【プレスリリース】ガザ・イスラエル ユニセフ事務局長声明 「いたるところで激しい暴力」
[14/07/31]
提供元:PRTIMES
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戦闘23日目、ガザで殺害された子どもは少なくとも245名 /ユニセフ現地事務所 功刀(くぬぎ)代表インタビュー受付中
※本信はユニセフ本部とユニセフ・パレスチナ事務所が発信した情報を日本ユニセフ
協会 広報室が翻訳、独自に編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_74628.html でご覧いただけます
【2014年7月30日 ニューヨーク発】
戦闘開始から23日目を迎えたガザ・イスラエル情勢に対する、ユニセフ事務局長
アンソニー・レークによる声明です。
「ガザの学校が新たに攻撃を受け、子どもが犠牲となりました。このような暴力が、
中立な場である学校を含め、いたるところで起きています」
「戦闘が始まってからの23日間に、ガザでは多くの子どもたちが、恐怖と絶望の中を
生き延びています。上水道は使用できなくなり、道路には下水が流れ込んでいます。
電気もほとんど使えず、医薬品も不足している中で、保健スタッフたちは懸命に
救命活動を行っています。戦闘が始まってから、少なくとも子ども245名が殺害
されました」
「戦闘開始からの23日間、イスラエルの子どもたちは、自宅や近所を狙った無差別攻撃
の脅威の中、暮らしています」
「おとなたちが子どもたちを守るという責務を放棄してしまったら、こうした子ども
たちや子どもたちが暮らす社会は、どのような希望を持てるのでしょうか?
こうした環境で成長していく子どもたちは、自分たちがおとなになったときの
ふさわしい行動を、周囲のおとなたちから学ぶことなどできません」
「子どもたちのために、戦闘にかかわるすべての勢力は、本心に立ち返らねば
なりません。また、人道支援関係者が支援を必要とする人たちへの支援を行うことを
認め、戦闘を停止することに合意する必要があります。最も戦闘に責任のない子ども
たちを含め、さらなる命が失われる前に、直ちに取り組まねばなりません」
■水と衛生に関する最新情報: 【2014年7月29日 エルサレム発】
ユニセフは、水と衛生部門のリーダー役(支援団体・機関間の調整や分野の活動全般
とりまとめ)を担っています。水と衛生に関する最新情報をご紹介します。
原文(英語): http://bit.ly/1qM8JWQ
<概況>
UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の学校に避難している人は、7月29日時点で、
20万337名(85カ所)※。公立学校や病院、教会、モスクまた屋外に避難している人も
いる。避難している人たちが必要としているのは、水と衛生サービス。また、親族や
友人宅に避難している人は、推計よりも多いと思われる。
※現地時間7月30日、UNRWAは新たにシェルター1カ所を開設、計86カ所のシェルターに
避難している人は21万9,657名(1シェルターあたり平均2,554人)
UNRWA Chris Gunness 広報官のTwitterより(https://twitter.com/ChrisGunness)
7月29日、ガザの発電プラントが攻撃を受け、炎上。ガザ地区の水と衛生施設に壊滅的な
影響。ガザ地区の全住民が電力、水と衛生サービスがほぼ使えない。電力が使えなく
なれば、ガザでは水も使えなくなる。
水と衛生分野のメンバーは、最も強い言葉でエネルギー不足、人道支援アクセスの欠如、
上下水道サービスの運営と維持、また施設の修理を行う給水サービス提供者への妨害を
非難する。27日、上下水道サービスの技術者が業務中に新たに1名殺害され、同僚1名も
負傷。ガザの住民ならびに避難している人たちは、深刻な公衆衛生のリスクにさらされて
いる。
<各地の様子>
●ガザ北部
先週日曜日の一時停戦中に、技術者が水と衛生設備の被害状況を初めて調査。道路や
住宅街近くの臨時ゴミ捨て場15カ所にはごみが山積みとなっている。
ベイト・ラヒヤ(Beit Lahiya)で、水道管5カ所を修理。これにより、家庭に供給
される水が増え、西部の住民への供給網の準備もできた。ジャバリア(Jabalia)では、
市東部の水道管が修理され、現在も生活を送る住民2,000人への給水が復旧。
●中部
