【報道参考資料】エボラ出血熱・リベリア 感染4カ国で最多の死者、感染拡大中
[14/08/21]
提供元:PRTIMES
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夜間外出禁止令などで社会的混乱も
※本信は ユニセフ・リベリア事務所の情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、
独自に編集したものです
※原文をご入用の場合は 広報室(後述)までお問い合わせください
【2014年8月20日 モンロビア(リベリア)発】
エボラ出血熱の感染が確認された4カ国で、最も多くの死者が出ているリベリア。感染
拡大阻止のために、夜間外出禁止令や感染が広がっている地区の隔離などの対策が
取られた結果、社会では混乱も生じています。
ユニセフは、感染と感染拡大を防ぐため、一般市民に向けた教育・広報活動、隔離用
テントやベッドの提供を含め、治療に必要な医療品や予防に必要な消毒用品の提供、
医療従事者への研修・育成などを行っています。
8月20日発表のユニセフ・リベリア事務所による情勢レポート報告書(Special SitRep)
の一部をご紹介します。なお、本報告書の統計は、リベリア保健社会福祉省の報告書
(最新版:8月18日)に基づくものです。
■概要
・8月16日、モンロビアのウェスト・ポイントの住民が、地域で感染が疑われる人を
隔離するために設置された臨時受入センターを襲撃し、略奪。この間、患者17名が
脱走したと報じられ、医薬品や備品が盗まれた。8月19日、リベリア政府は患者17名
全員を見つけ出し収容したものの、依然として、これらの患者の隔離場所を巡って
争いが続いている。
・西部のモントセラド県にあるエボラ治療ユニットが拡張され、8月18日より、患者の
受入れ開始。拡張により、120名の受け入れが可能になったものの、感染者は増え続け
ており、すぐに定員に達すると思われる。
■夜間外出禁止令発令、2地区の隔離
・感染者の増加を受け、8月19日、サーリーフ大統領は無期限での8月20日からの夜間
(21時〜6時)外出禁止令を発令、
また、すべての娯楽施設の閉鎖と、ビデオセンターの営業を18時までとすることも指示。
・さらに、西部のモントセラド県のウェスト・ポイントと、隣接する西部のマルギビ県
のドロ・タウンの無期限での隔離も宣言、両地区は最もエボラの感染が広がっている。
隔離政策を受け、治安部隊によって両地区への出入りはすべて制限されている。
・8月20日朝、リベリア警察は、ウェスト・ポイントで集まっていた住民を解散させよう
としたところ、住民たちが投石を始め、治安部隊に抵抗したため、警察は空に向けて
発砲し、催涙ガスを発射。負傷者数名が出たと報じられ、緊迫した情勢が続く。
■国内での移動制限:リベリア南東部への感染阻止のため
・リベリア政府は、南西部のグランド・ゲデー県、シノー県、リバー・ジー県、
メアリーランド県への感染を防ぐため、南西部への道路の使用を制限することも発表。
グランド・ゲデー県と隣接するニンバ県の間に、リベリア軍による検問所を設け、
制限を強化。当局は、国連や人道支援機関、食糧を運搬する車両の通行は、検問つきで
認めると発表。
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Sheldon Yett,ユニセフ・リベリア事務所代表 Tel: +231-(0)770-25-7100
syett@unicef.org
Dr. Fazlul Haque, ユニセフ・リベリア事務所副代表 Tel: +231-(0)770-25-7400
fhaque@unicef.org
Rukshan Ratnam, ユニセフ・リベリア事務所広報官Tel: +231-(0)770-25-7110
rratnam@unicef.org
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)
※本信は ユニセフ・リベリア事務所の情報を日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、
独自に編集したものです
※原文をご入用の場合は 広報室(後述)までお問い合わせください
【2014年8月20日 モンロビア(リベリア)発】
エボラ出血熱の感染が確認された4カ国で、最も多くの死者が出ているリベリア。感染
拡大阻止のために、夜間外出禁止令や感染が広がっている地区の隔離などの対策が
取られた結果、社会では混乱も生じています。
ユニセフは、感染と感染拡大を防ぐため、一般市民に向けた教育・広報活動、隔離用
テントやベッドの提供を含め、治療に必要な医療品や予防に必要な消毒用品の提供、
医療従事者への研修・育成などを行っています。
8月20日発表のユニセフ・リベリア事務所による情勢レポート報告書(Special SitRep)
の一部をご紹介します。なお、本報告書の統計は、リベリア保健社会福祉省の報告書
(最新版:8月18日)に基づくものです。
■概要
・8月16日、モンロビアのウェスト・ポイントの住民が、地域で感染が疑われる人を
隔離するために設置された臨時受入センターを襲撃し、略奪。この間、患者17名が
脱走したと報じられ、医薬品や備品が盗まれた。8月19日、リベリア政府は患者17名
全員を見つけ出し収容したものの、依然として、これらの患者の隔離場所を巡って
争いが続いている。
・西部のモントセラド県にあるエボラ治療ユニットが拡張され、8月18日より、患者の
受入れ開始。拡張により、120名の受け入れが可能になったものの、感染者は増え続け
ており、すぐに定員に達すると思われる。
■夜間外出禁止令発令、2地区の隔離
・感染者の増加を受け、8月19日、サーリーフ大統領は無期限での8月20日からの夜間
(21時〜6時)外出禁止令を発令、
また、すべての娯楽施設の閉鎖と、ビデオセンターの営業を18時までとすることも指示。
・さらに、西部のモントセラド県のウェスト・ポイントと、隣接する西部のマルギビ県
のドロ・タウンの無期限での隔離も宣言、両地区は最もエボラの感染が広がっている。
隔離政策を受け、治安部隊によって両地区への出入りはすべて制限されている。
・8月20日朝、リベリア警察は、ウェスト・ポイントで集まっていた住民を解散させよう
としたところ、住民たちが投石を始め、治安部隊に抵抗したため、警察は空に向けて
発砲し、催涙ガスを発射。負傷者数名が出たと報じられ、緊迫した情勢が続く。
■国内での移動制限:リベリア南東部への感染阻止のため
・リベリア政府は、南西部のグランド・ゲデー県、シノー県、リバー・ジー県、
メアリーランド県への感染を防ぐため、南西部への道路の使用を制限することも発表。
グランド・ゲデー県と隣接するニンバ県の間に、リベリア軍による検問所を設け、
制限を強化。当局は、国連や人道支援機関、食糧を運搬する車両の通行は、検問つきで
認めると発表。
■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Sheldon Yett,ユニセフ・リベリア事務所代表 Tel: +231-(0)770-25-7100
syett@unicef.org
Dr. Fazlul Haque, ユニセフ・リベリア事務所副代表 Tel: +231-(0)770-25-7400
fhaque@unicef.org
Rukshan Ratnam, ユニセフ・リベリア事務所広報官Tel: +231-(0)770-25-7110
rratnam@unicef.org
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)