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左よりオリバー・クリスチャン氏（英国中東およびパキスタン貿易担当官兼ドバイおよび北部首長国領事総領事）、ティム・クラーク卿（エミレーツ航空社長）、アブドラ・ビン・トゥク・アル・マリ閣下（アラブ首長国連邦経済大臣）、オマール・アリ・アディブ氏（ロールスロイスの中東・アフリカ地域担当上級副社長）、フィリップ・ムン氏（エアバスのプログラム＆サービス担当エグゼクティブバイスプレジデント）

- この記念すべき日を祝うために、本日、2024年11月27日ドバイで特別イベントと展示会を開催
- 最新の内装、業界初の技術と革新を機内にて公開
- A350型機の導入により、旅行の需要が高まる中でエミレーツ航空の成長に期待



アラブ首長国連邦（UAE）ドバイ、2024年11月27日：エミレーツ航空は、ドバイで行われた特別イベントで、同社の機材として新たに加わる初のエアバスA350-900型機を正式に公開しました。


このイベントは、エミレーツ航空の社長であるティム・クラーク卿によって主催され、来賓の方々、航空宇宙業界のパートナー企業、政府関係者や高官、メディア関係者、そして航空ファンが参加しました。来場者は、次世代の製品や最新技術を備えた機内インテリアを体験することができました。


エミレーツ航空のA350型機には、3つの広々とした客室クラスが用意されており、ライフラットシートを備えた次世代型のビジネスクラス32席、プレミアムエコノミークラス21席、そしてゆったりした座席間のエコノミークラス259席で、合計312名の乗客を収容できます。最新の機内サービスは、豪華な乗客体験を提供すると同時に、運航効率を最適化するというエミレーツ航空の取り組みを反映するものです。エミレーツA350型機は、2008年以降、エミレーツ航空が所有する機材に加わる初めての新型機となります。


エミレーツ航空・グループ会長兼最高責任者のシェイク・アハメッド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム殿下は次のように述べています。「エミレーツ航空にとって初のA350型機をご披露できる心躍る記念日となりました。エミレーツ航空の機材とネットワークの成長にとって新たな時代の訪れとなることでしょう。この旅客機を導入することで、我々のネットワークにおける航続距離、効率性、柔軟性はさらに向上し、さらに翼を広げるための舞台が整います。それにより、新しい市場でのお客様の需要に応え、就航している都市で新たな機会を生み出すことができるようになります。機内では、最新の内装と座席配置により、いずれの客室クラスをご利用の皆様にもより高いレベルの快適さと優雅な体験をご提供します。今後数年以内にエミレーツ航空の機材に65機のA350型機を導入することは、ドバイ首長国政府が発表した経済成長に関する10カ年計画「ドバイD33」を支援するための我々計画の一旦をかなえることも担っています。この戦略により、ドバイの利便性が向上しさまざまな分野やビジネスにおいてその影響範囲が拡大することで、ドバイはグローバル経済の中心拠点へとさらに発展するでしょう。」


エアバスのプログラム＆サービス担当エグゼクティブバイスプレジデントのフィリップ・ムン氏は次のように述べています。「約40年前に始まった、A 300, A330、A340、A380を通じたエミレーツ航空との戦略的パートナーシップが、今後さらに発展していくことを誇りに思います。今回エアバスは新たな章を迎えますが、A350がエミレーツ航空に欠かせない機種となり、同社の継続的な成長と持続可能性への取り組みの支えとなることを期待しています。」

ロールスロイスの中東・アフリカ地域担当上級副社長オマール・アリ・アディブ氏は、次のように述べています。「エミレーツ航空、エアバス、そしてロールスロイスが協力し合うことで、卓越性へのコミットメントを共有し、長期的なパートナーシップを構築することで、皆がさらに強くなることができるという模範を示しました。トレントエンジンシリーズ全体の耐久性向上に10億ポンドを投資した当社は、今後も進化と改善を続けていくことをお約束します。」

