【岡山大学】歯周病は遺伝子の個人差より特定の細菌の存在がリスクになることを明らかに
[21/08/12]
提供元:PRTIMES
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2021(令和3)年 8月 11日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
[画像1: https://prtimes.jp/i/72793/220/resize/d72793-220-37bb98763c86b4514c8d-0.jpg ]
<発表のポイント>
歯周病は歯を失う主な原因の一つで、さまざまな病気と関連することが報告されています。
この研究はリスクファクターとして口腔内細菌叢と遺伝子の個人差(遺伝子多型)を同時に評価した世界初の研究です。
遺伝子の個人差よりも特定の細菌の存在が歯周病のリスクファクターとして重要である可能性を明らかにしました。
◆概 要
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)学術研究院医歯薬学域(歯)予防歯科学分野の外山直樹助教・江國大輔准教授・森田学教授、京都府立医科大学小山晃英講師・松井大輔助教、名古屋大学中杤昌弘准教授および理化学研究所桃沢幸秀チームリーダー・久保充明チームリーダー(研究当時)の共同研究グループは、歯周病のリスク因子として、特定の細菌(Porphyromonas gingivalis,Lactobacillaceae属,Desulfobulbaceae属)が関係していること、また、歯周病原細菌の存在は遺伝子多型よりもリスクが高い可能性を、世界で初めて明らかにしました。
この研究の結果は、歯周病予防のためには、上記細菌の存在を評価することが重要になることを示唆しています。
本研究は、2021年6月14日にスイスの学術誌「International Journal of Environmental Research and Public Health」のオンライン版に掲載されました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/72793/220/resize/d72793-220-fc809a5f39172fe4784a-2.jpg ]
◆外山直樹助教からのひとこと
診療で様々な人の口の中をみており、一生懸命歯磨きをしているのに歯茎に炎症がある人もいれば、歯磨きがおおざっぱでも何も問題ない人がいます。
この研究では、歯周病になりやすい人となりにくい人の違いは特定の細菌がいるかどうかであることを示しています。
将来的には、歯周病のリスクを網羅的に把握し、個人のリスクに合わせたオーダーメイド予防の確立を目指して今後も研究を続けていきます。
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◆論文情報
論 文 名:Comprehensive Analysis of Risk Factors for Periodontitis Focusing on the Saliva Microbiome and Polymorphism
掲 載 紙:International Journal of Environmental Research and Public Health
著 者:Naoki Toyama, Daisuke Ekuni, Daisuke Matsui, Teruhide Koyama, Masahiro Nakatochi, Yukihide Momozawa, Michiaki Kubo and Manabu Morita
D O I:10.3390/ijerph18126430
U R L:https://www.mdpi.com/1660-4601/18/12/6430?utm_campaign=releaseissue_ijerphutm_medium=emailutm_source=releaseissueutm_term=titlelink5
◆詳しいプレスリリースについて
歯周病は遺伝子の個人差より特定の細菌の存在がリスクになることを明らかに
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r3/press20210729-4.pdf
◆参 考
・岡山大学 歯学部
https://www.okayama-u.ac.jp/user/dent/
・岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(歯)予防歯科学分野
http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~preventive_dentistry/top.html
・岡山大学病院 予防歯科部門
https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index159.html
[画像4: https://prtimes.jp/i/72793/220/resize/d72793-220-2af2b7982f0e5b86ba6a-3.png ]
◆本件お問い合わせ先
岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(歯)予防歯科学分野 教授 森田 学
〒700-8525 岡山県岡山市北区鹿田町2丁目5番1号 岡山大学鹿田キャンパス
TEL:086-235-6712
FAX:086-235-6714
http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~preventive_dentistry/top.html
<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
岡山大学病院 新医療研究開発センター
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/
<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
TEL:086-235-7983
E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/
<岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
岡山大学研究推進機構 産学連携・知的財産本部
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-8463
E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
※ ◎を@に置き換えて下さい
https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2021年8月期共創活動パートナー募集中:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000072793.html
岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
[画像5: https://prtimes.jp/i/72793/220/resize/d72793-220-56f53c69bf7033abe6b4-4.jpg ]