横浜固有の戦後建築遺産である「ハマの防火帯建築」を芸術不動産として民間主導により活用していく取組を始めました!
[16/10/21]
提供元:PRTIMES
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横浜市では、アーティスト・クリエーターの集積を目的として、関内外地区の空き物件を活用した民設民営型のアーティスト・クリエーター活動拠点の形成(以下「芸術不動産事業」という)を進めてきました。
昨年度からは、新たな試みとして、横浜固有の戦後建築遺産であり、関内外の街並みを特徴づけている「防火帯建築(戦後復興期に、都市の防火を目的に建てられた不燃建物)」に着目し、不動産オーナー等民間主導により芸術不動産事業を推進するための環境づくりを進めています。この度、モデルとなる2つの事業が動き出すとともに、横浜国立大学と共同研究を始めたので、その概要をお知らせします。
11月6日には、防火帯建築の活用セミナーも開催します。皆様のご参加をお待ちしております。
1 防火帯建築を芸術不動産として活用するモデル事業が動き出しました
防火帯建築を所有するオーナーへの働きかけにより、2つの防火帯建築で民間主導による芸術不動産としての活用モデルが動き出しました。今後も、新たな活用モデルの立ち上げを推進するとともに、モデルを通して得られた知見をもとに、民間主導による芸術不動産事業を促すための環境づくり(オーナー向け相談窓口の構築等)を進めていきます。
■モデル1 弁三ビル
[画像1: http://prtimes.jp/i/13670/203/resize/d13670-203-744645-0.jpg ]
所在地:中区弁天通3丁目48
所有者:原地所株式会社
概 要:昭和29年竣工、4階建
《活用内容の概要》
部屋の状態にあわせ下記方法から選択し活用
(10室を第一弾として活用)
1.マスターリース事業者が定期借家し、リノベーションを行った上で転貸
2.セルフリノベーション(自己改装)可能な賃貸物件として、所有者が専用不動産サイトで募集
3.所有者自らがリノベーションを行い賃貸
■モデル2 住吉町新井ビル
[画像2: http://prtimes.jp/i/13670/203/resize/d13670-203-840689-2.jpg ]
所在地:中区住吉町3-28
所有者:株式会社新井清太郎商店
概 要:昭和36年竣工、4階建
《活用内容の概要》
利用していなかった3階(6室)を下記方法で活用
・現状有姿での賃貸とすることにより、オーナーの初期投資を抑え、賃料を低減
・入居者がセリフリノベーションを実施(現況復旧義務なし)
・アトリエ利用に限定
2 横浜国立大学との防火帯建築活用にかかる共同研究を開始します
震災や戦災からの復興建築の研究を行っている横浜国立大学の藤岡泰寛准教授との共同研究を10月から開始しました。第一弾として、関内外地区に数多く存在する防火帯建築の所有者に対し、11月上旬から実態把握のためのアンケート調査を実施します(2か年に分けて実施予定)。
◇研究内容
関内外地区における戦災復興ビル「防火帯建築」群の評価手法と再生手法の開発研究
◇研究期間 平成28年10月1日〜平成30年9月30日(2年間)
◇共同研究者 藤岡 泰寛 准教授(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院)
3 防火帯建築の芸術不動産活用セミナーを開催します
11月5日(土)、6日(日)に開催される「関内外OPEN!8」の2日目のプログラムとして、防火帯建築の芸術不動産活用セミナーを開催します。
◇ 開催日時 平成28年11月6日(日)午前11時〜午後12時30分
◇ 会場 梅香亭(中区相生町1-1)
◇ プログラム(予定)
1. 横浜での防火帯建築を活用した芸術不動産の取組紹介
2. 遊休不動産のリノベーションによる活用先進事例の紹介
3. 意見交換
4. 防火帯建築の活用事例見学ツアー(希望者のみ)
《見学先》梅香亭、弁三ビル、新井ビル他
本セミナー詳細の確認及び参加申し込み(事前申込制)は、下記ホームページ(関内外OPEN!8専用サイト)からお願いします。
http://kannaigai.yafjp.org/kannaigai8/event/89
●防火帯建築とは
都市の防火を目的として、1952年に施行された耐火建築促進法に基づき指定された防火建築帯内に建設された主に3、4階建ての耐火建築物で、横浜では接収解除の時期と重なったため、都市の復興を加速するために多くの防火帯建築が民有地に建設された。防火帯建築には、新しい建物では出せない趣や魅力があり、現代でも古い建物、街並みを求めて居住する人、店舗や事務所を構える人がいる。
●芸術不動産事業とは
都心臨海部を中心に、地域資源や文化芸術の持つ創造性を生かして都市の活性化を図る「文化芸術創造都市」の取組の一つとして、関内外エリアの民間の空きビルや倉庫等をスタジオやアトリエ、ギャラリーなどに転用することで、民設民営型のアーティスト・クリエーターの活動拠点を形成するもの。
●関内外OPEN!とは
