日本代表の中村俊輔、エスパニョール移籍後初の直接FKゴール。確かな希望を抱きスペインへ帰還。リーガ次節ヘタフェ戦は11月22日(日)深夜0時53分からWOWOWで生放送!
[09/11/19]
提供元:PRTIMES
提供元:PRTIMES
WOWOWで絶賛放送中のスペインサッカーリーガ・エスパニョーラ。エスパニョール所属の日本代表MF中村俊輔は、2009年代表ラストマッチとなった香港戦に出場し、見事な直接FKを決めて見せた。引き続きリーガでの活躍が期待される。次節ヘタフェ戦は11月22日(日)深夜0時53分からWOWOWで生放送!2009年の日本代表ラストマッチとなった18日の香港戦(香港スタジアム)。地球を一回りするほどの大移動を強いられたエース・中村俊輔は、満を持して右MFの定位置でピッチに立った。自らが控えに回った14日の南アフリカ戦(ポートエリザベス)では「攻撃の連動性」が欠けていたことから、彼は周囲を生かしたプレーを第一に考えた。
序盤こそ相手の予想外の勢いに戸惑ったが、俊輔はつねに冷静さを失わず、ボールを落ち着かせ、リズムを作る。献身的にオーバーラップする内田篤人(鹿島)、中盤でダイナミックな走りを見せる長谷部誠(ヴォルフスブルク)らをサポートし、右サイドからの効果的な崩しを何度も演出。この安定感はさすがは俊輔ならといえるものだった。
圧巻だったのが、後半38分の直接FKである。内田がペナルティエリアやや右側で倒されチャンス。俊輔はすぐさま壁とGKの位置の甘さを見抜き、ニアのGKが怖がるところに強い速いボールを蹴る判断を下した。この戦術眼がズバリ的中し、シュートは豪快にネットを揺らした。代表では今年3月のバーレーン戦(埼玉)以来の直接FKゴールは、チーム3点目のダメ押し点となった。
今夏、エスパニョールに新天地を求めてからというもの、彼は「伝家の宝刀」を抜くことが一度もなかった。レッジーナ、セルティック時代には世界トップクラスのFK精度を示すことで、何度も周囲の信頼を勝ち取ってきた。それが決まらなかったことで、本人も多少なりともナーバスになっていたはずだ。そんな停滞期間はこの香港戦で完全に終止符が打たれた。2000年のカールスバーグカップ・香港選抜戦で初めてA代表としてピッチに立った思い出の地で、俊輔は復活の兆しを確実につかんだのだ。
精神的余裕を得た彼は、後半終了間際に岡崎慎司(清水)が得たPKを彼自身に蹴らせた。トルシエ、ジーコ、オシム時代とPKは全て自らの左足で決めてきた中村俊輔だが、この日はチーム全体がいい雰囲気で終わることを最優先に考え、あえて後輩に譲った。この日、精力的な動きを見せながら得点が遠かった大久保嘉人(神戸)がいれば、彼に蹴らせることも考えたという。
そんな「気配り」はエゴを押し出したかつての俊輔になかったもの。31歳になり「フォア・ザ・チーム」が何よりも大切であることを実感し、ピッチ上で実践するようになった。こうした前向きな姿勢は、いつか必ずエスパニョールでも理解されるはずだ。
今季はここまで、デラペーニャ、ルイス・ガルシアを中心とした攻撃に戸惑うことも少なくなかったた。けれども「俊輔らしさ」を貫けばいつか必ず希望が見えてくる。ここから来年3月まではスペインでの戦いに専念することになる。優れた統率力を発揮して4‐0で大勝した香港戦が、クラブでの苦境脱出の大きなきっかけになればいい。
■第11節 リーガ・エスパニョーラ対戦カード
テネリフェ vs セビリア
ビジャレアル vs バジャドリード
ヘレス vs スポルティング・ヒホン
エスパニョール vs ヘタフェ
デポルティーボ・ラ・コルーニャ vs アトレティコ・マドリード
レアル・マドリード vs ラシン・サンタンデール
アスレティック・ビルバオ vs バルセロナ
マジョルカ vs アルメリア
オサスナ vs バレンシア
マラガ vs サラゴサ
■バルセロナvsレアル・マドリード“リーガ伝統の一戦”クラシコ!特集ページ公開!
http://www.wowow.co.jp/liga/
リーガ観るならWOWOW バルセロナ、レアル・マドリード、エスパニョール中心に毎節4試合放送!