新たに納入されたA350型機とは別に、エミレーツ航空は、世界140ヵ所の目的地に向けて、ワイドボディのボーイング777型機と象徴的な「２階建て」エアバスA380型機の2種類の航空機を運航しています。A350型機の導入により、エミレーツ航空は大型航空機には適していない中規模空港を含め、世界の新たな目的地にアクセスできるようになります。エミレーツ航空のA350型機は、地方路線用と超長距離路線用の2つのバージョンで提供されます。
エミレーツ航空は、2025年1月3日に初めてA350型機の定期便をエディンバラに運航する予定です。その後数ヵ月以内には、バーレーン、マスカット、クウェートなどの既存の湾岸協力会議（GCC）地域の都市、ヨーロッパのリヨンとボローニャ、西アジアのコロンボ、ムンバイ、アフメダバードでエミレーツA350型機にご搭乗いただけるようになります。また、ドバイから15時間以内で到達できる新しい旅行先も追加されます。詳細は2025年に発表の予定です。


編集者への注記 -
エミレーツA350で提供されるサービスに関する付録
より快適になった新設計のエコノミークラスシート
エコノミークラスのお客様は、エミレーツA350型機の座席に2つのはっきりとわかる改善点が加えられていることに気づくでしょう。まず、最新のエミレーツ777型機およびA380型機と同様に、A350型機のエコノミークラスの座席には、さわやかで優雅なライトブルーの色調が施された新しい生地が採用されており、高級感のあるブロンズ色のアームレストが非常に洗練された印象を与えます。次に、エミレーツ航空は間もなく、A350のエコノミークラスに6方向に調整可能な新型のヘッドレストを導入する予定です。このヘッドレストはお客様の快適さを最優先に設計されており、しっかりと首がサポートされた状態で眠ることができます。2025年初頭に導入が予定されているこの新しいヘッドレストは、エコノミークラスでのカスタマーエクスペリエンスを大幅に向上させ、首枕を必要としない快適さを実現します。


エミレーツA350 - 最高のビジネスクラス
エミレーツA350のビジネスクラスには、メルセデスSクラスからインスピレーションを得た豪華な革張りの「Sラウンジシート」が32席設置され、卓越した旅行体験をご提供します。このA350型機には、ビジネスクラスのサイドカクテルテーブルにワイヤレス充電機能が新たに追加されるほか、5つの照明モードを備えた座席照明コントロールが導入されます。ビジネスクラスの1-2-1の座席配置は、プライベートが確保された特別な体験をお約束します。ライフラットシート、4K対応のiceスクリーン、複数のコンセントや充電ポート（ワイヤレスポートを含む）、ミニバー、改良された収納スペース、機内ショッピング、そしてエミレーツの世界クラスのおもてなしで提供する受賞歴を誇る食事や飲み物など、お客様には最新のエミレーツ体験をお楽しみいただけます。


エミレーツのプレミアムエコノミーを体験する機会を拡大
エミレーツのプレミアムエコノミークラスは、2022年の導入以来、優れたサービスとして高く評価され、すでに数々の賞を獲得しています。今後導入される65機のエミレーツA350型機すべてにプレミアムエコノミークラスが用意されており、より多くのお客様に豪華な旅行体験をお届けします。プレミアムエコノミーには、フルレッグレストとフットレスト、調節可能なヘッドレストの付いた、広々とした革張りのリクライニングシートが備わっており、他の多くの航空会社のビジネスクラスに匹敵する旅行体験を魅力的な価格で提供します。座席には充電用ポート、サイドカクテルテーブル、13.3インチのテレビスクリーン、ゆったりとしたサイズの枕とブランケットが備えられており、無料のアメニティキット（一部の便）や、プレミアムエコノミークラス限定のスパークリングワイン「シャンドン・ヴィンテージ・ブリュット2017」を味わっていただけます。受賞歴のある機内ケータリングでは、季節の食材を使った贅沢な料理がロイヤル・ドルトン製の食器に盛り付けられ、リネンのナプキンに包まれたロバート・ウェルチのカトラリーとともに提供されます。A350のプレミアムエコノミークラスは最大28席で、高級でありながらも居心地の良い空間をお客様に提供します。


