植物の非生物的ストレスを緩和する新しいカテゴリーの資材であるバイオスティミュラント(BS)についてまとめた書籍、『バイオスティミュラントの開発動向と展望』が10月31日に発売。
[24/10/28]
提供元:PRTIMES
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農作物の高温障害対策としても近年関心が高まる!
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117216/191/117216-191-afb4c4d01d8d11cbf4cfb41bbf6b4367-1920x1280.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社シーエムシー出版(本社:東京都千代田区神田錦町1-17-1、代表取締役:辻賢司)は、バイオスティミュラント(BS)の現状と課題、分類と機能、最新の実証試験と効果検証について詳述した書籍『バイオスティミュラントの開発動向と展望(監修:日本バイオスティミュラント協議会)』(定価:税込80,300円)を、2024年10月31日に発売いたします。本書籍は、当社ECサイトおよび全国の書店にてご購入いただけます。
目次などの詳細については以下をご覧ください。
https://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=115717
刊行にあたって
バイオスティミュラントという言葉が植物生理学を専門とする研究者や該当する製品を取り扱う開発・販売メーカーのみならず、農業従事者や農資材の流通業者からも頻繁に聞かれるようになりました。作物の生理に作用して農産物の収量や品質向上に寄与する資材は古くから農業現場では活用されており、作物生産に貢献してきました。しかしながら、その作用機作や有効成分は必ずしも周知されていない事例もあり体系化されていません。近年、各方面の研究者や開発販売メーカーにより、バイオスティミュラント製品の作用機作を解明し、また分類化して現場へ周知する例も数多く見受けられます。
また、令和3 年に農林水産省から提唱されたみどりの食料システム戦略の中で、バイオスティミュラントを活用した新技術の導入が提唱されたことをきっかけにして、バイオスティミュラント製品とはどのような資材なのか、どんな機能を有する資材なのか、その定義を含めて各方面で協議されています。
本企画により、多岐にわたるバイオスティミュラント製品の特性や正しい使い方、業界を取り巻く環境の変化について理解し、バイオスティミュラントに対する関係各位の研究や指導・販売の一助になることを期待します。(本書「刊行にあたって」より抜粋)
著者
梶田信明 日本バイオスティミュラント協議会;アリスタ ライフサイエンス(株)
鳴坂義弘 岡山県農林水産総合センター
鳴坂真理 岡山県農林水産総合センター
和田哲夫 日本バイオスティミュラント協議会
高木篤史 (株)サカタのタネ
農林水産省
飯野藤樹 デンカ(株)
須田正樹 シプカム・ジャパン(株)
田中賢治 国土防災技術(株)
笹原勇太 アクプランタ(株)
金 鍾明 アクプランタ(株)
渡邉 彰 名古屋大学
田中栄嗣 アリスタ ライフサイエンス(株)
小島克洋 朝日アグリア(株)
堀口享平 朝日アグリア(株)
見城貴志 朝日アグリア(株)
佐藤 孝 秋田県立大学
由里本博也 京都大学
阪井康能 京都大学
松原陽一 東海国立大学機構 岐阜大学
藤原風輝 (国研)理化学研究所;東京大学
市橋泰範 (国研)理化学研究所
須藤 修 (株)ファイトクローム
樋口昌宏 焼津水産化学工業(株)
西村安代 静岡県立農林環境専門職大学
東山隆信 ナガセヴィータ(株)
武田泰斗 味の素(株)
加藤嘉博 北海道三井化学(株)
能年義輝 岡山大学
渡邉 恵 岡山大学
庄司直史 三洋化成工業(株)
金 亨振 三洋化成工業(株)
北松瑞生 近畿大学
久保 幹 立命館大学
山内靖雄 神戸大学
伊藤紀美子 新潟大学
眞木祐子 雪印種苗(株)
鈴木基史 愛知製鋼(株)
長谷 祐 元・(株)農林中金総合研究所
小倉里江子 横浜バイオテクノロジー(株)
平塚和之 横浜国立大学
春原英彦 (株)環境管理センター
伊藤大輔 (株)環境管理センター
木村庄樹 (株)環境管理センター
目次
【第I編 総論】
第1章 バイオスティミュラントの現状と課題
