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【日経ビジネス独自調査】企業のAI活用、成果の条件「意欲」「環境」「社員のタイプ」

社員の自己成長や役割拡大にも影響




 企業による人工知能(AI)の活用で成果を上げるための3条件は「意欲」「環境」「社員のタイプ」──。株式会社日経BP(本社:東京都港区、社長CEO:井口哲也)が発行する『日経ビジネス』は、武蔵野大学・宍戸拓人准教授の協力を得てAIと働き方に関する独自調査を実施しました。調査は正社員890人を対象に、業務への姿勢や職場環境など77項目について5段階で回答を求めました。AIを仕事で活用する社員と活用しない社員を比較するとともに、AIを使う社員間の行動や意識の違いを分析しました。

 調査では、上司による十分なマネジメントがなくとも、AIを活用する社員は学習志向が高いと変化への適応パフォーマンスが高まる傾向が明らかになりました。一方で、AI活用環境が整っていない職場では、自社の評価制度に満足している場合であっても、AIを使う社員の変化適応力が上がらないことが分かりました。さらに、AIを使う社員が物事を熟考するタイプである場合、AI活用環境が十分に整っている職場であれば、会社への愛着が高いことも確認されました。

 また、AIの活用は社員の意識にも影響することが分かりました。仕事でAIを活用する社員はそうでない社員に比べて業務効率化を実感しており、さらに自己成長、役割拡大などについてもAIの利用者が非利用者を上回りました(下のグラフ参照)。こうした社員の意識におけるポジティブな効果を引き出すためにも、先に挙げた条件に留意することが企業のAI活用にとり重要であることを示しています。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/41279/262/41279-262-7d674939b178919330285bd9a3836774-1600x600.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


 調査結果の詳細については「日経ビジネス」2025年12月29日・2026年1月5日合併号および日経ビジネス電子版(https://business.nikkei.com)で掲載します。

【アンケート調査概要】

武蔵野大学の宍戸拓人准教授の協力で2025年10月に企業で働く正社員890人を対象としインターネットでアンケートを実施。平均年齢45.8歳。回答者のうちAIを仕事で活用する社員は608人、活用していない社員は282人。

調査は77項目について行い、各項目は1〜5点の尺度で測定。データ6〜10では、得られたデータに対して統計の重回帰分析を実施。横軸は左が「平均値-1標準偏差(全体の中でも比較的低い水準)」、右が「平均値+1標準偏差(全体の中で比較的高い水準)」

日経BPとは
 日経BP(https://www.nikkeibp.co.jp/)は、経営(ビジネス)、技術(テクノロジー)、マーケティング、医療、生活(ライフスタイル)などの幅広い分野で先端情報を提供する専門出版社です。雑誌、書籍、デジタルメディアの形で最新のトピックスを深く掘り下げた信頼性の高いコンテンツを日々発信しているほか、展示会・セミナーも積極的に展開しています。メディア発のコンサルティング集団「日経BP 総合研究所」では、専門性の高い各種メディアの最新情報を基に、企業・団体のイノベーション創出に協力し、経営課題や社会課題を解決していくための活動をサポートするソリューション事業を手掛けています。
本リリースに関するお問い合わせ先
 このリリースの内容に関するお問い合わせは、日経BPのコーポレートサイトお問い合わせページ(https://www.nikkeibp.co.jp/faq/)からお願いいたします。
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