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『不登校生の出席認定説明会&自発的に勉強する子の育て方講座』9月24日(火)、25日(水)に不登校生の保護者206人へ説明会を開催

株式会社すららネット(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:湯野川孝彦)は、LITALICO発達ナビと共催で、「不登校生がIT教材の家庭学習で出席認定を得る方法」「自発的に勉強する子の育て方」の説明会を9月24日(火)、25日(水)に行いました。来場者、オンライン参加者を合わせた計206人へ、出席認定を得るポイントや子どもとの接し方、子どもへの声のかけ方についてお伝えしました。




[画像: https://prtimes.jp/i/3287/234/resize/d3287-234-883085-0.jpg ]

すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、アダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」を、国内では 800 の塾、160 の学校に提供しています。発達障がいや学習障がい、不登校、経済的困窮世帯を含む 66,000 人以上の生徒に学習の機会を提供するなど日本の教育課題の解決を図ることで成長を続け、代表的な EdTech スタートアップ企業として2017年に東証マザーズに上場しました。

■説明会開催のきっかけ・背景
文部科学省によると、平成29年度の小中学校における長期欠席者数は217,040人。うち不登校児童生徒数は144,031人で、全体の1.5%(前年1.4%)と増加傾向にあります。不登校生徒の中には、外出が困難のため十分な支援が行き届かないほか、学習の遅れが学校復帰や中学校卒業後の進路選択(内申点)の妨げになってしまうことがあります。この問題に対し、文部科学省は小学生から中学生を対象として、平成17年にIT等を活用した自宅学習で出席扱いにできる、という方針を固めました。しかし、出席扱いになった生徒はこれまでの累計で小学生36人、中学生113人の計149人。不登校児童生徒数と比べると大きなギャップがある現状です。

そこで、すららネットでは、これまで「出席扱い」をサポートしてきた知見や事例をもとに、学びへの意欲はあるが学校には行けない子どもと保護者に向けて「出席認定を得られる制度」を周知するセミナーを開催し、選択肢の1つとして知っていただく機会をつくることを決めました。

■講座内容
第一部:文部科学省が要件化している「不登校生が自宅にてIT教材で勉強した場合の出席扱い」について
スピーカー:
すららネット 子どもの発達支援室 室長 佐々木章太
第一部では、出席認定を得るために必要になる以下3つのポイントについて、すららネットがこれまでにサポートしてきた事例をもとに説明しました。
【出席扱いを満たすポイント】
1.文部科学省が定義する「不登校」に該当していること
2.文部科学省の要件を満たした「状況」と「学習教材」であること
3.学校が定義する「1日の出席条件」を満たすこと

第二部:「臨床心理士監修:自発的に勉強する子の育て方」について
スピーカー:
すららネット 子どもの発達支援室 臨床心理士 道地真喜
第二部では、すららネットに実際に寄せられた保護者の悩みについて、経験則に加え、心理学、教育学、行動療法に基づき具体的なアプローチ方法を説明しました。
【紹介した保護者の悩み(抜粋)】
・書くことが苦手で、勉強に対して強い拒否感を持つ子どもへの対応は?
・計算が苦手な子どもへ、算数を楽しい!と思ってもらうにはどんな教え方をすれば良い?
・勉強のやる気を促す、子どもの心に響く声がけ方法は? など

■スピーカープロフィール
子どもの発達支援室室長 佐々木章太
すらら総合窓口として毎年500名以上の保護者から相談を受ける。
放課後等デイサービス[1]の学習支援、自身も生徒指導を行う。
ペアレントトレーニング講師。KABC-II[2]検査官。
子どもの発達科学研究所 学びの発達アテンダントアドバンスコース受講終了。
KABC-IIアドバンスト講習会受講修了。

子どもの発達支援室 臨床心理士 道地真喜
San Diego State University(アメリカ・カリフォルニア州)教育学修士
Allliant International School(アメリカ・カリフォルニア州)心理学博士
カリフォルニア州臨床心理士免許
カリフォルニア州での臨床経験約10年
ASD[3]のお子様向けのABAセラピー[4]、3歳から18歳を対象とした心理検査、認知行動療法、プレイセラピー、大人の鬱、不安症のカウンセリングを主に実施。
アメリカでの臨床経験を活かし、すららネットにて発達障がい児への心理検査、カウンセリング、保護者向けのペアトレーニングなどに従事。

■LITALICO発達ナビとは
株式会社LITALICO(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:長谷川敦弥)が運営する発達が気になる子どもの親向けポータルサイトです。ADHD(注意欠陥・多動性障がい)や自閉症スペクトラム障がい(アスペルガー症候群や高機能自閉症含む)などの広汎性発達障がい、学習障がい(LD)、知的障がい、ダウン症などの障がいに関する情報と、子育ての困りごとを解決するために必要な情報を得ることができます。

来場者からは「出席認定のポイントについて理解できた」や「子どもとの接し方について自信を無くしていたが、勇気をもらえた」などうれしいコメントをいただきました。
すららネットでは、企業理念である「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」のもと、アダプティブなICT教材による学習機会の提供に加え、不登校生徒の出席認定取得を支援するために保護者と学校とのやりとりのサポートも行っています。不登校生徒に学習の機会を提供し、自己肯定感を高めると同時に、「授業についていけないから」という理由で学校に行くきっかけを失わないよう、これからも同取り組みに力を注いでまいります。


[1] 障がいのある就学児向けの学童保育サービス。
[2] 知能検査方法の一種。学習支援を目的として「認知処理力」と「基礎学力」を測定する。
[3] 自閉症スペクトラム・アスペルガーといった発達障がいの一種。
[4] 応用行動分析学(ABA)を用いたセラピー。障がい児療育方法の一種。
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