5年ぶりのオリジナル・アルバム『WE ALL』を引提げたツアーを、大盛況の中終えた徳永英明。このツアーの模様をいち早くWOWOWでOA!
[10/01/10]
提供元:PRTIMES
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2009年5月、徳永英明は約5年ぶりにオリジナル・アルバムを『WE ALL』をリリースした。彼がこれだけ長い時間、オリジナル・アルバムを制作しなかったのは初めてのことである。と言っても、そのあいだに作品を発表していなかったわけではない。多くの人がご存知のように、徳永は2005年から3年連続で女性ボーカルの楽曲をカバーしたアルバム『VOCALIST』シリーズをリリースしている。その3部作の累計セールスは450万枚超という驚異的な数字を記録したわけだが、彼の美しい歌声と歌のうまさが、採り上げた数々の名曲にマッチしたからこその成功でもあった。徳永のボーカリストとしての力量はデビュー時から定評があったが、他人の、しかも女性の楽曲を歌ったことで、あらためてこの人の歌のすばらしさに気づいた人は多かったのではないだろうか。ならばそこで、新しいオリジナル作でもあらためてすばらしさを噛み締めたい、という欲求が聴き手に生まれたことはおそらく、徳永自身も気づいていたことだろう。
その『WE ALL』は、これまで以上に彼の歌からやさしさとあたたかさを感じる作品となった。そして、音楽を通じて人はひとつになれるのではないかという徳永の希望を込めたこのアルバムへの想いは、同作を携えた全国ツアーのステージからも強く感じられるものとなった。その32公演のツアーは9月にスタート。チケットはすべてソールドアウトとなったため、東京、大阪、名古屋で計5公演の追加公演がブッキングされた。そのツアーが1月9日に、名古屋センチュリーホールにて大盛況の中、幕を閉じた。その直後の1月17日(日)午後6時30分、WOWOWにてこのライブがオンエアされる。今回の放送は、追加公演である12月の中野サンプラザでのステージを収録したものである。新作からの楽曲と、「レイニー ブルー」や「壊れかけのRadio」といった代表曲を絶妙に織り交ぜた内容であり、それらを徳永はまったく力まず、自然体で歌い上げた。そのスタイルはいつもの徳永英明であると言えばそれまでだが、さらなる説得力を持たせ、観客を圧倒させる歌の力は確実に進化していた。『WE ALL』に込めた想いが表現されていたからである。だから、彼の発した言葉のひとつひとつがキラキラと輝いているかのような美しさも感じられた、ほんとうに見事なライブであった。
徳永英明コンサートツアー「WE ALL」
1月17日(日)夜6:30〜WOWOWでOA!