英国水道事業持ち株会社の株式売買について
[13/09/30]
提供元:PRTIMES
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大阪ガス株式会社(社長:尾崎 裕、以下「大阪ガス」)と、住友商事株式会社(取締役社長:中村 邦晴、以下「住友商事」)は、住友商事が株式100パーセントを保有する(*1)英国の水道事業会社Sutton and East Surrey Water plc(以下「SESW」)の持株会社であるSummit Water UK Limited(以下「SWUK」)の株式の50パーセントを大阪ガスの英国子会社である大阪ガスUK社(社長:宇田 徹、以下「OGUK」)が取得することについて合意し、本日株式売買契約に調印しました(以下「本件」)。本件により、大阪ガスグループは、日本の都市ガス事業者で初めて、海外での水道事業に参画します。
また、本件実施後、大阪ガスグループと住友商事が50パーセントずつ株式を保有する合弁会社となることから、SWUKの社名を「Sumisho Osaka Gas Water UK Limited」に変更します。
SESWは、1862年に設立、1989年に民営化された水道事業会社で、ロンドン南東部地域の約28万件(約67万人)に対して上水を供給しています。また、SESWは浄水場や管路などの事業資産の維持管理、設備投資、水道料金の設定、課金・徴収まで一貫した上水道事業を行っています。
大阪ガスグループは、長期経営ビジョン・中期経営計画「Field of Dreams 2020」を掲げ、グローバルなエネルギー・環境企業グループとして発展することを目指しています。
また、住友商事は、本年2月にSESWに出資後、人員の派遣などを通じてSESWの経営支援を行いながら、水道事業の知見・ノウハウの蓄積に努めてきました。
この度、大阪ガスと住友商事は、本件を通じて事業パートナーとなることで、大阪ガスが都市ガス事業で培った顧客サービスや維持管理などのノウハウと、住友商事が持つ豊富な上下水処理事業経験を融合させ、事業基盤を強化することで、SESWの更なる企業価値向上を目指します。また、本件を契機として、大阪ガスでは、水ビジネスを環境・非エネルギー事業の新たな分野と位置づけ、事業領域の拡大を図ります。一方、住友商事では、米州、中東、中国、アジアなどで実績を積んできた上下水処理および海水淡水化などのBOOT/BOO(*2)事業に加え、大きな成長が見込まれる水道コンセッション事業への参画を拡大し、よりグローバルで包括的な水ビジネスの展開を図ります。
(*1)住友商事と欧州住友商事(代表:須之部 潔)が子会社を通じて保有。
(*2)BOOT:Build-Own-Operate-Transfer、水事業の投資事業の一形態。国・地方自治体に対して長期契約に基づきサービスを提供し、契約期限到来後は事業資産を無償で顧客へ移管するビジネスモデル。
BOO:Build-Own-Operate、水事業の投資事業の一形態。BOOT同様、国・地方自治体と長期契約をベースにサービスを提供するが、資産は事業者が保有し続けるビジネスモデル。
SESWの供給エリア、SESWの貯水池・供給設備写真: 画像1.参照
【参考】
1.概要 概要図:画像2参照
■SWUK(持株会社)の概要
所在地:英国 ロンドン アッパーテムズ
設立時期:2013年2月
■SESW(水道事業会社)の概要
所在地:英国(サリー州)
設立時期:1862年 (1989年に民営化)
事業内容:上水道事業
供給エリア:ロンドン南東部 835km2 (人口約67万人)
従業員数:230人
供給量:15.8万m3/日
供給地点数:約28万件(家庭用約26万件、業務用・工業用約1.7万件)
財務情報(2013年3月期): 売上高:58.8百万ポンド(約88億円)
2.英国の水道事業について
英国では、1989年に水道事業を民営化し、外資を含む民間資本を活用して水道供給インフラを整備しています。現在、上水道事業会社12社、上下水道事業会社10社が、水業務管理局の管理のもとで事業を運営しています。
3.各社の概要
■大阪ガス株式会社の概要
所在地:大阪市中央区平野町四丁目1番2号
事業内容:都市ガス供給販売等
■大阪ガスUK社(Osaka Gas UK, Ltd.)の概要
所在地:英国(ロンドン)
事業内容:エネルギー供給事業に関する調査、投資等
株主構成:大阪ガス株式会社100パーセント
■住友商事株式会社の概要