芸術不動産事業により横浜に集積したアーティストやクリエイターのスタジオを一般の方に期間限定で公開するイベント。今年で8回目。主催はアーツコミッション・ヨコハマ(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)。
昨年度からは、新たな試みとして、横浜固有の戦後建築遺産であり、関内外の街並みを特徴づけている「防火帯建築(戦後復興期に、都市の防火を目的に建てられた不燃建物)」に着目し、不動産オーナー等民間主導により芸術不動産事業を推進するための環境づくりを進めています。この度、モデルとなる2つの事業が動き出すとともに、横浜国立大学と共同研究を始めたので、その概要をお知らせします。
11月6日には、防火帯建築の活用セミナーも開催します。皆様のご参加をお待ちしております。
1 防火帯建築を芸術不動産として活用するモデル事業が動き出しました
防火帯建築を所有するオーナーへの働きかけにより、2つの防火帯建築で民間主導による芸術不動産としての活用モデルが動き出しました。今後も、新たな活用モデルの立ち上げを推進するとともに、モデルを通して得られた知見をもとに、民間主導による芸術不動産事業を促すための環境づくり(オーナー向け相談窓口の構築等)を進めていきます。
■モデル1 弁三ビル
[画像1: http://prtimes.jp/i/13670/203/resize/d13670-203-744645-0.jpg ]
所在地:中区弁天通3丁目48
所有者:原地所株式会社
概 要:昭和29年竣工、4階建
《活用内容の概要》
部屋の状態にあわせ下記方法から選択し活用
(10室を第一弾として活用)
1.マスターリース事業者が定期借家し、リノベーションを行った上で転貸
2.セルフリノベーション(自己改装)可能な賃貸物件として、所有者が専用不動産サイトで募集
3.所有者自らがリノベーションを行い賃貸
■モデル2 住吉町新井ビル
[画像2: http://prtimes.jp/i/13670/203/resize/d13670-203-840689-2.jpg ]
所在地:中区住吉町3-28
所有者:株式会社新井清太郎商店
概 要:昭和36年竣工、4階建
《活用内容の概要》
利用していなかった3階(6室)を下記方法で活用
・現状有姿での賃貸とすることにより、オーナーの初期投資を抑え、賃料を低減
・入居者がセリフリノベーションを実施(現況復旧義務なし)
・アトリエ利用に限定
2 横浜国立大学との防火帯建築活用にかかる共同研究を開始します
震災や戦災からの復興建築の研究を行っている横浜国立大学の藤岡泰寛准教授との共同研究を10月から開始しました。第一弾として、関内外地区に数多く存在する防火帯建築の所有者に対し、11月上旬から実態把握のためのアンケート調査を実施します(2か年に分けて実施予定)。
◇研究内容
関内外地区における戦災復興ビル「防火帯建築」群の評価手法と再生手法の開発研究
◇研究期間 平成28年10月1日〜平成30年9月30日(2年間)
◇共同研究者 藤岡 泰寛 准教授(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院)
3 防火帯建築の芸術不動産活用セミナーを開催します
11月5日(土)、6日(日)に開催される「関内外OPEN!8」の2日目のプログラムとして、防火帯建築の芸術不動産活用セミナーを開催します。
◇ 開催日時 平成28年11月6日(日)午前11時〜午後12時30分
◇ 会場 梅香亭(中区相生町1-1)
◇ プログラム(予定)
1. 横浜での防火帯建築を活用した芸術不動産の取組紹介
2. 遊休不動産のリノベーションによる活用先進事例の紹介
3. 意見交換
4. 防火帯建築の活用事例見学ツアー(希望者のみ)
《見学先》梅香亭、弁三ビル、新井ビル他
本セミナー詳細の確認及び参加申し込み(事前申込制)は、下記ホームページ(関内外OPEN!8専用サイト)からお願いします。
http://kannaigai.yafjp.org/kannaigai8/event/89
●防火帯建築とは
都市の防火を目的として、1952年に施行された耐火建築促進法に基づき指定された防火建築帯内に建設された主に3、4階建ての耐火建築物で、横浜では接収解除の時期と重なったため、都市の復興を加速するために多くの防火帯建築が民有地に建設された。防火帯建築には、新しい建物では出せない趣や魅力があり、現代でも古い建物、街並みを求めて居住する人、店舗や事務所を構える人がいる。
●芸術不動産事業とは
都心臨海部を中心に、地域資源や文化芸術の持つ創造性を生かして都市の活性化を図る「文化芸術創造都市」の取組の一つとして、関内外エリアの民間の空きビルや倉庫等をスタジオやアトリエ、ギャラリーなどに転用することで、民設民営型のアーティスト・クリエーターの活動拠点を形成するもの。
●関内外OPEN!とは
芸術不動産事業により横浜に集積したアーティストやクリエイターのスタジオを一般の方に期間限定で公開するイベント。今年で8回目。主催はアーツコミッション・ヨコハマ(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)。