毎週日曜早朝・深夜他
スペインサッカー リーガ・エスパニョーラWOWOW特設サイト TOPページ
http://www.wowow.co.jp/liga/
序盤こそ相手の予想外の勢いに戸惑ったが、俊輔はつねに冷静さを失わず、ボールを落ち着かせ、リズムを作る。献身的にオーバーラップする内田篤人(鹿島)、中盤でダイナミックな走りを見せる長谷部誠(ヴォルフスブルク)らをサポートし、右サイドからの効果的な崩しを何度も演出。この安定感はさすがは俊輔ならといえるものだった。
圧巻だったのが、後半38分の直接FKである。内田がペナルティエリアやや右側で倒されチャンス。俊輔はすぐさま壁とGKの位置の甘さを見抜き、ニアのGKが怖がるところに強い速いボールを蹴る判断を下した。この戦術眼がズバリ的中し、シュートは豪快にネットを揺らした。代表では今年3月のバーレーン戦(埼玉)以来の直接FKゴールは、チーム3点目のダメ押し点となった。
今夏、エスパニョールに新天地を求めてからというもの、彼は「伝家の宝刀」を抜くことが一度もなかった。レッジーナ、セルティック時代には世界トップクラスのFK精度を示すことで、何度も周囲の信頼を勝ち取ってきた。それが決まらなかったことで、本人も多少なりともナーバスになっていたはずだ。そんな停滞期間はこの香港戦で完全に終止符が打たれた。2000年のカールスバーグカップ・香港選抜戦で初めてA代表としてピッチに立った思い出の地で、俊輔は復活の兆しを確実につかんだのだ。
精神的余裕を得た彼は、後半終了間際に岡崎慎司(清水)が得たPKを彼自身に蹴らせた。トルシエ、ジーコ、オシム時代とPKは全て自らの左足で決めてきた中村俊輔だが、この日はチーム全体がいい雰囲気で終わることを最優先に考え、あえて後輩に譲った。この日、精力的な動きを見せながら得点が遠かった大久保嘉人(神戸)がいれば、彼に蹴らせることも考えたという。
そんな「気配り」はエゴを押し出したかつての俊輔になかったもの。31歳になり「フォア・ザ・チーム」が何よりも大切であることを実感し、ピッチ上で実践するようになった。こうした前向きな姿勢は、いつか必ずエスパニョールでも理解されるはずだ。
今季はここまで、デラペーニャ、ルイス・ガルシアを中心とした攻撃に戸惑うことも少なくなかったた。けれども「俊輔らしさ」を貫けばいつか必ず希望が見えてくる。ここから来年3月まではスペインでの戦いに専念することになる。優れた統率力を発揮して4‐0で大勝した香港戦が、クラブでの苦境脱出の大きなきっかけになればいい。
■第11節 リーガ・エスパニョーラ対戦カード
テネリフェ vs セビリア
ビジャレアル vs バジャドリード
ヘレス vs スポルティング・ヒホン
エスパニョール vs ヘタフェ
デポルティーボ・ラ・コルーニャ vs アトレティコ・マドリード
レアル・マドリード vs ラシン・サンタンデール
アスレティック・ビルバオ vs バルセロナ
マジョルカ vs アルメリア
オサスナ vs バレンシア
マラガ vs サラゴサ
■バルセロナvsレアル・マドリード“リーガ伝統の一戦”クラシコ!特集ページ公開!
http://www.wowow.co.jp/liga/
リーガ観るならWOWOW バルセロナ、レアル・マドリード、エスパニョール中心に毎節4試合放送!
毎週日曜早朝・深夜他
スペインサッカー リーガ・エスパニョーラWOWOW特設サイト TOPページ
http://www.wowow.co.jp/liga/