所在地:東京都中央区晴海1丁目8番11号
晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーY棟
事業内容:総合商社
■欧州住友商事の概要
所在地:英国(ロンドン)
事業内容:事業会社への投資等
株主構成:住友商事株式会社100パーセント
画像1.:SESWの供給エリア、SESWの貯水池・供給設備写真
画像2.:本件の概要(参考資料)
また、本件実施後、大阪ガスグループと住友商事が50パーセントずつ株式を保有する合弁会社となることから、SWUKの社名を「Sumisho Osaka Gas Water UK Limited」に変更します。
SESWは、1862年に設立、1989年に民営化された水道事業会社で、ロンドン南東部地域の約28万件(約67万人)に対して上水を供給しています。また、SESWは浄水場や管路などの事業資産の維持管理、設備投資、水道料金の設定、課金・徴収まで一貫した上水道事業を行っています。
大阪ガスグループは、長期経営ビジョン・中期経営計画「Field of Dreams 2020」を掲げ、グローバルなエネルギー・環境企業グループとして発展することを目指しています。
また、住友商事は、本年2月にSESWに出資後、人員の派遣などを通じてSESWの経営支援を行いながら、水道事業の知見・ノウハウの蓄積に努めてきました。
この度、大阪ガスと住友商事は、本件を通じて事業パートナーとなることで、大阪ガスが都市ガス事業で培った顧客サービスや維持管理などのノウハウと、住友商事が持つ豊富な上下水処理事業経験を融合させ、事業基盤を強化することで、SESWの更なる企業価値向上を目指します。また、本件を契機として、大阪ガスでは、水ビジネスを環境・非エネルギー事業の新たな分野と位置づけ、事業領域の拡大を図ります。一方、住友商事では、米州、中東、中国、アジアなどで実績を積んできた上下水処理および海水淡水化などのBOOT/BOO(*2)事業に加え、大きな成長が見込まれる水道コンセッション事業への参画を拡大し、よりグローバルで包括的な水ビジネスの展開を図ります。
(*1)住友商事と欧州住友商事(代表:須之部 潔)が子会社を通じて保有。
(*2)BOOT:Build-Own-Operate-Transfer、水事業の投資事業の一形態。国・地方自治体に対して長期契約に基づきサービスを提供し、契約期限到来後は事業資産を無償で顧客へ移管するビジネスモデル。
BOO:Build-Own-Operate、水事業の投資事業の一形態。BOOT同様、国・地方自治体と長期契約をベースにサービスを提供するが、資産は事業者が保有し続けるビジネスモデル。
SESWの供給エリア、SESWの貯水池・供給設備写真: 画像1.参照
【参考】
1.概要 概要図:画像2参照
■SWUK(持株会社)の概要
所在地:英国 ロンドン アッパーテムズ
設立時期:2013年2月
■SESW(水道事業会社)の概要
所在地:英国(サリー州)
設立時期:1862年 (1989年に民営化)
事業内容:上水道事業
供給エリア:ロンドン南東部 835km2 (人口約67万人)
従業員数:230人
供給量:15.8万m3/日
供給地点数:約28万件(家庭用約26万件、業務用・工業用約1.7万件)
財務情報(2013年3月期): 売上高:58.8百万ポンド(約88億円)
2.英国の水道事業について
英国では、1989年に水道事業を民営化し、外資を含む民間資本を活用して水道供給インフラを整備しています。現在、上水道事業会社12社、上下水道事業会社10社が、水業務管理局の管理のもとで事業を運営しています。
3.各社の概要
■大阪ガス株式会社の概要
所在地:大阪市中央区平野町四丁目1番2号
事業内容:都市ガス供給販売等
■大阪ガスUK社(Osaka Gas UK, Ltd.)の概要
所在地:英国(ロンドン)
事業内容:エネルギー供給事業に関する調査、投資等
株主構成:大阪ガス株式会社100パーセント
■住友商事株式会社の概要
所在地:東京都中央区晴海1丁目8番11号
晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーY棟
事業内容:総合商社
■欧州住友商事の概要
所在地:英国(ロンドン)
事業内容:事業会社への投資等
株主構成:住友商事株式会社100パーセント
画像1.:SESWの供給エリア、SESWの貯水池・供給設備写真
画像2.:本件の概要(参考資料)