高濃度酸素水の肌保湿メカニズムについて
[10/07/05]
提供元:PRTIMES
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高濃度酸素の微細気泡浴による保湿効果の作用機序(メカニズム)について
高濃度酸素水により浸漬直後のセラミドの吸水率が14倍になることを実証
パナソニック電工株式会社は、セキひふ科クリニック(富山県富山市)の関太輔院長、パナソニック電工解析センター株式会社と共同で、小型家庭用酸素微細気泡浴装置より得られる高濃度酸素水の肌保湿メカニズムに関して、肌を乾燥から守る角質層の重要成分であるセラミドの吸水量が、高濃度酸素水と通常水では14倍以上の差があることを検証しました。
小型家庭用酸素微細気泡浴では、酸素を多く含んだ高溶存酸素濃度の微細気泡浴による、保湿効果が実証されています。(※1)
今回、 高濃度酸素の微細気泡浴による保湿効果のメカニズムについて、下記2つの方法によって検証。この結果、高濃度酸素水は通常水よりもセラミドの吸水率を増加させることがわかりました。これは、セラミドに高濃度酸素水が通常水よりも吸着しやすいので、通常入浴よりも肌の保湿を保つ要因である可能性があります。
パナソニック電工では、この実験結果を踏まえ、今後もさらに高濃度酸素水の肌保湿メカニズムを究明し、入浴装置の製品開発に役立てていきます。
なお、パナソニック電工はこの結果に関して、第75回日本温泉気候物理医学会総会・学芸集会(会期:2010年6月4日〜5日)にて発表しました。
■検証方法
(1)高濃度酸素水および通常水を浸漬させたときのセラミドの吸水率を、カールフィッシャー水分計(※2)にて評価
(2)高濃度酸素水および通常水を吸水させたセラミドの化学構造を、FT-IR(※3)にて分析
■検証結果
(1)セラミドは、浸漬直後に高濃度酸素水が、通常水の約14倍の吸水率を示した
(2)FT-IRでは、高濃度酸素水は通常水と比較して、水分ピークの増加があった
■試験概要
・試験機関:パナソニック電工解析センター株式会社
・試験時期:2008年2月〜2008年8月
・試験対象:セラミド
・試験方法:約12gのセラミドを40℃の高濃度酸素水あるいは通常水、約10mlに浸漬させ、10分後吸引ろ過により、余分な水を除去。一定時間後に、(1)カールフィッシャー法による吸水率測定(2)FT-IRでの化学構造分析を実施
※1:日本温泉気候物理医学会雑誌、69(1):4243,2005.
※2:カールフィッシャー法は、JIS・薬局方などの公定分析法に多数採用されている滴定方式の水分測定方法
※3:FT-IRは、赤外光の各波長における強度分布を調べる装置で、特定波数(波長)域の光エネルギー吸収を調べることで、化合物を構成する元素の種類と結合状態を知ることができます。
【一般からのお問い合わせ先】
パナソニック電工株式会社 住建綜合技術・商品開発センター
TEL 06-6908-1131(大代表) 受付(平日のみ)8:50〜17:30
関連サイト:http://sumai.panasonic.jp/bathroom/cococino/bathtab/hot-water.html
高濃度酸素水により浸漬直後のセラミドの吸水率が14倍になることを実証
パナソニック電工株式会社は、セキひふ科クリニック(富山県富山市)の関太輔院長、パナソニック電工解析センター株式会社と共同で、小型家庭用酸素微細気泡浴装置より得られる高濃度酸素水の肌保湿メカニズムに関して、肌を乾燥から守る角質層の重要成分であるセラミドの吸水量が、高濃度酸素水と通常水では14倍以上の差があることを検証しました。
小型家庭用酸素微細気泡浴では、酸素を多く含んだ高溶存酸素濃度の微細気泡浴による、保湿効果が実証されています。(※1)
今回、 高濃度酸素の微細気泡浴による保湿効果のメカニズムについて、下記2つの方法によって検証。この結果、高濃度酸素水は通常水よりもセラミドの吸水率を増加させることがわかりました。これは、セラミドに高濃度酸素水が通常水よりも吸着しやすいので、通常入浴よりも肌の保湿を保つ要因である可能性があります。
パナソニック電工では、この実験結果を踏まえ、今後もさらに高濃度酸素水の肌保湿メカニズムを究明し、入浴装置の製品開発に役立てていきます。
なお、パナソニック電工はこの結果に関して、第75回日本温泉気候物理医学会総会・学芸集会(会期:2010年6月4日〜5日)にて発表しました。
■検証方法
(1)高濃度酸素水および通常水を浸漬させたときのセラミドの吸水率を、カールフィッシャー水分計(※2)にて評価
(2)高濃度酸素水および通常水を吸水させたセラミドの化学構造を、FT-IR(※3)にて分析
■検証結果
(1)セラミドは、浸漬直後に高濃度酸素水が、通常水の約14倍の吸水率を示した
(2)FT-IRでは、高濃度酸素水は通常水と比較して、水分ピークの増加があった
■試験概要
・試験機関:パナソニック電工解析センター株式会社
・試験時期:2008年2月〜2008年8月
・試験対象:セラミド
・試験方法:約12gのセラミドを40℃の高濃度酸素水あるいは通常水、約10mlに浸漬させ、10分後吸引ろ過により、余分な水を除去。一定時間後に、(1)カールフィッシャー法による吸水率測定(2)FT-IRでの化学構造分析を実施
※1:日本温泉気候物理医学会雑誌、69(1):4243,2005.
※2:カールフィッシャー法は、JIS・薬局方などの公定分析法に多数採用されている滴定方式の水分測定方法
※3:FT-IRは、赤外光の各波長における強度分布を調べる装置で、特定波数(波長)域の光エネルギー吸収を調べることで、化合物を構成する元素の種類と結合状態を知ることができます。
【一般からのお問い合わせ先】
パナソニック電工株式会社 住建綜合技術・商品開発センター
TEL 06-6908-1131(大代表) 受付(平日のみ)8:50〜17:30
関連サイト:http://sumai.panasonic.jp/bathroom/cococino/bathtab/hot-water.html