町の中心部へ水を供給する多くの井戸は、3kmに及ぶ立ち入り禁止地区内にあり、事前の
調整なしにアクセスができない状況。デル・バラ(Deir AlBalah)海水淡水化プラント
は、ポンプを稼働させる燃料が不足していることから稼働できず。浄水した水を積んだ
トラックでの給水を試みる予定。
●ラファ
シェルターに避難している人たちに、シラミや疥癬といった症状が広まり始めたとの
報告あり。行政より、駆除剤などの提供の相談。今後、水に起因する病気が増えると
みられ、保健当局との協議が必要。
<取り組み>
●トラックによる給水(UNRWAのシェルターに避難している住民などに)
●貯水タンクの提供
●ガザ市での取り組み状況
学校へトラックによる水の運搬、学校や道路にあふれている下水の撤去、道路に
積まれているごみの回収、ラジオを通じて公衆衛生に関するメッセージを発信、
携帯電話を通じた配信も検討中
<今後の取り組み>
燃料の供給
海水淡水化プラントを稼働させて水を供給するために、現時点で最も必要なのは燃料
* * *
ユニセフ・パレスチナ事務所の功刀 純子(くぬぎ じゅんこ)特別代表(在エルサレム)
へのインタビュー(使用言語:英語)を受け付けております。ご希望の場合は、同事務所
広報官のCatherine Weibel (後述)までお問い合わせください。
* * *
報道関係の皆様におかれましては、ユニセフ『人道危機緊急募金』の告知にご協力
いただけますよう、お願いいたします。
■□ 人道危機緊急募金 □■
郵便局(ゆうちょ銀行) 振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
※通信欄に「人道危機緊急募金」と明記願います。
※窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
※公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、
所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、
個人住民税の寄付金控除の対象となります。
* * *
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Catherine Weibel, ユニセフ・パレスチナ事務所, cweibel@unicef.org,
Tel:+972 54 778 7604
Juliette Touma, ユニセフ・中東北アフリカ地域事務所, Tel: +962-79-826-34-37;
jtouma@unicef.org
Najwa Mekki, ユニセフ・ニューヨーク本部, Tel: + 1917 209 1804, nmekki@unicef.org
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会
のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ
活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
覐
※本信はユニセフ本部とユニセフ・パレスチナ事務所が発信した情報を日本ユニセフ
協会 広報室が翻訳、独自に編集したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_74628.html でご覧いただけます
【2014年7月30日 ニューヨーク発】
戦闘開始から23日目を迎えたガザ・イスラエル情勢に対する、ユニセフ事務局長
アンソニー・レークによる声明です。
「ガザの学校が新たに攻撃を受け、子どもが犠牲となりました。このような暴力が、
中立な場である学校を含め、いたるところで起きています」
「戦闘が始まってからの23日間に、ガザでは多くの子どもたちが、恐怖と絶望の中を
生き延びています。上水道は使用できなくなり、道路には下水が流れ込んでいます。
電気もほとんど使えず、医薬品も不足している中で、保健スタッフたちは懸命に
救命活動を行っています。戦闘が始まってから、少なくとも子ども245名が殺害
されました」
「戦闘開始からの23日間、イスラエルの子どもたちは、自宅や近所を狙った無差別攻撃
の脅威の中、暮らしています」
「おとなたちが子どもたちを守るという責務を放棄してしまったら、こうした子ども
たちや子どもたちが暮らす社会は、どのような希望を持てるのでしょうか?
