米国に渡った文化財の高精細複製品を京都国立博物館へ寄贈 「四季山水図屏風」、「韃靼人狩猟・打毬図屏風」2作品を制作
[17/06/30]
提供元:PRTIMES
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特定非営利活動法人 京都文化協会(以下 京都文化協会)とキヤノン株式会社(以下 キヤノン)が共同で取り組んでいる「綴(つづり)プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)の第10期作品として、米国サンフランシスコ・アジア美術館所蔵の「四季山水図屏風」(式部輝忠(しきぶてるただ)筆)、「韃靼人狩猟・打毬図(だったんじんしゅりょう・だきゅうず)屏風」(伝 狩野宗秀(かのうそうしゅう)筆)の2作品の高精細複製品を、6月30日に京都国立博物館へ寄贈します。
■ 「四季山水図屏風」、「韃靼人狩猟・打毬図屏風」2作品の高精細複製品を制作
「四季山水図屏風」は、室町時代の式部輝忠の作品です。画面右からの梅、滝、紅葉、雪山によって四季が象徴され、右隻から左隻への連続図様となる六曲一双の山水図屏風です。式部輝忠の作品は、大画面の作品としては本作品を含め数例が知られるのみです。
一方、「韃靼人狩猟・打毬図屏風」は、桃山時代の狩野宗秀の作品と伝わっています。本作品は、韃靼人と呼ばれるモンゴル高原に住んでいた遊牧民族が、狩猟や現代の球技ポロに通じる打毬に興じる様を、金地に濃彩に描いた六曲一双の屏風です。
両作品のオリジナルは現在、米国サンフランシスコ・アジア美術館に所蔵されています。今回、高精細複製品を京都国立博物館へ寄贈することで、これら名品の日本への“里帰り”が実現します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/13980/218/resize/d13980-218-521870-5.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/13980/218/resize/d13980-218-470024-6.jpg ]
■ 寄贈作品は京都国立博物館で公開
両作品は、京都国立博物館 平成知新館のグランドロビーにて6月30日から9月3日まで(7月28日から8月2日を除く)展示されるほか、今後も随時展示などで活用される予定です。
■ 「綴プロジェクト」が「東京2020公認プログラム」の認証を取得
[画像3: https://prtimes.jp/i/13980/218/resize/d13980-218-380220-4.jpg ]
今年10周年を迎えた「綴プロジェクト」は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が推進する「東京2020公認文化オリンピアード」の認証を受けました。キヤノンは本プロジェクトの活動を通じて、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた国際教育や交流等を行う上での礎となる日本文化への理解を育み、次世代への継承と発展につなげていきます。
<「綴プロジェクト」とは>
「綴プロジェクト」は、オリジナル文化財の保存と高精細複製品の活用を目的として、京都文化協会が主催し、キヤノンが共催して推進している社会貢献活動です。キヤノンの入力、画像処理、出力に至る先進のデジタル技術と、京都伝統工芸の匠(たくみ)の技との融合により、屏風や襖絵、絵巻物など古くから日本に伝わる貴重な文化財の高精細な複製品を制作して寄贈しています。
2007年からスタートした本プロジェクトは、海外に渡る以前の所有者などに寄贈する「海外に渡った日本の文化財」と、中学校の教科書に掲載の多い文化財などを対象に、教育現場で生きた教材として活用する「歴史をひもとく文化財」の2つのテーマのもと、毎年文化財を選定しています。本作品を含め、現在までに全35作品を寄贈しました。
■ 「四季山水図屏風」、「韃靼人狩猟・打毬図屏風」2作品の高精細複製品を制作
「四季山水図屏風」は、室町時代の式部輝忠の作品です。画面右からの梅、滝、紅葉、雪山によって四季が象徴され、右隻から左隻への連続図様となる六曲一双の山水図屏風です。式部輝忠の作品は、大画面の作品としては本作品を含め数例が知られるのみです。
一方、「韃靼人狩猟・打毬図屏風」は、桃山時代の狩野宗秀の作品と伝わっています。本作品は、韃靼人と呼ばれるモンゴル高原に住んでいた遊牧民族が、狩猟や現代の球技ポロに通じる打毬に興じる様を、金地に濃彩に描いた六曲一双の屏風です。
両作品のオリジナルは現在、米国サンフランシスコ・アジア美術館に所蔵されています。今回、高精細複製品を京都国立博物館へ寄贈することで、これら名品の日本への“里帰り”が実現します。
[画像1: https://prtimes.jp/i/13980/218/resize/d13980-218-521870-5.jpg ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/13980/218/resize/d13980-218-470024-6.jpg ]
■ 寄贈作品は京都国立博物館で公開
両作品は、京都国立博物館 平成知新館のグランドロビーにて6月30日から9月3日まで(7月28日から8月2日を除く)展示されるほか、今後も随時展示などで活用される予定です。
■ 「綴プロジェクト」が「東京2020公認プログラム」の認証を取得
[画像3: https://prtimes.jp/i/13980/218/resize/d13980-218-380220-4.jpg ]
今年10周年を迎えた「綴プロジェクト」は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が推進する「東京2020公認文化オリンピアード」の認証を受けました。キヤノンは本プロジェクトの活動を通じて、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けた国際教育や交流等を行う上での礎となる日本文化への理解を育み、次世代への継承と発展につなげていきます。
<「綴プロジェクト」とは>
「綴プロジェクト」は、オリジナル文化財の保存と高精細複製品の活用を目的として、京都文化協会が主催し、キヤノンが共催して推進している社会貢献活動です。キヤノンの入力、画像処理、出力に至る先進のデジタル技術と、京都伝統工芸の匠(たくみ)の技との融合により、屏風や襖絵、絵巻物など古くから日本に伝わる貴重な文化財の高精細な複製品を制作して寄贈しています。
2007年からスタートした本プロジェクトは、海外に渡る以前の所有者などに寄贈する「海外に渡った日本の文化財」と、中学校の教科書に掲載の多い文化財などを対象に、教育現場で生きた教材として活用する「歴史をひもとく文化財」の2つのテーマのもと、毎年文化財を選定しています。本作品を含め、現在までに全35作品を寄贈しました。