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関脇・若隆景が第65回報知年間最優秀力士賞を受賞【報知新聞社】

年6場所制史上4人目の関脇以下での年間最多勝

スポーツ報知を発行する報知新聞社(代表取締役社長・依田裕彦)制定の「令和4年(2022年)第65回報知年間最優秀力士賞」に関脇・若隆景渥関が初選出されました。史上4人目となる関脇以下での年間最多勝(57勝)が評価されました。表彰式は来年1月8日(日)、初場所初日の土俵上で行われます。




[画像: https://prtimes.jp/i/71317/267/resize/d71317-267-7bc572f1ae1db4c505df-0.jpg ]

【選考過程】
今年は1958年の年6場所制以降で72年、91年に続き、31年ぶりに6場所全て違う力士が優勝(5場所開催の2020年を除く)。関脇以下が年間5度制覇、3場所連続で平幕優勝はともに初。さらに混戦を深める1年となりました。選考委では、宮田委員が第一声で「大変難しい」と発した言葉を象徴するように議論は白熱。春場所を制し、57勝で年間最多勝も獲得した若隆景、勝ち星2位の豊昇龍と琴ノ若、37歳10か月で昭和以降最年長優勝の玉鷲ら、様々な名前が挙がりました。その中で、候補は徐々に若隆景に絞り込まれました。関脇以下で最多勝は大鵬(60年)、貴花田(92年)、朝乃山(19年)に次いで4人目。刈屋委員が「過去の3人は負け越している。全て勝ち越しているのは高く評価できる」と話せば、能町委員も「自分の形も定まっているし、相撲内容もすごくいい」と評価しました。依田委員も「全体を見れば優勝、最多勝を取った若隆景を推すのが適当」と続いた。山本委員は「コロナ下での皆勤も評価対象になっていい」と土俵に立ち続けたことを評価しました。宮田委員も「私も若隆景を推す」と同調し、満場一致での選出となりました。また来場所は125年ぶりに1横綱1大関となることが確定的だけに、看板力士の早期誕生を切望する声も多く挙がりました。

<若隆景渥>(わかたかかげ・あつし)本名・大波渥。1994年12月6日福島市生まれ。28歳。荒汐部屋。学法石川高、東洋大を経て2017年春三段目付け出しで初土俵。18年夏に新十両、19年九州で新入幕、21年名古屋で新三役。183センチ、132キロ。得意は右四つ、寄り。

【選考委員】
▽宮田亮平(金属工芸家、前文化庁長官、元東京芸術大学学長)
▽刈屋富士雄(立飛ホールディングス執行役員、元NHKアナウンサー)
▽能町みね子(文筆家)
▽依田裕彦(報知新聞社代表取締役社長)
▽山本理(報知新聞社執行役員編集局長)
(敬称略)
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