こうした環境で成長していく子どもたちは、自分たちがおとなになったときの
ふさわしい行動を、周囲のおとなたちから学ぶことなどできません」
「子どもたちのために、戦闘にかかわるすべての勢力は、本心に立ち返らねば
なりません。また、人道支援関係者が支援を必要とする人たちへの支援を行うことを
認め、戦闘を停止することに合意する必要があります。最も戦闘に責任のない子ども
たちを含め、さらなる命が失われる前に、直ちに取り組まねばなりません」
■水と衛生に関する最新情報: 【2014年7月29日 エルサレム発】
ユニセフは、水と衛生部門のリーダー役(支援団体・機関間の調整や分野の活動全般
とりまとめ)を担っています。水と衛生に関する最新情報をご紹介します。
原文(英語): http://bit.ly/1qM8JWQ
<概況>
UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の学校に避難している人は、7月29日時点で、
20万337名(85カ所)※。公立学校や病院、教会、モスクまた屋外に避難している人も
いる。避難している人たちが必要としているのは、水と衛生サービス。また、親族や
友人宅に避難している人は、推計よりも多いと思われる。
※現地時間7月30日、UNRWAは新たにシェルター1カ所を開設、計86カ所のシェルターに
避難している人は21万9,657名(1シェルターあたり平均2,554人)
UNRWA Chris Gunness 広報官のTwitterより(https://twitter.com/ChrisGunness)
7月29日、ガザの発電プラントが攻撃を受け、炎上。ガザ地区の水と衛生施設に壊滅的な
影響。ガザ地区の全住民が電力、水と衛生サービスがほぼ使えない。電力が使えなく
なれば、ガザでは水も使えなくなる。
水と衛生分野のメンバーは、最も強い言葉でエネルギー不足、人道支援アクセスの欠如、
上下水道サービスの運営と維持、また施設の修理を行う給水サービス提供者への妨害を
非難する。27日、上下水道サービスの技術者が業務中に新たに1名殺害され、同僚1名も
負傷。ガザの住民ならびに避難している人たちは、深刻な公衆衛生のリスクにさらされて
いる。
<各地の様子>
●ガザ北部
先週日曜日の一時停戦中に、技術者が水と衛生設備の被害状況を初めて調査。道路や
住宅街近くの臨時ゴミ捨て場15カ所にはごみが山積みとなっている。
ベイト・ラヒヤ(Beit Lahiya)で、水道管5カ所を修理。これにより、家庭に供給
される水が増え、西部の住民への供給網の準備もできた。ジャバリア(Jabalia)では、
市東部の水道管が修理され、現在も生活を送る住民2,000人への給水が復旧。
●中部
町の中心部へ水を供給する多くの井戸は、3kmに及ぶ立ち入り禁止地区内にあり、事前の
調整なしにアクセスができない状況。デル・バラ(Deir AlBalah)海水淡水化プラント
は、ポンプを稼働させる燃料が不足していることから稼働できず。浄水した水を積んだ
トラックでの給水を試みる予定。
●ラファ
シェルターに避難している人たちに、シラミや疥癬といった症状が広まり始めたとの
報告あり。行政より、駆除剤などの提供の相談。今後、水に起因する病気が増えると
みられ、保健当局との協議が必要。
<取り組み>
●トラックによる給水(UNRWAのシェルターに避難している住民などに)
●貯水タンクの提供
●ガザ市での取り組み状況
学校へトラックによる水の運搬、学校や道路にあふれている下水の撤去、道路に
積まれているごみの回収、ラジオを通じて公衆衛生に関するメッセージを発信、
携帯電話を通じた配信も検討中
<今後の取り組み>
燃料の供給
海水淡水化プラントを稼働させて水を供給するために、現時点で最も必要なのは燃料
* * *
ユニセフ・パレスチナ事務所の功刀 純子(くぬぎ じゅんこ)特別代表(在エルサレム)
へのインタビュー(使用言語:英語)を受け付けております。ご希望の場合は、同事務所
広報官のCatherine Weibel (後述)までお問い合わせください。
* * *
報道関係の皆様におかれましては、ユニセフ『人道危機緊急募金』の告知にご協力
いただけますよう、お願いいたします。
■□ 人道危機緊急募金 □■
郵便局(ゆうちょ銀行) 振替口座:00190-5-31000
口座名義:公益財団法人 日本ユニセフ協会
※通信欄に「人道危機緊急募金」と明記願います。
※窓口での振り込みの場合は、送金手数料が免除されます。
※公益財団法人 日本ユニセフ協会への寄付金には、特定公益増進法人への寄付として、
所得税、相続税、法人税の税制上の優遇措置があります。また一部の自治体では、
個人住民税の寄付金控除の対象となります。
* * *
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Catherine Weibel, ユニセフ・パレスチナ事務所, cweibel@unicef.org,
Tel:+972 54 778 7604
Juliette Touma, ユニセフ・中東北アフリカ地域事務所, Tel: +962-79-826-34-37;
jtouma@unicef.org
Najwa Mekki, ユニセフ・ニューヨーク本部, Tel: + 1917 209 1804, nmekki@unicef.org
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会
のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ
活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
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