは「諦めることなく、その方のできる事を最大限に生かし、尊厳を大切にした支援をする、豊泉家の自立支援の在り方」の事例とも言えます。

第三部の座談会では、お茶とお菓子を頂きながら、ご参加者お一人おひとりに、疑問に思っていること、聞きたいことをメインに、今の生活のご様子や、お困りのことについて、お話しを伺いました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/88706/188/resize/d88706-188-d212b4d379c3d134d745-4.jpg ]

「ショートステイでは排泄の時間帯など、どのようにしているか教えて欲しい。」「最近便秘気味なのが気になる。」「排泄介助の必要が無いが、便が出ているか確認できなくて心配。」など、生活介護講座を受けて、「排泄」に関するご質問を多くいただき、ショートステイのご様子や便秘の対応策などをお話しいたしました。

また、前回の座談会で、口を開けたがらないので、歯科受診や、歯磨きに苦慮されているとお困りのご家族に、ショートステイご利用時に、豊泉家のデンタルクリニックによる往診をお受けいただけることをご案内、ご提案させていただいた方から、受診のご報告と、「介護用品で指のカバー(噛まれても大丈夫なもの)を使って歯磨きをさせる方法も教えてもらった。とても丁寧に対応していただいた」との喜びのお声を頂きました。

認知症家族の会「グリーンオアシスの会」は、認知症を有する方を支援するご家族の想いに寄り添い、情報共有し、介護のプロだからこそお伝えできるお話と皆様のお困りごとを伺い、共に考え、支え合うことを目的に毎月開催しております。
認知症を有する方、支援するご家族の皆様が幸せになれる<認知症パラダイス>の創造に向け、
これからも邁進してまいります。



[動画で学ぶ「認知症イノベーション」] 動画で学ぶ「認知症イノベーション」


書籍名:認知症イノベーション 〜一人のひとりの″パラダイス″を創造するケアメソッド〜
著者:阿久根 賢一
(豊泉家グループ 社会福祉法人 福祥福祉会 理事長)
動画タイトル:『認知症イノベーション 〜一人ひとりの"パラダイス"を創造するケアメソッド〜』
https://www.youtube.com/watch?v=eLUDowmBOxc
【豊泉家チャンネルで公開開始!】



認知症重点ケアホーム<CCRC豊泉家 芦屋山手>


https://www.housenka.com/ashiya/
〜3月のお食事付き見学相談会〜
3月11日(土)・16日(木)・26日(日)
1. 10:00〜 2. 13:00〜
※前日までにお申し込みください。
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