第2章 国内外におけるバイオスティミュラントの状況について
第3章 BSの定義・現場での資材活用の現状
第4章 「みどりの食料システム戦略」におけるバイオスティミュラントの位置づけ
【第II編 バイオスティミュラントの種類と機能】
〈腐植物質・有機酸〉
第5章 亜炭を原料とする腐植物質バイオスティミュラントの開発
第6章 腐植酸バイオスティミュラントBlackjak(R)の水稲育苗箱施用における性能評価
第7章 森林資源を利用して生産された高分子化合物であるフルボ酸による国内外での環境改善
第8章 酢酸バイオスティミュラント資材の作用原理と効果的な使用方法
第9章 腐植物質の化学構造と植物生育に関わる機能
〈微生物〉
第10章 バイオスティミュラントとしてのトリコデルマ菌の利用
第11章 バイオスティミュラント資材「まめリッチ」の開発
第12章 葉圏C1細菌-植物間相互作用とバイオスティミュラント機能の開発
第13章 園芸植物における菌根菌共生機能利用および環境ストレス耐性
第14章 マルチオミクスを用いたバイオスティミュラントの研究開発
〈海藻・海藻抽出物、多糖類〉
第15章 海藻資材の利用とその効果
第16章 低分子量キチン(LMC)の土壌と植物へのバイオスティミュラント効果
第17章 トレハロースのバイオスティミュラントとしての果菜類への効果
第18章 トレハロースによる環境ストレス緩和と持続可能な農業への応用
〈アミノ酸・ペプチド〉
第19章 植物に対するアミノ酸の効果と実例
第20章 プロリン含有植物活力剤のバイオスティミュラントとしての特性および有効性
第21章 植物に病害抵抗性を誘導する環状ペプチド
第22章 有機物によるバイオスティミュラント効果
〈その他(動植物由来機能性成分、微生物代謝産物、微生物活性化資材など)〉
第23章 植物のコミュニケーション力を活かした揮発性バイオスティミュラントの開発と実用化
第24章 微生物揮発性物質を介した植物の成長促進に関する研究
第25章 乳酸菌由来バイオスティミュラントの開発〜ぼかし肥料の作用メカニズム〜
第26章 鉄栄養の吸収を高める鉄資材―環境ストレスによる潜在的鉄欠乏の発生と改善―
【第III編 バイオスティミュラントの評価技術】
第27章 JAによるバイオスティミュラント資材の実証試験
第28章 発光レポーターを利用したバイオスティミュラントの探索・評価系
第29章 バイオスティミュラント資材を供試した栽培試験の設計と効果検証
[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/117216/191/117216-191-afb4c4d01d8d11cbf4cfb41bbf6b4367-1920x1280.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
株式会社シーエムシー出版(本社:東京都千代田区神田錦町1-17-1、代表取締役:辻賢司)は、バイオスティミュラント(BS)の現状と課題、分類と機能、最新の実証試験と効果検証について詳述した書籍『バイオスティミュラントの開発動向と展望(監修:日本バイオスティミュラント協議会)』(定価:税込80,300円)を、2024年10月31日に発売いたします。本書籍は、当社ECサイトおよび全国の書店にてご購入いただけます。
目次などの詳細については以下をご覧ください。
https://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=115717
刊行にあたって
バイオスティミュラントという言葉が植物生理学を専門とする研究者や該当する製品を取り扱う開発・販売メーカーのみならず、農業従事者や農資材の流通業者からも頻繁に聞かれるようになりました。作物の生理に作用して農産物の収量や品質向上に寄与する資材は古くから農業現場では活用されており、作物生産に貢献してきました。しかしながら、その作用機作や有効成分は必ずしも周知されていない事例もあり体系化されていません。近年、各方面の研究者や開発販売メーカーにより、バイオスティミュラント製品の作用機作を解明し、また分類化して現場へ周知する例も数多く見受けられます。
また、令和3 年に農林水産省から提唱されたみどりの食料システム戦略の中で、バイオスティミュラントを活用した新技術の導入が提唱されたことをきっかけにして、バイオスティミュラント製品とはどのような資材なのか、どんな機能を有する資材なのか、その定義を含めて各方面で協議されています。
