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単発、短時間、短期間で働くスポットワークの求人倍率は2.35倍 スポットワーカー平均時給は1,192円、2か月連続で通常バイト時給を上回る

-スポットワークマーケットデータレポート(2022年12月度版)-

多様な働き方の調査研究機関「ツナグ働き方研究所( https://tsuna-ken.com/ 拠点:東京都千代田区/所長:平賀充記)」は、ここ数年で広がりを見せる「単発、短時間、短期間で働くスポットワーカーの市場」について定点観測する「スポットワークマーケットデータレポート」を毎月発表しています。
本レポートでは、2022年12月度最新データについて、とりまとめましたのでご報告いたします。
※レポート詳細はこちら:https://tsuna-ken.com/research_report/202212_spotwork-12/




トピックス
1.単発、短時間、短期間で働くスポットワークの2022年12月度求人倍率は2.35倍
2.新規ワーク数は、対前年比で+35.8%。主要職種ではコンビニスタッフが+85.9%と伸長
3.スポットワーカーの平均時給は1,192円。2か月連続で通常アルバイト平均時給を上回る

■1. 単発、短時間、短期間で働くスポットワークの2022年12月度求人倍率は2.35倍
2022年12月度のスポットワーク求人倍率は2.35倍で、前月比-0.14ポイント/前年比-0.16ポイントとなりました。クリスマスや年末イベントなどの影響により、求人数が前月比+2,229件、前年比+3,347件と増加しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/4558/259/resize/d4558-259-5501f3ad6443d0c0e754-0.jpg ]

■2.新規ワーク数は、対前年比で+35.8%。主要職種ではコンビニスタッフが+85.9%と伸長
景気の先行景気の先行指標とも言われる新規ワーク数は前月比+18,664件の104,878件となりました。新規ワーク数が10万件を超え、調査開始以来の過去最高件数を更新しました。主要職種では特にコンビニスタッフが43,310件と最も多く、伸び率も昨年23,302件から前年比+85.9%と大きな伸びを見せています。
[画像2: https://prtimes.jp/i/4558/259/resize/d4558-259-3c87394946af319bc1e2-2.jpg ]

■3.スポットワーカーの平均時給は1,192円。2か月連続で通常アルバイト平均時給を上回る
2022年12月度のスポットワーク平均時給(首都圏・関西圏・東海圏の3大都市圏)は1,192円。前月から+31円、前年から+69円となっています。通常のアルバイト平均時給1,158円(※リクルート発表「アルバイト・パート募集時平均時給調査」)との比較では34円高く、2か月連続でスポット時給がアルバイト時給を上回りました。主要職種で比較すると、3業種全てアルバイト時給を上回っていますが、特に倉庫内・軽作業ではスポット1,265円、アルバイト1,214円と、スポットワークの時給が52円高くなっています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/4558/259/resize/d4558-259-21eac15a221be56005af-1.jpg ]

出典)
単発バイト求人サイト「ショットワークス」2018年12月〜2022年12月データ
総務省統計局「労働力調査( 詳細集計)2022年(令和4年)10〜12月期平均」
リクルート「アルバイト・パート募集時平均時給調査」

■スポットワークマーケットデータレポートとは

・スポットワークマーケットの定義
スポットワークとは、単発、短時間、短期間で働き「継続した雇用関係」のない働き方を指します。その中でも、雇用契約を結ばない“ギグワーク”と、単期雇用契約を結ぶ“単発バイト”の2種類に分類されます(ギグワークの代表例として、ウーバーイーツ配達員が挙げられます)。こうしたワークスタイルで働く個人、活用する企業の市場がスポットワークマーケットです。

・マーケットの現状
スポットワーカーは、コロナ禍を契機に急増、今後さらに広がりを見せていくことが予見されます。
個人)働き方改革による残業規制、コロナ禍による休業や勤務時間減少で、追加就労意欲が増大
企業)生産性向上観点から、ムダやムラのない=必要な時に必要な人数を配置する人件費最適化の高まり
技術)タイムリーかつオンデマンドなマッチを提供するスポットワーク求人事業者の参入

・定点観測する意義
総務省統計局の「労働力調査」では、2018年からILO基準の「未活用労働指標」を導入しました。例えば、その中にある「追加就労希望就業者」は「広義の失業者」とも言われる労働者です。現状の就労に追加してスポットで働くことは、労働者の収入安定、すなわち広義の失業率の改善につながります。一方、マクロ的に捉えると、潜在的な労働力活用は国力の向上に寄与することになります。こうした社会的意義と接続する観点から、本マーケットを定点観測し、市場規模の動向、有益なトピック、内在する課題などを可視化するデータレポートを発信していきます。

■ツナグ働き方研究所とは...
株式会社ツナググループ・ホールディングスを母体とする「多様な働き方」の調査研究機関。所長である平賀充記(ひらがあつのり)は、リクルートにて、FromA、タウンワーク、とらばーゆ、ガテン、はたらいくなど、主要求人メディア編集長を歴任、メディアプロデュース統括部門執行役員を経て、人と組織の研究家に転身。特に30年以上にわたり観察を続けてきた「職場の若者」について造詣が深い。昨今では、組織コミュニケーション研究の観点から「ポストコロナ時代のリモートワーク」について精力的な研究に従事。近著に「パート・アルバイトの応募が殺到!神採用メソッド」(かんき出版)「なぜ最近の若者は突然辞めるのか」(アスコム)。最新刊「イライラ・モヤモヤする今どきの若手社員のトリセツ」(PHPビジネス新書)を上梓。
https://tsuna-ken.com/

■過去の調査、リリース(一部)は以下に公開しております。
【コロナ影響を紐解く調査3.】全国の時給で働く人1000人調査
コロナで仕事が減った人は5割に!4月からさらに影響が甚大に!
https://tsuna-ken.com/research_report/20200525_1955/

【コロナ影響を紐解く調査4.】コロナ起因の求職意識調査
いま求職している人のうち7割が就業中!サクッと稼げる副業ニーズ高まる!
https://tsuna-ken.com/report/20200608_1955.html

【ウィズコロナの多様な仕事観調査1.】若年正社員に聞いた収入面から考える就業意識調査
コロナで年収が減った若手社員の8割、女性では9割が収入増を目指す!
https://tsuna-ken.com/research_report/income_corona/

【ウィズコロナの多様な仕事観調査3.】フードデリバリー就業意識調査Vol.2
働く時間は月50時間まで!収入は5万円まででOK! フードデリバリーの仕事は、空いた時間を活かして稼ぎたい志向が鮮明に!
https://tsuna-ken.com/research_report/food-delivery_2/

【本件に関するお問い合わせ先】
ツナグ働き方研究所(株式会社ツナググループ・ホールディングス)
担当:和田(わだ) tsuna-ken@tsunagu.co.jp  


■会社概要
社名:株式会社ツナググループ・ホールディングス
住所:〒100-0006東京都千代田区有楽町2-2-1 X-PRESS有楽町3階
代表者:代表取締役社長 米田 光宏
資本金:697,256千円
従業員数:699名/グループ合計(2022年9月30日現在)
URL:https://tghd.co.jp
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