より広々とした空間と充実した収納スペース
エミレーツA350の機内は、すべてのクラスで高い天井と広い通路を備えており、洗練されていながらも広々とした空間を実現しています。お客様の快適さを最優先に考えた座席配置により、ご利用の皆様すべてにより広い空間とプライバシーを提供します。A350のビジネスクラスキャビンでは、座席配置は左窓側に1席、中央に2席、右窓側に1席（1-2-1）となっています。プレミアムエコノミーは左窓側に2席、中央に3席、右窓側に2席の配置（2-3-2）です。エコノミークラスの座席配置は、左窓側に3席、中央に3席、右窓側に3席（3-3-3）となります。この配置により、すべてのお客様が通路に簡単にアクセスできるようになります。A350のギャレーエリアは特に広く、エコノミークラスのお客様が長距離便で足を伸ばしたり、無料の軽食を楽しめたりするためのスペースが設けられています。エミレーツA350では、収納スペースも改良され、区分けされたポケットや、頭上には大きな収納箱が用意されています。


すべての操作で快適な技術体験を
エミレーツA350は技術を新たな次元へと引き上げます。お客様はボタンを押すだけで電動ブラインドを調整できるようになりました。ビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスには、2段階のシェードが選べるaerBladeデュアルブラインドシステムが搭載され、エコノミークラスにはaerBladeシングルブラインドシステムが初めて導入されます。すべてのブラインドは、閉じるとエミレーツの象徴であるガフの木のモチーフが現れます。さらに、お客様は機内エンターテインメント iceのスクリーンで、新しいタッチスクリーン式の呼び出しボタンを利用して、客室乗務員のサービスを依頼することができます。他にも、画面で瞬時に機内メニューを確認したり、世界中のデジタル新聞や雑誌を楽しんだり、5つの機外カメラがとらえた景色や改良されたライブマップを体験したりすることができます。各座席には60ワット対応のUSB-C充電ポートが備わっており、個人用ヘッドホンには2つのBluetooth接続をペアリングできる機能もあります。


iceが提供する次世代の機内エンターテインメント
エミレーツA350では、次世代型機内エンターテインメントシステム iceが導入され、お客様の体験を向上させる革新的な機能が数多く提供されます。映画のようなディスプレイを提供するこのシステムは、航空機において最高の画質を誇る4Kおよび4K HDRの驚くべき映像クオリティ、スムーズな操作を可能にする応答性の高いタッチスクリーン、そして現在のコンテンツ容量の3倍にもなる豊富なメディアセレクションを搭載しています。さらに、お客様は、ブルーライトの露出を抑える「目に優しいモード」、映像のクレジットやイントロをスキップする機能、改良されたライブTV、音量や明るさを簡単に調整できるコントロールなどの便利な新機能もお楽しみいただけます。改良された検索機能に加え、短編動画形式でice上のコンテンツを探す「iceMoments」という革新的な方法も提供されます。お子様向けには、絵を見て直感的に操作できる新しいインターフェイスが用意され、保護者の皆様は座席横のペアレンタルコントロールでご家族向けの設定を行うことができます。


さらに高速になったWi-Fi
航空史における初の試みとして、エミレーツA350には、「ViaSat」のGlobal Xpress（GX）衛星ネットワークを最大限に活用して機内の接続性を大幅に改善する、高性能の新世代アンテナが搭載されています。お客様は、南北アメリカ大陸に向かう航路で通過する北極上空を含め、すべての目的地で途切れることのないグローバル接続をお楽しみいただけます。航空機1機あたり200万米ドルを超える投資を行い、お客様には、新規ユーザーのサインインやスカイワーズ会員のお客様のログインを高速化できる改良されたユーザーポータルをご利用いただけるようになります。機内のワイヤレスアクセスポイント（WAP）の改善により、より多くのお客様が同時に接続できるようになり、仕事で使用する場合や、ご家族やご友人とやり取りする場合でも、現在の航空機の総帯域幅の平均からすると最大10倍の速度でインターネットを楽しむことができます。

快適なオンラインショッピング
2025年以降、エミレーツA350のお客様は、数回タップするだけで座席から免税品のショッピングを楽しむことができるようになります。EmiratesREDでは、ice上で豪華なギフトを豊富にそろえたカタログを提供します。お客様はオンラインでショッピングをし、カートに入れた後、ご自分のデバイスに切り替えて、ApplePayやG-Payを使用してチェックアウトと支払いを簡単に完了できます。