本企画により、多岐にわたるバイオスティミュラント製品の特性や正しい使い方、業界を取り巻く環境の変化について理解し、バイオスティミュラントに対する関係各位の研究や指導・販売の一助になることを期待します。(本書「刊行にあたって」より抜粋)
著者
梶田信明 日本バイオスティミュラント協議会;アリスタ ライフサイエンス(株)
鳴坂義弘 岡山県農林水産総合センター
鳴坂真理 岡山県農林水産総合センター
和田哲夫 日本バイオスティミュラント協議会
高木篤史 (株)サカタのタネ
農林水産省
飯野藤樹 デンカ(株)
須田正樹 シプカム・ジャパン(株)
田中賢治 国土防災技術(株)
笹原勇太 アクプランタ(株)
金 鍾明 アクプランタ(株)
渡邉 彰 名古屋大学
田中栄嗣 アリスタ ライフサイエンス(株)
小島克洋 朝日アグリア(株)
堀口享平 朝日アグリア(株)
見城貴志 朝日アグリア(株)
佐藤 孝 秋田県立大学
由里本博也 京都大学
阪井康能 京都大学
松原陽一 東海国立大学機構 岐阜大学
藤原風輝 (国研)理化学研究所;東京大学
市橋泰範 (国研)理化学研究所
須藤 修 (株)ファイトクローム
樋口昌宏 焼津水産化学工業(株)
西村安代 静岡県立農林環境専門職大学
東山隆信 ナガセヴィータ(株)
武田泰斗 味の素(株)
加藤嘉博 北海道三井化学(株)
能年義輝 岡山大学
渡邉 恵 岡山大学
庄司直史 三洋化成工業(株)
金 亨振 三洋化成工業(株)
北松瑞生 近畿大学
久保 幹 立命館大学
山内靖雄 神戸大学
伊藤紀美子 新潟大学
眞木祐子 雪印種苗(株)
鈴木基史 愛知製鋼(株)
長谷 祐 元・(株)農林中金総合研究所
小倉里江子 横浜バイオテクノロジー(株)
平塚和之 横浜国立大学
春原英彦 (株)環境管理センター
伊藤大輔 (株)環境管理センター
木村庄樹 (株)環境管理センター
目次
【第I編 総論】
第1章 バイオスティミュラントの現状と課題
第2章 国内外におけるバイオスティミュラントの状況について
第3章 BSの定義・現場での資材活用の現状
第4章 「みどりの食料システム戦略」におけるバイオスティミュラントの位置づけ
【第II編 バイオスティミュラントの種類と機能】
〈腐植物質・有機酸〉
第5章 亜炭を原料とする腐植物質バイオスティミュラントの開発
第6章 腐植酸バイオスティミュラントBlackjak(R)の水稲育苗箱施用における性能評価
第7章 森林資源を利用して生産された高分子化合物であるフルボ酸による国内外での環境改善
第8章 酢酸バイオスティミュラント資材の作用原理と効果的な使用方法
第9章 腐植物質の化学構造と植物生育に関わる機能
〈微生物〉
第10章 バイオスティミュラントとしてのトリコデルマ菌の利用
第11章 バイオスティミュラント資材「まめリッチ」の開発
第12章 葉圏C1細菌-植物間相互作用とバイオスティミュラント機能の開発
第13章 園芸植物における菌根菌共生機能利用および環境ストレス耐性
第14章 マルチオミクスを用いたバイオスティミュラントの研究開発
〈海藻・海藻抽出物、多糖類〉
第15章 海藻資材の利用とその効果
第16章 低分子量キチン(LMC)の土壌と植物へのバイオスティミュラント効果
第17章 トレハロースのバイオスティミュラントとしての果菜類への効果
第18章 トレハロースによる環境ストレス緩和と持続可能な農業への応用
〈アミノ酸・ペプチド〉
第19章 植物に対するアミノ酸の効果と実例
第20章 プロリン含有植物活力剤のバイオスティミュラントとしての特性および有効性
第21章 植物に病害抵抗性を誘導する環状ペプチド
第22章 有機物によるバイオスティミュラント効果
〈その他(動植物由来機能性成分、微生物代謝産物、微生物活性化資材など)〉
第23章 植物のコミュニケーション力を活かした揮発性バイオスティミュラントの開発と実用化
第24章 微生物揮発性物質を介した植物の成長促進に関する研究
第25章 乳酸菌由来バイオスティミュラントの開発〜ぼかし肥料の作用メカニズム〜
第26章 鉄栄養の吸収を高める鉄資材―環境ストレスによる潜在的鉄欠乏の発生と改善―
【第III編 バイオスティミュラントの評価技術】
第27章 JAによるバイオスティミュラント資材の実証試験
第28章 発光レポーターを利用したバイオスティミュラントの探索・評価系
第29章 バイオスティミュラント資材を供試した栽培試験の設計と効果検証