さらに多くのお客様が利用しやすい旅行に
目の不自由なお客様のために、Thalesおよび支援団体の協力を得てiceの新しいユーザーインターフェイスをデザインしました。これにより、すべてのお客様が直感的で高品質な機内エンターテインメント体験をお楽しみいただけます。目の不自由なお客様には、音声によるナビゲーション補助、音声メタデータによるフィードバック、タッチやスワイプのジェスチャー操作サポート、そしてice上で提供されている豊富な音声解説（AD）コンテンツが用意されています。


より静寂になった機内
エミレーツA350は、最も燃料効率の高い大型ワイドボディ航空機として評価されており、騒音も大幅に低減されています。エミレーツ航空のお客様は、航空機の中で最も静かな双通路の機内で、穏やかな雰囲気と最高の快適さを味わっていただけます。
数々の賞を獲得した機内食と空の上で味わえる世界最高のドリンクセレクション
エミレーツは、すべての航空機タイプで受賞歴のある機内食と、空の上で楽しめる世界最高のドリンクセレクションで広く知られています。エミレーツA350でも、同様の高級品質で地域にインスピレーションを得たお料理を、ビジネスクラスではモエ・エ・シャンドンやヴーヴ・クリコ、プレミアムエコノミークラスではシャドン・ヴィンテージ・ブリュット2017など、素晴らしいワインコレクションとともにお楽しみいただけます。シェフお手製の料理や複数のコース料理がすべてのクラスで提供され、お子様向けの栄養価の高い特別食も用意されています。


品揃え豊かな無料の軽食
エミレーツA350のビジネスクラスのお客様は、専用のミニバーをご利用いただけます。これには、ミネラルウォーターと炭酸水、さらにスナックパック2袋（スイートとセイボリー各1袋）が提供されます。また、機内後方には新しい軽食コーナーが設けられており、お客様はいつでも新鮮なフルーツ、サンドイッチ、スイーツを自由に楽しむことができます。長距離便をご利用になるプレミアムエコノミークラスのお客様には、軽食サービスが提供され、エコノミークラスのお客様も長距離便をご利用の際には、新たに設計されたギャレーエリアにて、無料の軽食をご利用できるようになります。


リラックスできる設計の洗練された内装
エミレーツA350は、エミレーツによる最新の洗練された豪華な設計が特徴です。UAEの象徴であるライトアップされたガフの木や、エミレーツブランドの象徴であるブロンズとゴールドを基調とし、さわやかなクリーム色のレザーとエレガントな木目が組み合わさった、落ち着きのある上品な色調が採用されています。また、機内にはリラックスした雰囲気を演出するためのカスタマイズされたムード照明が設置されています。洗面所は、ブロンズのアクセントが施された豪華な純白の設計で、エミレーツA380の現在の洗面所と同じサイズの広々とした空間を提供します。


エミレーツの客室乗務員による世界クラスのおもてなし
エミレーツ航空の世界クラスの客室乗務員は、A350の機内でエミレーツならではの顧客体験を一貫して提供できるよう、専門的なトレーニングを受けています。このトレーニングでは、ドバイにあるエミレーツ客室乗務員トレーニングカレッジの専用シミュレーターを使用した実習と、教室での学習が組み合わされています。客室乗務員は、新しい機内エンターテインメントシステムの操作方法や、A350特有のサービス手順を習得します。


エミレーツについて
エミレーツ航空は2002年に日本就航。成田国際空港・東京国際空港（羽田）・関西国際空 港から、ドバイをはじめとする世界各地へ快適な空の旅を提供しています。2022年のスカ イトラックス・ワールド・エアライン・アワードでは、「ワールド・ベスト・エコノミーク ラス」「ワールド・ベスト・エコノミークラス・ケータリング」のほか、17年連続で「ワ ールド・ベスト機内エンターテイメント」の3部門など、我々の提供する商品やサービスに おいて数々の賞を受賞しています。